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消えたマブナと田んぼメシ

その他の釣り野外調理
この記事は約4分で読めます。

4月半ばにお花見という一大イベントが終わりほっとしていたのも束の間、今度は6月の区民祭みたいなやつの準備で大忙し。地域の役員やっていると大変です。
そんなわけで渓流に出かけることもなかなかできず、悶々としていた4月末、午後から気分転換にマブナ釣りに出かけてみることにしました。この時期ならマブナの活性も高くて楽しめるんじゃないのかな。

のどかな水郷でマブナ釣りを楽しもう


川の土手に黒い鳥(黄色丸印)。あれはもしや…


カワウじゃん。まぁ、諏訪湖周辺は彼らの良い餌場になっても不思議ではないね。

練り餌で魚を寄せる作戦で


諏訪湖流入河川の一つ。水郷といった雰囲気の緩やかな流れ。
周りにはたくさんの田んぼがあります。


こんな感じにセッティング。いつも通り忘れ物があったんだけど、まぁ釣りはできます。
ヘラウキを使って練り餌でフナを寄せて釣ります。釣れるかな。
諏訪湖流入河川ではこうやって腰を据えてマブナを狙っている釣り人が多いです。
河口付近には手作りの木製釣り台がいくつも設置されてます。昔から謎なんだけど、あれは個人で勝手に設置してるの? みんな自分専用みたいな感じで使っているけど。それとも、公的に設置されたものなの?
ともかく、何かトラブルに巻き込まれそうな匂いがするので私はその近辺では釣らないですけど(笑)

 
マブナ用の練り餌にはいつも九ちゃん(アマゾンで見る楽天で見るヤフーで見る)を使ってますが、今回たまたま立ち寄った釣具店には置いてなくて、ヘラ用の練り餌を購入。まさか、九ちゃんを置いてない釣具屋があるとは。
それからマブナ釣りの定番餌ミミズも持参しています。

 
とりあえず練り餌を打って魚を寄せようと試みますが、この練り餌バラケ過ぎて打ち込むとすぐに溶けてなくなっちゃう。完全な止水なら問題ないけど、ゆったりしているようでそこそこの流れがあるんですよね、ここ。

それでも、30分ほど粘りましたが全く何の反応も無く、下鉤にミミズを付けてもみましたが全然ダメでイヤになっちゃいました。
うーん、以前は4月上旬頃何回か来て、それなりに楽しめたんだけど、今回は4月末。時期的にフナが他へ移動してる??

まだお昼を食べていないのでお腹が空いてきちゃった。

渓流メシならぬ、田んぼメシ(笑)

 
田んぼ脇にU字溝のフタみたいなのがあったので、その上に置いたマイクロマックスULに着火。アルミパーソナルクッカーでタケノコご飯を炊きます。数日までにタケノコを採ってきたので、今日はタケノコ尽くしです。

 
タケノコの味噌汁も作ります。汁物はいつもチタンパーソナルクッカーを使ってます。その理由は以前に書きました
二段重ねにしていつもなら重石をおきますが、田んぼ周辺にめぼしい石がないので、マグカップに水を入れて置きました。見えた目もの凄く不安定だけど、慣れると全然問題ないです。炊飯中に倒れたりってことは今まで一度もありません、たぶん。
山フライパンではベーコンとタケノコ、それにその頃旬だった菜の花も加えて炒め物に。


本日の田んぼメシ
・タケノコご飯
・タケノコと菜の花の炒め物
・タケノコの味噌汁
・食後の紅茶

タケノコ尽くし最高!

