前回、木曽川水系の解禁日、期待は見事に裏切られ危うくボウズになるところでした。
少し懲りたので(と言うわけでもないけど)、久しぶりの渓流です。
3月になってから寒さがぶり返し、数日前には雪が積もったりとなかなか不安定な天候ですが、今日は全国的に晴れマーク。日中の気温は15℃くらいになるとか。でも、今朝外に置いてあったバケツの水が凍っていましたよ。オソロシ。この寒暖差は体調崩しますね。
魚の気配が薄い春|天竜川水系の里川を転々と
解禁から一か月余りが過ぎ、魚の活性も高くなっていることに期待してこんな感じの里川にやってきました。そろそろ、解禁の喧噪も収まって釣り人もそんなにいないだろうし。
解禁日以降、少し雨が降ったり雪が降ったりはしましたが、うーん、ここもかなりの減水状態です。
余裕をかまして、日が高くなってからノコノコやって来たのですが…
タックルはリバーピーク JP6 7636+オービス バテンキル クリックII。ラインはDT-3F、6X9ftリーダー。マーカーを付けてBHヘアズイヤーニンフ#14を結びます。
今日も余裕をぶちかまして、時計はすでに10時を回っています。
気温は12℃とかなり暖かいですが、水温計を浸けてみると5℃。まだまだ冬です。
淵に狙いを定め、駆け上がりや巻き返しにフライを漂わせます。写真では見えいくいですが、巻き返しにはユスリカの成虫かな? たくさんの極小羽虫が水面を滑っています。ライズはありませんが。
深かった淵もだいぶ浅くなっていて、通しで遡行できそう。
ここではアマゴが1尾くらい出るんじゃないかと期待しましたが、全くの無反応。
それから少し釣り上りまして、木の枝が覆い被さる淵。
こここそは、うまくフライを送り込めれば釣れるんじゃないかな。
厄介に絡みつく枝を避けて、サイドでなんとかフライを送り込み、ナチュラルに流れますがマーカーはピクリともせず。何度か流してみますが、全くダメ。これはこの川は諦めた方がいいな。
早々に諦めて、別の川へ移動。里川を釣っているので、すぐに移動できるのは強み。
フキノトウとクレソンで久しぶりの渓流メシ
別の川の下流部にやってきました。対岸際がえぐれて深くなっているポイント。
ここにアマゴが溜まってたりしない?
対岸の岸壁際、そして淵の流れ込み付近、魚がいそうなんだけどここもダメ。
せめてウグイでも釣れてくれればいいのに(笑)
そうこうしているうちに上流側から強風が吹き下ろしてきて、釣りどころじゃない。
同じ川の中流部に移動。小堰堤下を狙ってみます。
が、ここも反応無し。と思っていると、また上流から強風が吹き下ろしてきました。
何かの嫌がらせですか。
仕方ない。少し上り、岸辺のフキノトウとクレソンを採って風を避けてお昼でも食べよう。
フキノトウの天ぷらとクレソンを添えて、久しぶりの渓流メシ
マイクロマックスULとアルパインクッカー16でお湯を沸かします。
さきほど採った中から開き気味のフキノトウを二つ、それからクレソンも洗います。
フキノトウには衣を付けます。
山フライパンに油を5mmほど入れて、天ぷらにします。油少なめなので天ぷらというより揚げ焼き風ですが。フライパンを傾けると、うまく揚がるかな。
余分な油を回収して、ソーセージを焼きます。
沸かしたお湯を再度火に掛け沸騰したら顆粒出汁を入れ鶏もも肉に火を通します。しょう油で味を付け生うどんと長ネギを追加して煮ます。
フタをしてしばらく加熱し、木のどんぶりに盛り付けたらあっという間に出来上がり!
本日の渓流メシ
・キムチうどん
・焼きソーセージのクレソン添え
・フキノトウの天ぷら
・パイナップル
・食後の紅茶
フキノトウとクレソンが採れたので、ちょっと豪華な昼食になりました。
ほろ苦いフキノトウの天ぷらはもちろん美味しいですが、焼きソーセージと爽やかな辛味のクレソンもベストマッチで最高です。
さて、今日はボウズの可能性濃厚になってきました。
もう一度やや大きく移動して、さらに別の川に向かうことを決意。
なんとかボウズを回避。いや、これほぼボウズでしょ(笑)
二面護岸のところから入渓。
のんびりお昼を食べていたせいで残り時間はそれほどないけど、ともかくタックル同じでスタート。
階段状の落ち込みが続き、水深もそこそこあるのでこの区間を狙ってみたんだけど、安定の反応なし。本当にやばくなってきた。
この堰堤下で釣れなきゃボウズ確定。
まず、グレーニンフを投げてみますがアタリがないです。が、何投かするうちに、マーカーに小さい魚がアタック。
おやおや、もしかしてドライフライでいける?
すかさず、マーカーを外してアダムスパラシュート#14を結び再キャスト。
ドライフライを結んで白泡の際にキャスティング。少し下に流れ出したところ(黄色丸印)で、ピチャッと出ました。
ちびアマゴちゃんが食ってくれました。良かった、今日もボウズだけは免れたー。
その後、もう少し手前でフライを突きましたがしっかりとは食わず、アタリも遠のいたのでフライングアント#18に替えてみましたが、出てきてはくれません。再びニンフにチェンジ。ビーズヘッドのMSC#16を結びます。緑丸印、奥からの駆け上がりで出ました。
が、あまりに小さくて細い魚がぴょーんと飛んできたので、アブラハヤを釣ってしまったのかと思いました。良く見ると一応イワナです(笑)
もういいんです、サイズはどうでも。釣れただけで十分。
その後、右の護岸際でもマーカーを引き込まれましたが、フッキングせず。
3時を過ぎて急激に寒くなってきたので今日はここまでで終了にします。
前回、そして今回とぱっとしない釣果ですが、今回は美味しい渓流メシが食べられたのでまぁ良しとしておきます。今回もボウズすれすれ。いや、このサイズは釣れた数に入れちゃだめでしょ。四捨五入すれば、ボウズです、これは(苦笑)
このところ朝が寒いせいもありますが、どうも気合いが足りないのがいけないのかも。
次回は、天竜川水系の解禁日に暗いうちから出かけたのを思い出して、気合いを入れ直してもっと奥の方へ行ってみようかな。
コメント
立派!
こんな時期でも、この時期から、ヒタスラ擬餌。
騙す方も騙す方なら、騙される方も騙される方です。
擬餌はハイシーズンになってからという思い込みが完全に崩れます。
しかも、あんなに小さいのが。
ワタシもこのイワナ並みのちっちゃいの釣りました
やはり今年は魚の動きが遅いですね。
でもちっちゃいの釣るほうが難しいので上手いことが証明されたと思います。
きたきた!
リコプテラさんと言えば、渓の昼飯ブログ。(笑)
と言いつつ、アマゴもイワナもキャッチされているではないですか。
全然ボウズすれすれじゃないです♪
気合は入れ過ぎると殺気がフライにまで伝わります。
気楽に肩肘張らず、楽しみましょう。^^