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持ち歩けるわが家|モンベル クロノスドーム1型 レビュー

キャンプ道具
この記事は約7分で読めます。

先日の沢泊(渓流泊)で初めて使ったモンベル クロノスドーム1型(オンラインストアで見る)。

バイクツーリングをしていた頃に一人用のテントを持って、何度かテント泊をしたことはあったけど、自分で背負って行くとなるとある程度重さも考慮しないと。
本体とフライシート合わせて30,000円以下で2kgくらいのスリーシーズン使えるものを探した結果、このテントにしてみました。

mont-bell クロノスドーム1型 レビュー

【素材】
◎キャノピー:68デニール・ポリエステル・タフタ[通気撥水加工、難燃加工]
◎フロア:70デニール・ナイロン・タフタ[耐水圧2,000mmウレタン・コーティング、難燃加工]
◎フライシート:75デニール・ポリエステル・タフタ[耐水圧1,500mmウレタン・コーティング、難燃加工]
◎ポール:7001超々ジュラルミン[アルマイト酸化皮膜加工](ポール径)φ8.5mm
【本体重量】1.95kg(2.19kg) ※( )内はペグ、張り綱、スタッフバッグを含む総重量。
【カラー】ゴールデンオレンジ(GDOG)/スカイブルー(SKB)
【構成】テント本体1、フライシート1、本体ポール1組、φ3mm張り綱5本、16cmアルミペグ14本、ポール応急補修用パイプ1本

別売りのグラウンドシートも合わせて購入。カラーはゴールデンオレンジにしました。
ザックもオレンジ色だし、割と好きな色なんです。夜ランタンを灯すと温かそうな色合いだし。

一泊釣行の時の写真を使って組み立ての様子をお伝えします。

慣れれば短時間で簡単に設営可能。

160610横川川キャンプ地3 160610横川川テントサイト2
上下を堰堤に挟まれて浅瀬が続く河原。黄色で囲んだ辺りにテントを張ってみます。
厳密に安全面を考えればもっと流れから離れた場所の方がいいんだと思うけど、雨の心配のない日だったし、万が一増水してもすぐすぐ逃げられる地形なのでここにしました。
砂の多そうな場所を選んで、ある程度石を取り除きます。

160610横川川グラウンドシート01 160610横川川グラウンドシート02
まずグラウンドシートを広げます。

◎mont-bell クロノスドーム1グラウンドシートオンラインストアで見る)。
【素材】70デニール・ナイロン・タフタ[耐水圧7,000mmウレタンコーティング]
【サイズ】92×212cm
【重量】200g
【収納サイズ】約4×11×18cm

このシート、敷くときには特に意識してなかったけど、裏表があります。
ツヤツヤしたウレタンコートされた面とツヤ無しの面。
朝、撤収の時にそのことに気付いて、反対面を上にしちゃった? と思ったけど、後で調べたらツヤのある面を上(地面に接しないよう)にして敷くのが正しいらしい。間違ってなかった(笑)

160610横川川テントセット 160610横川川テント説明書01
テント生地とポール。テント生地のスタッフバッグに一緒に入りますが、ポールはザックの側面に装備したかったので別々にして持って来ました。

説明書を見てみます。

160610横川川テント説明書02
赤線を引いたところに「実際にフィールドへ出かける前に、必ず試し張りを行って下さい」って書いてあります。
そりゃそうだ。私みたいに現地で説明書を見ているようじゃダメですね(^_^;)

160610横川川テント内容物 160610横川川テント組み立て01
テント本体、フライシート、ペグ&張り綱、ポールを並べたところ。
グラウンドシートの上に出入り口の向きを確認してテント本体生地を広げます。

160610横川川テント組み立て03 160610横川川テント組み立て02
まずクロスソケット(十字金具)に四方向から奥までしっかりとポールを差し込みます。
そして先端に向かってポールを順次つないでいきます。
ポールの中にショックコードが入っているので、つなぐのは簡単です。半自動でするするとつながります。
この十字金具部分はバーティカル・クロス・システムといって特許を取得しているんだとか。これのおかげで天頂部のポールの角度が開いて、居住空間が広々としています。

160610横川川テント組み立て04 160610横川川テント組み立て05
ポールをテント生地の上に置いた状態。
天頂部中央のセンターフック2箇所を写真のようにポールに固定します。
フックの向きは互い違いになります。

160610横川川テント組み立て06 160610横川川テント組み立て07
ポールの先端をテント本体とグランウドシートの底部テープの鳩目穴両方に通します。
鳩目穴は二つありますが、通常は外側、雨や結露で生地の張りが弱まったときは内側を使うということです。
テントの四隅を同様に。