なんですが、こんなところでご飯炊いてたりすると怒られるかも。


確かに周囲は田んぼだけど、その周りは住宅地に囲まれてるんだよね…
まぁ川の横だからか、大目にみてもらおう(笑)

マブナ釣りを舐めてはいけない

マブナは全く釣れないけど、今日は気分転換の遠足と思えば悪くはない。
でも、このままだとボウズになってしまうではないか。
せめて、ブルーギルくらい釣れないもんかね。

 
釣り台は片付け、シモリ仕掛けに変更して探ります。
小さい中通しの玉ウキを5個ほど付け、餌を底まで沈めては少し持ち上げて、と繰り返しながら広範囲を積極的に探っていく釣り方です。


少し車で場所移動してから、仕掛けを投入。ここからは、歩きながら探っていきます。狙いは草が生い茂る岸際です。

それでも反応は無く、魚はどこかへ行っちゃったんじゃないの?
あのカワウの野郎が全部食べちゃったんじゃないだろうな、と悪態をつき始めた頃、ようやく玉ウキに微かな反応!


やっとのことで釣れたマブナ。
なかなかの良型で20cmくらいはありますね。

今日は時間も無いし疲れたのでこれで帰ります。
なんとかボウズは逃れたけど、マブナ釣りの釣果的には散々な結果に。
マブナ釣りは本当に奥が深い。舐めてかかると、こういう目に遭う。

私が中学生の頃は、天竜川の細い側流や小さな溜まりで簡単に釣れたし、近くのため池なんかにももれなく棲息していて、お手軽に楽しめたのに。
天竜川では川底を掘り返したり、護岸工事なんかでポイント自体が無くなってきているのに加え、猛威を奮うスモールマウスバスや、もしかしたら例のカワウの影響もあってか、コイ科の魚が激減している模様。
近くのため池にはラージマウスバスやブルーギルを違法放流する輩がいるのに加え、そもそもため池はどれもこれも「釣り禁止!!」の看板が立てられてしまって、近所ではマブナが釣れる場所が見当たらなくなってしまいました。世知辛い世の中になってしまったもんです。

次回は九ちゃんを買って、仕掛けも作り直して、気合いを入れて挑もう。
場所も今回とは変えた方がいいかもしれない。
ただ、これからはちょっと暑くなりすぎるので、再挑戦は涼しくなる秋〜初冬にかけてかな。

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魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. こんな民家付近で、ご飯しっかり作っちゃうあたりリコプテラさんらしい。(笑)
    ボクなら人の目に屈して(いや別に見てはいないだろうけど)コンビニ弁当に頼ると思う。^^;

    昔、親父とヘラブナ釣りに行っていた頃は、完全な外道だったマブナ。
    今やそんなに難易度が上がっていますか?
    フナ釣り・・・釣りの原点ですよね♪

    • kuniさん、こんばんは。
      釣りをしていたり、外メシを作っている時は集中しているので、人の目は気にならないんですよね。周りから見たら、かなりヤバいやつだと思いますが(笑)

      春や秋にマブナを釣ること自体の難易度は昔と変わらないと思いますが、マブナの棲息域が狭くなってマブナが釣れるポイントがだいぶ減ってしまいました。
      いつでも気軽に鮒釣りができるポイントを見つけ出して、時々楽しみたいです。

  2. おはようございます
    最初の写真、山に囲まれた高原の水郷地帯の風景。
    何とも言えない良さです。
    普段、まったく目にできない景色で、穏やかな高原の空気まで匂ってきそう。

    • 匿名さん(マンボウさんかな?)、こんばんは。
      信州は急峻な山岳県のイメージがあるかと思いますが、諏訪や安曇野には水郷と言えるようなのどかな田園風景が広がります。
      普段あまり意識していませんが、心和む風景ですね。

  3. マブナなかなか手ごわいのですね。
    すっかり疑似餌釣りに慣れて仕掛けが新鮮です。
    でもミミズは駄目だなぁ。膀胱炎なるのでw。
    ウォームウォーターは手洗いに困ります。
    お昼作っちゃうの流石ですね。

    • サカガミさん、こんばんは。
      マブナさえいればそんなに難しい釣りではないのですが、肝心のマブナの棲息域が狭まってしまってポイントを見つけるのが難しいです。
      そうですね、私も普段疑似餌釣りなのでたまに餌のウキ釣りとかやると新鮮です。
      ミミズだめですか(笑)
      川の水は調理に使えないので、水も持参したりいつもの渓流メシより荷物が多くなっちゃいます。