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お花見とコシアブラ

山菜採りつぶやき
この記事は約6分で読めます。

タラノメ、タカノツメ、コシアブラを採ろう!

お花見という名の一大イベント

久しぶりのブログ更新になってしまい申し訳ありません。皆さんお元気ですか。
私は昨年の水路管理係に続いて、今年は地域の常会長(町内会長みたいなもの)をやらなくてはいけなくなり、3月、4月は多忙を極めていました。
特に4月は、コロナ禍中数年中止となっていたお花見を復活開催しなくてはいけないので大忙しでした。

お花見と言っても、コロナ以前の十年来、いやもっと前から室内での飲み会をやっていただけなんですけどね。30人くらいの集まりになるんですが、外で飲み食いとなると準備が大変だし、何より当日雨が降らないとも限らない。さらには外で開催なら、そもそも桜が当日咲いていないと格好付かないし。と、いろいろリスキーなので無難に室内開催になっていたわけです。
しかし私は、「『お花見』とう名前で飲み会をやるなら、当然外で桜を見ながらやりますよ!」と宣言してしまったのです。バカでしょ、無難に室内開催にしておけば良いものを。まぁ、常にリスク選好タイプなので仕方ないです(笑)
日程は昨年の開花時期から鑑みて、私の独断で4月14日に決定。
大丈夫かな、当日桜が咲いていてくれるかな。

天候不順が続き暗雲が垂れ込める

野外での開催を宣言したのが3月17日。
そこからがまずかった。思ったより気温が上がらず、特に朝方は氷点下なんて日もあったり、とにかく寒い。オマケに梅雨かと思うような前線の停滞で雨続き。これはヤバい…
それでも4月14日開催を前提に準備は進みます。3月30日までに参加申し込みと参加費の集金。参加人数は36人と想像以上に皆さん妙に乗り気なんだよね。いやぁ、ますます心配になってきたのは、あと2週間で桜が咲くのか。今のところ、つぼみがほんの少し膨らんできたかな、といったところ。そして、当日晴れてくれるのか。かなりスリリングな展開。

毎日天気予報を見てはハラハラしながら過ごし、4月10日頃にやってようやく標高の低い天竜川べりなんかでは桜が咲き始めました。
ただ、うちの地域は山際で標高が高いんです。あと、4日しかないけど咲くのか咲かないのか。つぼみはだいぶ紅くなり、あと数日で開いてくれそうな感じではあるけど。

お花見でコシアブラを食べようという計画

あともう一つ気がかりなのは、コシアブラ。これも実はお花見に関係あるんです。
うまくお花見に合わせてコシアブラが採れればお花見の現場でコシアブラの天ぷらを揚げるという壮大な(?)計画を立てているのです。またリスキーなこと追加してる(苦笑)
毎年下伊那でコシアブラを採らせてもらっている山があるので、とりあえず4月8日に様子を見に行ってきました。昨年は桜の開花が異常に早く、それに合わせてコシアブラもだいぶ前倒しになりました。さて、今年は?

ということでやってきました、第一ポイント。


これ、ソメイヨシノじゃないけど桜が満開。まだコシアブラはちょっと早そうな感じだな。


針葉樹の下藪の中にコシアブラの木がちらほら。
ここは藪が濃いのでちょっと大変なんですよね。

 
でも、さすがにまだ芽が出たばかりで、4月14日には間に合いそうにないです。

 
陽当たりの良い空き地にはスミレやタンポポが咲いていて、春を感じます。
春というよりここ数日は初夏のような陽気で日中は暑いくらいですが。

 
コシアブラはまだ芽が出たばかり。やはり今年は昨年より遅れてますね。
タラの芽はあと数日で、少しは採れそうな感じ。

これはダメだと、さらに南下して第二ポイントへ向かいます。


こちらはソメイヨシノが満開。コシアブラはソメイヨシノが散り始める頃から採れるんですよね。ということは、ここもまだちょっと早いか。

 
ツクシヨモギは採り頃ですが、


いつもの森。

 
コシアブラはやはりまだ早かったです。
初夏の陽気と言えど、あと2、3日では無理ですね。この時点でお花見のコシアブラ天ぷら計画は断念です。残念ですが、プランBでいきましょう。

 
もう花桃も咲き始めていますね。近くの土手にはワラビが伸びてきていたので、少しだけ採取。この日は、母親も連れ来ていたので温泉に入って帰ることにしました。

お花見用に別料理を考えよう

お花見用の料理を考えると言ったって、36人分の折り詰めは業者に頼んであるんですよね。ただ、それだけだと寂しいのでコシアブラの天ぷらを現地で揚げたら最高なんじゃないかと思ったわけです。ただ、素材が入手不可となれば別の料理を考えるしかない。