160610横川川テント組み立て08 160610横川川テント組み立て09
1箇所固定したら反対側を固定します。
残り二つも同様に。これで骨組みは完了です。

160610横川川テント組み立て10 160610横川川テント組み立て12
↑残りのフックを全てポールに固定します。
これでテントの形になりましたね。

160610横川川テント組み立て13 160610横川川テント組み立て14
裏側から見るとこんな感じ。
短いポールが一つあまりますが、これは応急補修用のパイプです。ポールより少し太くなっていて、折れたポールを両側から差し込んで固定すれば応急処置ができるようになっています。

160610横川川テント組み立て15 160610横川川テント組み立て17
ここでペグを打って固定するわけですが、河原だとペグが効きません。ペグ固定用のコードは伸縮するので、とりあえず石を挟んで固定。
ほんとはもっとしっかり張りたいので、こんなの使った方が良さそう。

16061テントメッシュアンカー

モンベル メッシュアンカー(オンラインストアで見る)。
【素材】ポリエチレン
【重量】90g(2個セット)

2個セットなので、4方向に使う場合は2セット必要ですね。

160610横川川テント組み立て18 160610横川川テント組み立て19
フライシートの出入り口の向きを確認してテントにかぶせます。

160610横川川テント組み立て20 160610横川川テント組み立て21
フライシートの張り綱用ループ4箇所の裏側になるベルクロテープ(写真黄色丸印)を下から2番目のフックの上の位置に固定します。

160610横川川テント組み立て23
フライシート裾の金属フックをテント本体底部テープのフライシート取り付けゴムループに掛けます。

160610横川川テント組み立て26 160610横川川テント組み立て27
風が吹くことを想定して張り綱は必ず使った方が良いそうです。
四方と前後6箇所のループに張り綱を付けます。

160610横川川テント組み立て28
自在止め金具(写真赤丸印)がついていてループの大きさは自由に変えられるので、大きい石を使って固定します。こちらは大きな石さえあればメッシュアンカーは必要ないですね。

160610横川川テント組み立て31
設営完了!
ずっと畳まれてたからフライシートがちょっとしわしわだけど(^_^;)
今回は説明書を見ながら、写真を撮りながらだったので時間がかかりましたが、ペグの打てる場所なら慣れれば5分くらいで設営できそうです。

撤収はこの工程の逆で、これもいたって簡単。
注意点はポールをたたむ時に、クロスソケットからポールを抜いて、後は二つ折りの要領で折りたたんでいくとショックコードに均一に力がかかって長持ちするそうです。
ちょっと言葉だとわかりにくいので、説明書の図を掲載します。

160610テントポール収納
ただし1型の場合、ポールの継数が5本なので、2本+3本のところで一旦折り畳みそれを2つに畳んで、最後に1本畳むってことになりますが。

優秀な換気性能により結露防止効果も期待。

160610横川川テント組み立て30 160610横川川テント組み立て29
前後上部に換気を良くするためにベンチレーターがついています。

160610横川川テント組み立て24 160610横川川テント組み立て25
つっかい棒のようなこのパーツをベルクロで留めると換気できます。留める位置によって開度調節できます。テントの中から開け閉めできます。

160610横川川テントレビュー02 160610横川川テントレビュー08
広角レンズじゃないと全体写せませんが、中は意外と広いです。
エアマットを敷いて、隣にザックを置いても余裕があります。二人でも頭と足を互い違いに寝れば二人でもなんとか使えそうな広さ。

160610横川川テントレビュー01
前室にはウェーダーやウェーディングシューズなどを置きました。こんなスペースがあるだけでも重宝しますね。

160610横川川テントレビュー03 160610横川川テントレビュー04
天頂部後方のファスナーを開けるとメッシュ状態にできます。

160610横川川テントレビュー05 160610横川川テントレビュー06
さらにメッシュ部のファスナーを開けると、前述のベンチレーターにアクセスできます。
内側から開度を調節したり、開け閉めできるのはいいですね。

160610横川川テントレビュー07
こちらは前面のベンチレーター。

160610横川川テントレビュー09 160610横川川テントレビュー11
入口部もファスナーでメッシュ状態にできます。
前後をメッシュにすれば通気性抜群ですね!

