雨が全く降らない8月。下旬になっても日照り続きの中、冷たい川に浸かってイワナでも釣ろうじゃないですか。
早朝からは出かけられず、ゆっくり木曽川水系へと向かいます。
それを忘れちゃ渓流釣りはできないよ
目的の川に辿り着いたのが9時半頃。
さて、ゆっくりスタートで釣りを開始しよう。フィッシングベストを着て、ウェーディングシューズを履いて…
あ、れ、? ウェーディングシューズが無い!!
しまった、これ持って行かなくちゃ、と下駄箱から出したのに、偏光グラスを取りに一旦うちの中へ入って戻ってきたらウェーディングシューズのことすっかり忘れちゃった。
ウェーディングシューズと偏光グラスなら、偏光グラスを忘れた方がまだマシ。ウェーディングシューズ無しでは渓流釣りは不可能。
これは一旦帰るしかない。林道脇に咲いていたツリフネソウの写真だけ撮って、家へUターン。いつも通りのアホです。
あ、ちなみに可愛い花を付けるツリフネソウは毒草ですよ。
車を走らせながら、一旦家に帰ってまたこの川へ帰ってくるのか、それとも天竜川水系の川に変更するか頭を巡らせます。
ウェーディングシューズだけ積み込んで、すぐにまた出発。結局別の川に行くことにしました。
予定外のドライフライフィッシング|天竜川水系 麦酒川
※麦酒川というのは私が勝手に付けた名前で、実在の河川名ではありません。
車止めに到着するとすでに12時少し前。すっかり遅くなっちゃったな。
県外ナンバーと地元ナンバーの車が一台ずつ停まっています。想定内です。
川に辿り着いたらまずお昼を食べなくちゃ、と思いながら林道を歩きます。
山奥に釣りに来る変人と、山奥に蝶を捕りにくる変人
トリカブト(猛毒)はまだ蕾か、と思って先に進むと花を咲かせているものもありました。
細い杣道を川へと進むと、ん? 何やら網を持った人がうろうろしています。
網と言っても長い柄の付いた捕虫網です。
「こんにちは。蝶でも捕まえてるんですか?」と尋ねると、
ツマジロウラジャノメという蝶を探しているんだとか。こんな岩場によくいるらしい。
こんなところまで蝶を捕りにくる人と、こんなところまで魚を釣りにくる人、どちらも何かに取り憑かれてますね(笑)
そんなこんなで入渓点に到着。雨が全然降らないから、渇水状態です。
普段は水圧強すぎるから、このくらいの方が釣りやすいですけど。
水に浸かって火照った体をクールダウン。
新型購入したのに貧乏性なのでまだ履いているサワークライマーRAです。
やっとのことで釣りを始めようとテンカラ竿を…あれ? テンカラ竿を持って来たつもりがなぜか渓流餌竿を持って来ちゃった(苦笑) 何やってんだ。
最近はテンカラ釣りを探求しているので、今日もテンカラをやろうと思っていたのに。
まぁ、フライロッドはあるから釣りはできるけど。ドライフライも少しはベストに入っているし。
というわけで、タックルはリバーピーク JP6 7636+オービス バテンキル クリックII。ラインはDT-3F、6X9ftリーダーに7Xティペット3ft継ぎ足し。エルクヘアカディス#14を結びます。
淵の大岩際から(写真2枚目黄色丸印)チビイワナが出ましたが、フッキングしません。
落ち込みからの広いプール。フライに飛び出したのはチビイワナ。
うーん、なんか小さいのしか残ってない感じ?
雨が全然降らないから川底がぬめります。
急いで一時帰宅して持って来たサワークライマーRAだけど、この状態ではちょっと怖い。
この場所でこんなにヌルヌルするのは初めて。それほど今年は梅雨明けから雨が降っていません。
とりあえず1尾釣れたから(ちょっと小さすぎるけど)お昼にしよう。
まともに釣れてないのにゆっくりお昼など食べていていいの?
アルミパーソナルクッカーの大鍋とチタンパーソナルクッカーの小鍋を重ねてマイクロマックスULでお湯を沸かします。
オレンジとトマトをナイフ(BROTHER-1512)でカット。
ずっと前に使用限界だと思った山フライパン、表面のフッ素樹脂加工は一部剥がれたりしてますが、未だに使えてます。
ソーセージとピーマンをセブンイレブンで買った「うま辛キャベツの素」で炒めます。
お湯が沸いたら中華麺を茹でて冷やし中華にします。
フリーズドライの根菜スープにもお湯を注いだら出来上がり。
本日の渓流メシ
・冷やし中華
・ソーセージとピーマンのうま辛炒め
・根菜スープ
・オレンジ
この日は茹だるような暑さ真っ只中だったので、冷やし中華最高です!
