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ほんとに懲りないヤツ|木曽川水系 フライフィッシング

フライフィッシング野外調理
この記事は約8分で読めます。

木曽川水系の年券を買いがてら、ちょっと川の様子を見に行ってみよう。
この前は雪中行軍でヘトヘトになったので、今回は里川的なところでのんびりしよう。
お昼の食材もしっかり準備していこう。
様子見といってももちろんロッドは振るつもりですが。

久しぶりに木曽の川でフラフィッシング

日が高くなってから出かけて、コンビニで年券を買います。
腕章に顔写真を入れて封印するのに、店員のおばちゃんが開封厳禁のシールを貼り損ねそうになって、大丈夫かなこの店員さん、とちょっと不安になる。
帰り際に「たくさん釣って下さいネ」と言ってくれたので、途端に良い人に見えたけど(笑)

木曽川本流を横目に見ながらジムニーを走らせ、支流方面へとハンドルを切ります。
結構釣り人の車が停まってますねー。名古屋ナンバーなんかもちらほら。もう少し上の方へ行きますか。


懐かしい木曽の道。
随分久しぶりな気もするし、つい先週走ったような気もするのが不思議。
昨年リアスピーカーを増設して満足できる音環境になったので、音楽かけながらジムニーを走らせるのが楽しい。軽快に走っていきます。




あれれ、軽快に走っていたらこんなとこまで来ちゃった。
お久しぶり、御嶽山。今日も雄大なお姿ですね!
ちょっとちょっと、あんたいったいどこまで行くつもりなんだよ。

昨年より雪が少ないだろうという予想に反して。

昨年、放流アマゴが溜まっていたあの川の様子を見たくなったんですよ。近くに民家があるような場所なので、里川って言えば里川ですよ。
ところが、目的のポイントは深い雪に囲まれていて、上からのぞき込んでも全く魚影もなし。
ウチの辺りは昨年より雪が少なかったけど、こちらはそうでもなさそう。

仕方ないので、別の川へ向かいます。

 
だんだん道路にも雪が増え、ついにはツルツルのアイスバーンに。おーコワっ。
先日林道のアイスバーンを歩いたばかりなのに、今日は車でアイスバーンか。
まぁ、ジムニー+スタッドレスタイヤなんで、全く不安はありませんが。

 
結局やってきたのは、シシ神の森(川の石が苔むして、もののけ姫に出てきそうな雰囲気なので勝手に命名)。
先日の雪中行軍より雪が深いですけども・・・懲りないなぁ、ほんとに。
距離は短いけど、川に降りるのにかなり苦労しました。深い雪の下には大岩があるので、ところどころ落とし穴のようになっていて要注意。


今日は足元はコーカーズ デビルズキャニオンで固めています。
ウェーディングシューズの方は万全なんだけど、ウェーダーがそろそろ使用限界かも。一日使った後、ふくらはぎの辺りがじんわり濡れるようになっちゃってるんですよね。
穴が開いてるわけじゃ無いけど、生地全体が劣化してきてる感じ。そろそろ買い替えかなぁ。またお金かかるな。


川に辿り着きました。今回もなかなかの雪景色ですね。
標高は先日の麦酒川の到達点とほぼ同じ1,300mくらい。
時間はすでに11時近くになってます。
気温10℃、水温6℃。えっ、6℃もあるの!?
ここは夏でも水温10℃以下の川。この川はやはり年間の温度差が少ないんだなー。ちょっと期待できるかも。
先に早めのお昼を食べよう。というか、いつも通りお昼を食べるのがメインだったりして。

 
こんな雪景色の中でも頼りになる火力のSOTO MUKAストーブと食材。
今日は、炊きこみご飯と水餃子を作ります。
渓流でご飯を炊くってめんどくさそうに思えるかもしれないけど、炊きこみご飯と味噌汁(今回は水餃子だけど)のセットは前日に準備しておけば簡単なのでおすすめですよ。寒い時期にコンビニのおにぎりだと体が温まらないしね。

川の周りを深い雪に囲まれているので、ストーブの設置場所に難儀します。
雪は固くなってるけど、ストーブで調理してるとバーナーの脚が沈み込んじゃうだろうし・・・
結局川の中の石の上しかない。
自分は川の中に立ち込んだ状態で調理するという、斬新なスタイルになっちゃうな(笑)
水温6℃なのが救い。

鮭五目ご飯と水餃子

◎鮭五目ご飯

  • 米…1合
  • 甘塩鮭…一切
  • ニンジン…1/3本
  • シイタケ…3個
  • 油揚げ…1枚
  • 醤油…大さじ1
  • 日本酒…大さじ1
  • 昆布出汁の素…顆粒小さじ2
  • 水…200ccくらい

