いろいろと忙しかったこともあるんですが、ここ1ヶ月ほど夜になると咳が続いて体調不良でした。
鼻の調子が悪いのが原因かもしれないと思い、耳鼻咽喉科に通いましたが原因もはっきりせず症状も治まらないので、大きい病院の呼吸器内科に紹介状を書いてもらって近々受診予定です。
鼻や喉の調子が悪いと、パソコンに向き合っているのが苦痛なんですよね、集中力も途切れるし。そんなわけで、しばらくブログからも離れていました。
という言い訳から今回もスタートです(笑)
体調不良でも釣りに行ったりはしてました、釣りバカなので。
時を遡ること2ヶ月ほど、5月下旬の話です。
どこも増水しているだろうけど、あの川の取水口の下ならそんなに水量多くないんじゃないかな。
激流のイワナ釣り|天竜川水系麦酒川
※麦酒川というのは私が勝手に付けた名前で実在する河川名ではありません。
川へ向かう途中、3頭の猿が横切りました。1頭は逃げずにガードレールの上からお出迎え。
8時前には車止めに到着。
雨上がりにウグイスが鳴く爽やかな杣道を川へと向かいます。
これはホンナの仲間では?
ふと目に付いたこの葉っぱ。これってホンナ(ヨブスマソウ、イヌドウナ)の仲間じゃないの?
ヨブスマソウ(夜衾草)とは葉っぱが夜衾(コウモリやムササビの方言名)の羽に似ているから名付けられたとのこと。
この葉っぱ、コウモリの羽と言われればそんな感じするよね。
葉柄が幅広になり、茎を抱いている特徴も一致しています。ホンナじゃないとしてもその近縁種で少なくとも毒はないでしょう。先端を切り取られた形跡があるから、誰かが食べるために採取したのかも。
ほんとはもっと新芽のうちに採るものだろうけど、先端の柔らかそうな部分を少しだけ採ってあとで食べてみます。
後で調べてみたら、葉っぱ上部が二つに裂けているこのタイプは恐らくオクヤマコウモリという種類ではないかと思われます。
近くに葉の上部が二つに裂けていないタイプもありました。
こちらも葉柄が茎を抱いているし、こちらの方がホンナに近い種類なのかな。
いずれにしても、来年はもう少し早く、芽出しの時期に訪れて再確認したいです。
想定外の激流。毛鉤釣りはできるのか。
杣道をさらに進んで眼下の流れを見やると、
あれれ? 白波立って激流になってない? これはまずいぞ、毛鉤どころではない雰囲気。
そうか、増水し過ぎて取水口から放水してるんだな。うーむ、仕方ない。こうなると上へ行くしかないか。
崖がえぐれて今にも崩れ落ちそうになっている木を気にしながら、テンカラ竿を準備。
NISSIN AIR STAGE 冨士流テンカラ3308 6:4、SUNLINEぶっとびテンカラ レベルライン3号(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)を3.3m+FUJINO フロロテンカラハリス0.8号(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)を1mほど。仕掛け全長は竿より1m長い4.3m。
毛鉤は、スギッパ巻きです。
8時40分、気温16℃、水温7℃、釣り開始です。
思ったより水温低いな。
対岸に渡ってスタートしたいけど、水圧の緩いところを選んでもなんかギリギリな感じ。
イワナが激流を避けてなんとか定位していそうなポイント(黄色丸印)を探して毛鉤を打ちます。
大石裏や深瀬の中のちょっとしたタルミ(黄色丸印)。
以前にも大増水の中この戦略でなんとか釣れたんだけど、今日はイワナが出ませんねぇ…
やはり水温が低いか。
丹念に探ったつもりだけど、全くイワナの反応はなく、ちょっと疲れちゃったのでお昼休憩にしましょう。
釣れない時は、ご飯を作ってゆっくり休もう
荷物を降ろして一休み。
杣道で採ってきたオクヤマコウモリ(らしきもの)も食べてみよう。
レトルトパックのサバのトマト煮を汁ごと入れて、アルミパーソナルクッカーでご飯を炊きます。
オクヤマコウモリはチタンパーソナルクッカーでさっと茹でておひたしに。
アルミパーソナルクッカーのフタでベーコンとピーマンを炒めます。
本日の渓流メシ
・サバのトマト風味炊き込みご飯
・豚汁
・ベーコンとピーマンの炒め物
・コウモリソウのおひたし
・食後のココア
缶詰とかレトルトとか、具材を汁ごと入れて炊き込むと美味しいんですが焦げ付きやすいので炊き上がりの見極めが重要です。うっかりすると焦げ付きます。
コウモリソウ(おそらくオクヤマコウモリ)は、少し苦みのあるシドケのといった味わい。
天ぷらにしても良いかもしれないです。来年はもう少し若い新芽を食べてみたいと思います。
さて、釣り再開!