160610横川川テントレビュー14 160610横川川テントレビュー13
上部にループが付いているので、細いロープを渡せば物を吊せます。
一番てっぺんにあるループにLEDライトをつるしてランタン代わりにしました。
次回はもう少し光量のあるランタンを持ってこよう。

160610横川川テントレビュー12 160610テント結露
このテントのおかげで快適に目覚めた翌朝。
寒くも暑くもなく、ちょうど良い温度で熟睡できました。
テント本体生地とフライシートの間に少し結露が(写真2枚目赤丸印)。
フライシートはなるべくピント張って、テント本体と接しないようにした方が良さそうですね。

テントってこの薄っぺらい生地が2枚だけなのに、真っ暗闇の中でもものすごく安心感ありますね。
沢泊に慣れてきたら、夏場はタープだけで泊まろうかなんて思っていたけど、素通しの真っ暗闇は怖いだろうなー。

アレンジした使い方もできます。

(1)グラウンドシートとフライシートのみで使う。
グラウンドシートとポールだけでも自立するのでインナー(テント本体生地)なしでもフライシートのみで使うこともできるんです。
そういう使い方もおもしろいかも。隙間から虫がガンガン入ってきそうだけど(笑)

(2)雨の日の設営、撤収もインナーテント(テント本体)を濡らさずにできる。
上記1のようにまずグラウンドシートとフライシートを組んでから、インナーテントを張ることが可能です。これは雨の日にはすごく便利そう。

ともかく、このテントは気に入ったのでしばらくはお世話になろう。

これさえ背負っていればどこでも泊まれるっていうのは心強い。
自然の中の移動式わが家といったところですね。

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コメント

  1. こういうの揃えて源流で宿泊してアマゴ焼いてウイスキー呑みたい。
    でも僕とかビビリなので連れが欲しい(笑)

    • Nori1022さん、こんばんは。
      渓流に持って行くにはウイスキーが最適かもしれませんね。
      ビールだと同じだけ酔おうと思うと重いですからね(笑)
      最近チタン製のスキットルが欲しいとちょっと思ってます。
      いつもの愉快な友だちを誘って、ぜひ渓流泊へ(^_^)

  2. もう間違いなくテント泊は最高なんだけど、つい独りだと車中泊でお手軽に済ませたくなります。(笑)
    車中泊だと荷物を減らせるというのが、一番の理由なんだけど。

    • kuniさん、こんばんは。
      川の近くに車が停められる場所なら私も車中泊するかも。
      近々ジムニーで車中泊できるように、ちょっとした工作をする予定だし(^_^)
      確かに宿泊道具を背負って登って行くのはなかなかキツイです。
      前回も先に上の方にテントを張ってから、下ってきて釣ってましたから(^_^;)

  3. テント泊、いいですよね。
    私は自転車で弟とキャンプツーリングをするので、二人用で1.8キログラムのテントを使っています。使い勝手はいいのですが、通気性が悪いのが難点(^_^;)

    • akiさん、こんばんは。
      テント泊はちょっとワクワク感があって楽しいんですよね。
      自転車でキャンプツーリングですか。いいですね。私も昔バイクツーリングをしていたので懐かしいです。
      2人用で1.8kgならかなり軽いですねー。梅雨明けはテント泊の季節ですね。楽しいキャンプを(^_^)

  4. おはようございます。
    私も子供の小さな頃の重いテントがありますが孫に上げようと思ったら一笑されてしまいました。
    テントの中は別世界、なんとなくウキウキしたものです、蚊帳の中もそうでした。

    • ハックルさん、こんばんは。
      重いテントでも車を乗り入れられるキャンプ場なら全然問題ないですよね。
      真っ暗闇のなかでも、あんな薄っぺらい布があるだけですごく安心感があるんですよね。
      私が保育園児だった頃だと思いますが、夏に母親方の婆ちゃんのウチに泊まりに行ったら蚊帳があって、とてもウキウキした記憶があります(^_^)

  5. おはようございます。

    いいですね、カタツムリ。
    今はカタツムリのパワーがなく、海での日除けテントばかりです。

    • マンボウさん、こんばんは。
      家を背負っている姿はカタツムリか、ヤドカリかって感じですね(笑)
      前回宿泊道具一式を背負って登ったら結構きつかったです。
      海は日影がないとつらいですよね。子どもの頃連れて行ってもらった海水浴で真っ赤に焼けて、お風呂に入るとき痛かったのを思い出しました。

  6. ボクはライペンのエアライズ2を愛用していますがモンベルのこれはボクのより通気性が良さそうでいいですね。
    テントは結露との戦い(笑)フライシートをピンピンに張った方が良いです。

    ボクは風のない日はペグはほとんど使いません。
    テント本体は固定せずフライシートの張り綱だけをリコプテラさんと同じように大きめの石で固定します。

  7. いわなたろうさん、こんばんは。
    アライテント、登山をやっている人からの信頼が厚いようですね。
    エアライズ、軽さも魅力ですね。今回は価格の面から候補外でしたが、次回は候補に入れたいと思います。
    クロノスドームの通気性は抜群です(^_^)
    フライシートをピンピンに張るのがポイントなんですね。
    なるほど、風がなければ本体固定しなくていいんですね。ありがとうございます!