◎水餃子

  • チルド餃子…3個
  • シイタケ…2個
  • ニラ…1/4束
  • 丸鶏がらスープ…大さじ1
  • 水…300cc

前夜に準備しておくこと。

米を研ぎます。鮭の切り身は皮と骨を取り除いて小さくカット、ニンジン、シイタケ、油揚げもカットして、米と一緒にビニール袋に入れ、醤油、日本酒、昆布出汁の素を全部振りかけておきます。
市販のチルド餃子とスライスしたシイタケをビニール袋に入れ、丸鶏がらスープ(顆粒)小さじ2をまぶしておきます。
あとは、小ネギ1本をみじん切りにしたものと、ニラ1/4束を5cmくらいにカットしたものを別々の小さいビニール袋に入れます。
これで前夜の準備は完了。

日帰りの昼食は、ここまで準備しておけば現地ではとても簡単なのです。

 
今日は例のスノーピーク アルミパーソナルクッカーを持って来ています。アルミ味問題があるので、前夜に米のとぎ汁を使って酸化皮膜処理をしておきました。
クッキングテーブルとして使う石が微妙に傾斜しているので、ストーブの脚の下に小枝を挟んで(黄色矢印)なるべく水平に。
大鍋の方に炊きこみご飯の材料をざぁーっと入れて、川の水200ccくらいを入れます。
ストーブに点火。

 
フタをして、300ccの水を入れた小鍋を上に乗せて重石にします。
重石がないと沸騰してくるとフタが開いちゃうので、小鍋を重石にしない場合は石を載せておきます。
アルミクッカーは熱伝導率が高いので、ご飯が炊きあがる頃には上の小鍋の水も沸騰寸前くらいになります。
このクッカーは金属臭(アルミ味)問題があるので今後はあまり使わない予定だけど、機能性は満点なんだよね。熱伝導率の低いチタンクッカーだとこういう芸当はできない。やっぱりスノーピークさんにはこのセットをハードアノダイズド加工にして欲しいな。

大鍋が沸騰すると、すごい勢いで湯気が出てきます。
中火くらいに落として、さらに加熱。
徐々に湯気が少なくなってきます。鍋に耳を近づけて中の音に注視。
水がなくなってくると、パチパチ音がして、焦げっぽいニオイもしてきます。
その辺りがうまく炊けているサインです。
重石を外してフタを開け中をチラ見します。イイ感じです。
ご飯を炊いている途中でフタを開けちゃいけないと言いますが、途中でチラ見しても問題ないですよ(^_^)

ご飯の炊き加減は何回かやっているとわかってくるので難しくないです。
スノーピークのチタンクッカーで同じように米が炊けるのか。ネット上の噂では厳しそうだけど試してみたい気持ちはある。でも、試しに買うにはチタンクッカーは高いんだよね。そのくらいなら最初からEPIのATSシリーズを買った方が良いのはわかってるんだけど・・・
少なくとも表面処理していないチタンクッカーとMUKAストーブの組み合わせでは難しいだろうな。MUKAストーブは火力は強いけど、それほど炎が広がるタイプではない。ガスで炎が広がるタイプのストーブを使った方が良いことは確か。
むしろアルコールストーブなんかが向いている気もする。

 
ともかく、こんな感じで炊きあがりです。フタをしたまま蒸らします。
その間に水餃子の材料を小鍋のお湯に投入して、火にかけて煮ます。2〜3分煮て、火を止めてからニラを入れたら出来上がり。
五目ご飯の方は、蒸らしたらよく混ぜ合わせ、小ネギのみじん切りを振りかけたら出来上がり。
前日に準備さえしとけば、簡単でしょ。


どーん!
鮭五目ご飯と水餃子の完成です!実にうまそう!
あー、腹減った。食べよう、食べよう。
川に浸かって調理してたから足が冷えてきた。場所移動して座ってゆっくり食べることにします。
これは、もう、見た目通り抜群にうまいのです!!

 
食後には紅茶を。最近お気に入りの茶葉。


以前にも紹介したけど、このスノーピークのチタンマグ。軽くて冷めにくく、このフタを付けたまま飲めるのもいいです。詳しくはこちら

お昼を食べたらすっかり満足。
せっかくここまで来たから、もちろん魚も釣りたいけど、どうなんでしょ、この雪景色(>_<)

今日もなんとか魚を釣りたい。

 
里川ならついにVARIVAS iDを使えると思ったけど、この川の場合はいつものタックルで。
AXISCO AXGF763-6楽天で見るアマゾンで見る)+リールSage1830
ラインWF-4Fに9ftリーダーにティペット6Xを60cm継ぎ足し。
このロッドにWF-4Fのラインはとてもバランスが良くてキャスティングしやすい。
そして、自作玉ウキマーカービーズヘットヘアズイヤーニンフを結び30cm上にガン玉を打ちます。
とにかく深くて流れが緩いポイントにニンフを沈めます。それしかないです。