河原を歩き出したら、菜の花みたいなのが咲いてます。後で調べたらヤマガラシ(山芥子)という植物らしい。別名ミヤマガラシ(深山芥子)。新芽はおひたしで食べられるとのこと。
激流の中、定位するイワナを発見
お昼とゆっくり食べていれば少し水量も落ち着くかと思ったけど、全然変わらずの激流。
満腹になって戦意喪失気味だけど、なんとか1尾は釣らないと。
頑張って釣り上りますが、イワナが出てきません。流されないように岩下でじっとしてる状態?
餌を追うのはもう少し水量が落ち着かないと無理なのかな。
一つ上の段の落ち込みの肩の辺りは緩やかな流れでもしかしたらイワナが出ているかも?
ただ、倒木の枝が張りだしているのが厄介なんだよね…
毛鉤を打ち込む前にそーっと覗き込んでみると、黄色丸印のところにイワナが定位しているのが見えました。うまく毛鉤をイワナの前方に落とすことができれば、高確率で食ってくるはず。
なんだけど、手前と奥に張り出した枝が邪魔。
サイドスロー気味に竿を振りますが、少しレーンをハズレて毛鉤が落ちてしまいました。
イワナは毛鉤を見つけてすっと横にレーンを変えて、毛鉤に近づきますがぷいっと元のレーンに戻ってしまいました。
その後も何度か毛鉤を打ち込みますが、どうやら毛鉤を見切られたかそれともラインに気付いたか、反応しなくなってしまいました。こうなると全く違うタイプの毛鉤、つまりはドライフライの投入しかありません。
幸いにもイワナはまだ同じ場所に定位しています。
タックルもフライ用に持ち替えます。色味が白っぽく、水面にぽっかり浮かぶタイプのスタンダードフライ、ライトケイヒル#14を選択。
テンカラ竿よりはサイドで送り込みやすいので、良いところに落とせました。そのまま、ドラグフリーでイワナの定位しているレーンに乗り鼻先に近づくと、ふわっとイワナが浮上。迷わずフライをパクリ。よし、しっかりフッキングしました!
その後も水圧の緩いスポットを探し求めて、なんとか毛鉤を打ち続けますがイワナは全く出てきませんでした。今日はここまでにします。
危なかった。あのイワナを釣り逃したら、今日はボウズだったぜ。
林道に上がると、ちょうど食べ頃のイタドリが伸びていました。
このくらい採って帰ろう。一旦塩漬けにしてからきんぴらにすると独特のシャキシャキ感があってとても美味しいんですよ。
ニリンソウも咲いています。
写真1枚目ニリンソウ、写真2枚目トリカブト(猛毒)です。
両者の見分け方については、こちらをご覧下さい。通常は間違えませんが、葉っぱだけだと酷似した個体もあるので要注意です。
この花、一見トリカブトに似てますが、葉っぱはギザギザのあるハート型で、トリカブトとは全くちがいますね。
ラショウモンカズラ(羅生門葛)という個性的な名前の花。
名前は能の羅生門に由来していて、平安時代に武将の渡辺綱が京の羅生門で切り落とした鬼女の腕に花の形が似ていることに由来しているそう。長い花筒部が急にずんぐりと太くなっているのが特徴で、筋骨隆々な腕に見立てられているのだとか。
かなり強引な命名(笑)、でも一度聞けば忘れなくて良いね。
車で林道を走っていると、子ども連れのカモシカが横切りました。
ちらっとしか写真に捉えられませんでしたが、子連れのカモシカを見るのは初めて。
今日は想像以上の激流の中での釣りとなってしまい、1尾しか釣れなかったけどゆっくり渓流でお昼は食べられたし、途中、崖の崩落がひどくなっている箇所があったけど、無事に帰って来られて良かった。
ありがとうございます!