私がよく作るサーモンと野菜のマリネ。一品はこれにしよう。
ただ、今回は作る量が違います。紫玉ねぎだけでも10個を使用。他には赤黄のパプリカとピーマン。初めてこんなにたくさん作りましたが、36人前となるとほとんど仕出し料理屋さんになった気分(笑)
サーモンの他にミニホタテも追加して、ちょっとゴージャスな仕上がりになりました。


今の時期には野山に行けばなんか食べられるものがありますよ。
この写真に写っているのはカンゾウノビル

 
できるだけ太いノビルを採ってきて、ぬたを作ってみました(ノビルのぬたの作り方はこちら)。こんなにたくさんノビルと採ってきたの初めて。これをきれいな状態にするのに凄く時間かかりました。疲れたー。


ノビルのぬた、大量に出来上がり。これを作るのには相当苦労しましたが、これは結局お花見用には提供せず。

 
川へ行って葉ワサビを採ってきて、しょう油漬けを作りました。これは辛いので36人分と言ってもそんなにたくさんは要りませんけども(葉ワサビのしょう油漬けレシピはこちら)。
仕上がりの写真撮るの忘れたけど、これも上々の仕上がり。
他には、ストックしてあったざざ虫の佃煮も提供。

祈りは天に届くのか

その他には班長さんたちにも手伝ってもらってビンゴゲームの景品を用意したり、会場を設営したり、いろいろと大変でした。

とにかく、できるだけの準備をして迎えた4月14日。


祈りが通じたのか、天気は最高、しかも桜は見事に咲いてくれました!
参加した皆さんも喜んでくれて、班長さんたち、参加者の皆さんにも感謝しつつ無事にお花見を終えることができました。この日は昼間から楽しいお酒が飲めました。

さて、お花見が終わって、やっと一段落。この後ももう一つ6月に大きな行事が控えていますが、そちらは全体を私が取り仕切るわけではないので、大丈夫でしょう。

やっとこれで、落ち着いて釣りや山菜採りに行けるし、ブログの更新頻度も上げられそうです。
お花見が終わった翌日、晴れ晴れとした気持ちで早速コシアブラ採りに行ってきました。

今度こそ、コシアブラを採ろう!


肩の荷が下りたので、軽やかな気持ちで藪に突入していく私。

 
先日の第一ポイント。タラの芽はちょうど良いですが、コシアブラはまだちょっと早い。


第二ポイントにも再度。

 
こちらはタカノツメがちょうど良いくらいで、コシアブラも採れそうなくらいになっていました。

 
極上のコシアブラ。


タラの芽は採る気になればもっと採れますが、このくらいにしておこう。
これは天ぷらですね。


コシアブラはこのくらい。こちらも天ぷらが美味いけど、コシアブラご飯にしたり豚肉と炒めたりって食べ方もいいですね。


こちらはタカノツメ。山菜としてあまり出回らないので、食べたことがある人は少ないかもしれないですね。個人的には春巻きにするのがお勧めです。

3日後の4月18日にも再度出かけました。


桜はすでに散ってしまいました。このくらいがコシアブラがちょうど良い時期です。

 
案の定、コシアブラはたった3日でぐーんと伸びました。


だいぶ葉が開いたものも含め、たくさん採れました。

もう少しすれば、地元(上伊那)でもコシアブラが採れることでしょう。
さて、これから釣りにもじゃんじゃん出かけますよ!

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コメント

  1. こんばんは
    びっくりです、これ程の手作り花見会をやる町内会?があるなんて。
    当地では、変な言い方ですがコロナ禍での自治会行事縮小をこれ幸いとばかりに、災禍小康後も従来レベル迄には戻る気配がありません。
    素晴らしいです、手作り花見会。

  2. おはようございます。
    大役お疲れ様でした、いよいよ山菜の時期ですね、野に川に良い季節になりました、コシアブラはやはり日陰の所が良く有りそうですね。

  3. いやいや、そんな大規模な花見を取り仕切るなんて、多忙を極めて当然ですね。

    そろそろ、ご自身のために時間を使えるようになりそうとのこと。
    釣行記、沢飯記、野宿記・・・楽しみにしています。(笑)

  4. この前イワナ釣りから帰るときに小一時間ほどタラの芽探してゲットしたのですが、寄り道した道の駅で自分で採取した倍量が300円で売っていて悶絶(笑)