期待の持てる水温なんだけど、魚の反応は、、、

 
雪に覆われた大岩を乗り越えるのに悪戦苦闘しながら、なんとか前進。
今日は水温はイイ感じなんだからイケるだろうと思ったけど、そんなに甘くない。
全く反応ないじゃないの。
この前の川よりイワナが潜んでいそうな深いポイントはたくさんあるんだけどなぁ、うーん・・・


なぜか、いよかん?がぷかぷかと流れてきました。
なんですか、これは。どこから来たの?中から桃太郎でも出てくるの?
見た目食べられそうだけど、やめときました。


ここも水深のあるポイント。白泡脇の巻き返し。
フライはグレーニンフに替えています。
マーカーが一瞬ピクッと動いた? その直後スポッと水中に!
合わせると、生命反応あり!


この川特有の黒っぽいイワナ。
あー、良かったー。今日もなんとかボウズを免れたー(笑)


リリースしても石の隙間でじっとしていたので、失礼して前方から表情をパチリ。

これ以上、深い雪を前進するのも大変そうなので、これで上がることにします。

 
帰りにちょこっと本流の堰堤下を攻めてみるけど、反応なし。
厳しいねー、なかなか。

川にも野山にも確実に春は訪れている。

 
陽当たりの良い土手にふきのとうが出ていました。
まだ出始めですね。ちょっと採ってきました。

 
ウチに帰って天ぷらにしていただきました。
今日も活躍、天ぷら工房 T23楽天で見るアマゾンで見る)。
このほろ苦さを味わうと、春が来たなぁって感じがします。

このところ0か1かのギリギリの釣りを展開しているけど、いつこの厳しい状況から解放されるのでしょうか。
そもそも、上の方へ行き過ぎなんだよぉー。はい、その通りでございます。
次回は、ほんとに暖かい里川で釣ります。たぶんね(笑)

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コメント

  1. さっそく木曽で釣れましたか。おめでとうございます(^^) やはり上に行くほど雪が残ってますね。今日は、釣りには行けず、家でフライを巻いた後子供達の送り迎えで一日終わりました(T_T) 

    • Kさん、こんばんは。
      ありがとうございます! ボウズすれすれの1尾でしたが(笑)
      それでも、木曽の川は渓相が良いので気分爽快です。
      伊那の平地はこの冬は雪が少なかったですが、木曽の上の方は昨シーズンより雪が多いですねー。
      フライフィッシングの場合は、川に立たなくても楽しみがあるところが良いです。
      私はちょっとフライ不足なので、これから少し巻きます(^_^)

  2. おはようございます。
    標高1300mで写真の雪で、気温10℃で水温6℃とは。
    上流に温泉でも湧いているんでしょうか、面白い川です。
    自分が3日に入った渓は、標高1100m位でしたが水温3℃でした。
    そんな渓で、購入品の渓10㎜の発泡シモリ玉も試してみましたが、当日の錘とのバランスが悪かった様です。
    自分も玉浮マーカーはモノにしたいです。

    • マンボウさん、こんばんは。
      この川は以前から真夏と冬の水温差があまりないことは知っていましたが、この時期にここまで水温が高いとは思いませんでした。温泉流入という話は聞いたことがないですが、暖かい清水が湧いているかもしれませんね。
      これでもっと釣れてれば文句ないのですが(笑)
      私がフライで使うガン玉は3〜5号と小さめなんですよね。その位だと10mmの発砲玉ウキマーカーで浮力は問題ないですが、試してはいませんがB以上になってくると浮力不足かもしれません。

  3. おはようございます。
    遠くまで出かけましたね、お好みのクールリバーですか、この中でフライで掛けるのは流石です、ひと雨降るまでしばらくお預けでしょうかね。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      当初はもっと下の方で釣るつもりだったんですが、釣り人の車が多かったので上の方へ向かっているうちにトンネルを超えてしまいました(笑)
      お気に入りのクールリバーが、この時期にはホットリバーになっていました。
      釣れそうな雰囲気だったのですが、一筋縄ではいきませんでした。
      今年は雨が少ないですね。一雨降れば活性上がると思うんですけどねー。

  4. この季節にシシ神の森とは、しかも釣果有りとは恐れ入りました。
    水温6度とは想像もしていませんでした。
    やはり上の方の地熱が高いのかも知れません。
    でも夏は凍えそうなんですけどね。