その後、梅雨の前に水量が落ち着いた頃、もう一度この川を訪れましたが、その日はイワナの反応は絶好調でした。その釣行記は、また近いうちに。
やはり今回はイワナが安心して餌を追うにはちょっと水圧が強すぎたってことでしょう。
コメント
こんばんは。
体調を崩されていたんですね、地区の仕事等いろいろ気苦労な事が多かったからでしょうか、カモシカの親子連れは本当に珍しいです、テンカラはやはり渇水気味の方が釣りやすいかもしれませんね。
kitaさん、こんばんは。
そうなんです、咳が続いてパソコンに向かうだけの気力がありませんでした。おっしゃる通りで地域の役員の仕事が想像以上に大変で、その疲れもあったかもしれません。
カモシカの子連れは初めて見ました。
増水でもフライフィッシングよりはテンカラの方がなんとかなりますが、今回は厳しかったです。この川は普段から水圧強いので、超渇水の時が狙い目なんですよね。
こんばんは
夜になると出る咳とは厄介ですね。
自分は朝に出る咳で困っていました。
咳をすると出てくる痰が多くて多くて。
典型的な後鼻漏の症状で、夜寝んている間に鼻汁が後ろ(喉方向)に下がり落ち、咽頭から気管側に側に入って、痰になる。
痰を出すために咳が出るのストーリィです。
自分の場合は、鼻汁の粘度を落とすムコダイン服用と水蒸気吸入が有効で、就寝前のスチーム吸入で、鼻内の鼻汁を極力排出します。
それでも、後鼻漏はゼロ化しませんが、少しの咳はこんなもんと諦めています。
匿名さん、というかマンボウさん、こんばんは。
私も痰が出るので症状似ている気がするし、耳鼻科ではムコダインを処方されましたが、どうにも良くならず、大きな病院の呼吸器内科でも診てもらうことにしました。
先日受診して、いろんな検査をしたところ、喘息の疑いがあり肺に少し白い影があって軽度の肺炎になっている可能性もあるとか。
吸入薬1ヶ月分処方され、8月下旬にまた受診予定です。なんであれ、早く完治してすっきりしたいです。
やはり体調を崩しておられたようで。
ウチの妻もしばらく咳が続いていて、耳鼻科に行ってもすっきりしない状態が続いていましたが、最近になって少しマシになった感じです。
なんか、症状が似ているような。
午前中、苦戦のようでしたがランチは、いつも通り充実してますね♪
午後はしっかり二刀流の真骨頂!
「1」と「0」では、気分が全然違いますものね。^^
次の絶好調の記事も楽しみにしています。
kuniさん、こんばんは。
そうなんですよー、地域役員の仕事が忙しかったこともありますが、それ以上に夜間の咳が続いているせいで、寝不足気味なってしまい体調不良でした。
大きな病院の呼吸器内科でも診てもらった結果、喘息や軽度の肺炎などの疑いがあり今は吸入薬で様子見です。早くすっきりしたいところですが。
以前は同じような状況で、そこそこ釣れたのですが、今回はイワナの反応が乏しくボウズを覚悟しました。のんびりお昼を食べたのが功を奏したのか(たぶん関係ありませんが笑)、定位するイワナを発見したのがラッキーでした。
1と0の差は大きいです、本当に。
こんばんは
失礼しました、匿名はマンボウです。
自分は、この時期になると後鼻漏が悪化しますが、24時間エアコンの影響も疑っています。
T社のエアコンで空気清浄機能が無いための、冷房でのエアコン内結露でのカビや雑菌浮遊による鼻炎可能性も疑っています。
既に12年使っているエアコンなので、P社のエアコンに替えるか迷っています。
マンボウさん、再びこんばんは。
エアコンは確かに気をつけないと、雑菌やカビなどをばら撒いているなんてこともあるかも。
私も居室環境が影響しているかも? と思い、大掃除をしたり、シャープの空気清浄機も導入してみました。
吸入薬と合わせて、1ヶ月後に効果が出てくれると嬉しいのですが。