見た目豪華ですが、あっという間にできる簡単ランチで満腹。
きれいな鰭で激流を生き抜く岩魚たち
さて、釣りを開始しますが、今日は無駄が動きが多かったのでもうすでに14時になってますよ。
ほんとに釣る気があるのか。
まぁまぁ、今の時期であればこれから夕方にかけては魚の活性高くなるとは思うんで、そんなにガツガツしなくても何尾かは釣れるでしょう。
エルクヘアカディスで20分ほど反応が無いので、フライを変えた方がいいかな。
ライツロイヤル#12を結んでキャスト。
落ち込みからの白泡が切れて沈み石に囲まれたタルミから出ました。
少しはサイズアップしたイワナ。サイズアップしたとは言っても、って感じですが。
こういう小さい段差を下から攻められるポイントは魚さえいれば釣れる確率が高いですね。
魚が定位しているのが見える場合もあるし、フライラインを水面に置くことなくリーダーキャストで狙えます。
フライはさらにサイズアップして#10のレットハンピーに替えます。
狙い通りに出ました! しかも、ぐいぐい引きます!
イワナの引きをロッドでいなしながら、上の段に上がって勝負。
立派な鰭を持つワイルドなイワナ! 良いのが釣れました。
こんなイワナが釣れれば、今日はもう帰ってもいい気分。
レッドハンピーとかゴダードカディスみたいな大きいフライで釣れるとなんか嬉しいんですよね。
細い倒木の下は餌釣りでも狙いにくいから、いかにも釣れそう。ただ、気をつけないとフライを引っかけちゃいそうだけど。
フライはピーコックパラシュート#12に替え、白泡の切れ目辺りから倒木に向かってナチュラルドリフト。根掛かりしそうなギリギリのところで出ました!
白泡激流の向こう側のタルミ。
真横からリーダーキャストするとひらりと浮上した魚影が見えますが、フライを見切られているのか食わず。2投目、小さめのが近づいてまた反転。
3投目、今度はフライをくわえて反転しました。すかさず合わせます。
コメント
おはようございます
持ち物を運んでいるときに、ふと他のものに気を取られると、元の持ち物って置いた場所も含めて忘れがちですよね。現に、私は本日スマホを枕元に忘れてます(笑)
この記事を読んでいると、来季の渓流デビューに向けて楽しみです。渓流メシも参考に。
はるさん、こんばんは。
そうなんですよ、二つの事柄が頭にあると一つを達成した時点で安心してしまってもう一つを忘れちゃう、これって脳の老化現象ですかね(笑)
今の時代、スマホを忘れて出かけてしまうと、かなり不安になりますよね。
来シーズン渓流デビューするんですね。良い釣りができますように。
リコプテラさん
はじめまして、大神と申します。
日本ブログ村のランキングでは圧倒的なPV数でいつもブログ構成について勉強させて頂いています。
私は今年の3月からブログを始めたばかりですので、これからも参考にさせて頂きたく思います。また、ブログリンクを貼って頂けましたら幸甚です。
何卒よろしくお願い致します。
大神さん、こんばんは。
ここ最近、ブログ村のバナーに見慣れないブログが浮上してきているなと思っていました(笑)
私のブログは釣りだけじゃなくいろんなジャンルの記事があるので、検索で引っかかってくるんじゃないですかね。ただ、本当にPV数を上げるのであれば何か一つに特化したブログの方が強いです。
ユーロニンフィングをやられてるんですか。私も少しだけ囓りましたが、このところはテンカラに傾注しています。ブログ拝見してユーロニンフィングも勉強します。
リンクを貼らせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。
こんばんは
実に綺麗なイワナ達ですね。
こんな綺麗なイワナ達の魚体を見たらハッピィ、ハッピィ、言う事なしです。
こんな綺麗な魚体にお目にかかるには、9カ月程も先になってしまうでしょうね。
好きです、イワナ釣り。
俄然、待つ気になります???
マンボウさん、こんばんは。
今では放流のない源流部なので、たくましい野生魚が棲息していてその姿には惚れ惚れします。
今年はあまり釣りに行けなかったので、禁漁になって少しほっとしている気持ちもあります。そうじゃないと常にソワソワしてしまって(笑)
こちらは急に寒くなりました。開田高原では昨日の最低気温は日本一低く1℃だったとか!
早くも来春が待ち遠しいです。
色々忘れてますねぇ。(笑)
山奥で蝶獲りの人、ボクも会ったことあります。
他に珍しいのではサルノコシカケみたいなキノコにいる、何やらハチ並みの毒を持つキノコムシなるものを探している稀有なオジサンもいましたよ。
旨辛キャベツの素、美味しそう。^^
相変わらず、それ以外のメニューも完璧。
渓流で食べる献立じゃないですよ、普通は。
まぁ、リコプテラさんに普通は求めてないけど・・・
忘れるところだった・・・
そして肝心の釣果も、バッチリですね。
ボクの渓流最終釣行は、散々だったので羨ましい。
kuniさん、こんにちは。
もう私の忘れ物癖は治りそうにありません。
日々キノコを採り歩いていますが、キノコムシなるものを初めて知りました。今後注目してみますね。
私のブログになれている方は釣果には注目していないと思います(笑)
今年は多忙で渓流にあまり行けませんでしたが、実は今年の渓流のハイライト、源流二泊三日釣行紀をまだブログに書いていないので、寒くなった頃に懐かしくアップします。