    • tamaさん、こんばんは。
      この時期に行ってはいけない場所に行ってしまいました(笑)
      6℃には私もビックリしました。これは釣れるぞ!なんて思いましたが、甘くはありませんでした。今回もギリギリセーフです(^_^;)
      おっしゃる通り、この川は真夏でも川通しで遡っていると、午後には震えてきます。だから朝から晩まで釣ったことが一度もありません。
      わき水が入ってるんですかね。とにかく年間の水温差があまりない不思議な川です。

  5. 綺麗な景色の中で食べるご飯は最高ですね。
    ふきのとうの天ぷらの苦味がビールにあいますね。

    • Nori1022さん、こんばんは。
      ここは新緑の頃になると苔むす丸石が点在して、抜群の雰囲気なんですよね。
      雪が積もっているこの時期も悪くはないですね。
      この時期にこんなとこまでやってくる人はいないので、のんびりランチを食べられます。ただし、じっとしてると足先が冷たくなってくるんですけどね(苦笑)
      「揚げ物にはビール」という自分の中のルール通り、飲んじゃいました(^_^)

  6. 良いじゃないですか、この贅沢なランチが楽しめるなら。^^
    また水餃子ってのが、憎いですね。
    寒い中での水餃子・・・悪いわけがない!

    • kuniさん、こんばんは。
      そうですね、しばらくはムキになってもそれほど釣れそうもないので、ランチ主体で楽しむことにします。
      水餃子いいでしょう?我ながら良いメニューだったなと思います(^_^)
      寒い時には、ニンニク、ショウガ、ニラ、唐辛子、このあたりが入っているメニューがいいですね。
      とは言え日ごとに暖かくなってきてはいるので、そろそろ春用のメニューかな。春用のメニューって何?って話ですけども(笑)

  7. こんにちは。
    岩に積もった雪の厚さにビックリです。よく釣れましたね。
    水温の件、以前に何かで読んだことがあります。
    曰く、その場所の年間最低水温から何度上昇したかで活性が上がるかは決まるようです。6℃はシシ神の川では最低水温に近かったのでしょうか。

    • 七流釣師さん、こんばんは。
      想定以上に雪が深かったです。また行く場所を間違えたみたいです(笑)
      いつものボウズぎりぎり釣行です。
      そうですね、確かにこの川は昨年の同時期も7℃あったし、6℃はほぼ最低水温なのかもしれません。
      早春でも真夏でもイワナは真っ黒だし、いつが活性高いのかさっぱりわかりません(^_^;) でも、渓相は最高なので大好きな川の一つです。

  8. 早春雪景色はどれを見てもいい気分ですね。
    岩魚は真っ黒で実に季節感が良いです。高所は冷たいからいつも黒いのですかね?
    昼食がめちゃ美味しそうですね。
    自分はこんなに料理が出来ないのでうっとりと見ているだけです。^^;

    • 幻の渓流師さん、こんばんは。
      また雪が深いところへ行ってしまいました(笑)
      この川は真夏でも水が冷たいので、一年中真っ黒なイワナが釣れます。
      昼食はご想像通り、めっちゃうまかったです。 寒い中だったので、最高でした。
      本文にも書きましたが、炊きこみご飯とスープ、前日に準備さえしとけば作るのは簡単ですよ(^_^)

  9. 谷で炊き込みご飯!やるなぁ。
    昔はボクも似たようなことしてましたが今はその時間で釣りをしたい笑
    友人と一緒だと別なんですけどね。

    • いわなたろうさん、こんばんは。
      炊きこみご飯、寒かったので身に染みました(^_^)
      私の場合、今の時期はあんまりムキになってもそれほど釣れないし、寒いし、とにかく火を焚かないとやってられません(笑)
      もっと暖かくなれば、コンビニおにぎりでもっと釣りに集中してもいいんですけどねー。
      今日はこちらは雪が舞いました。本格的な春はもう少し先のようです。

  10. 今回は木曽で雪釣行ですか~チャレンジャーですね!
    今年の木曽は雪が多いようだったらしくもう少し先だと思ってました。
    今週も降ってますし(・・;)

    今回はいきなりランチで、あっボウズかな?と思っちゃいましたw
    がしっかりヤマトに会えてるし行ったかいがありましたね
    自分も雪見ランチやりたくなってしまったのでリハビリ兼ねてキャンプに行こうかな。

    • patriさん、こんばんは。
      チャレンジャーっていうか、成り行き上そうなってしまって、まぁちょっとアホですね(笑)
      木曽でも本流に近い辺りはだいぶ違うと思いますが、今日あたりはまた降っているようですねー。
      今回もボウズすれすれでなんとか釣れたので、うれしかったです。
      足の方は順調に回復してますか。本来の調子じゃないと思わぬ事態になるかもしれないので、安全第一でいきましょう(^_^)