いつものスーパーでニシンを売っていました。
2尾で256円とか。どうやって食べるかは考えずにカゴの中へ(笑)
ニシンは大きいイワシ?
ニシンは、アジ、イワシ、サバ、サンマなどと一緒で青魚と呼ばれます。
ニシンはイワシとともにニシン科の魚です。
そう言われてみれば、鱗の感じも身質も体型もイワシに似てる。イワシの親玉だな(笑)
ニシン2尾。
今の時期はきっと卵か白子が入っているよね。
塩焼きで食べようかとも思ったけど、たまには煮魚にしてみようかな。前にも書いたけど子どもの頃は煮魚って嫌いだったんですよね。なんだか茶色っぽくてうまそうに見えないし(笑)
でも、最近は味が染み込んだ煮物って塩焼きとはまた違ったうまさがあるよなー、なんて思うようになりました。ブリ大根やサバの味噌煮なんかは大好きになってます。
ニシンの煮付け
- ニシン…2尾
- 昆布出汁…350cc
- 醤油…大さじ5
- 日本酒…大さじ2
- みりん…大さじ2
- 砂糖…大さじ2
- 梅干し…小4個
- ショウガ…10g
まず、包丁の刃で鱗を落とします。
尾から頭方向に逆撫でるように刃を動かして鱗を落とします。
ニシンの鱗は簡単に取れるので楽々です。これが鯛とかだったら、鱗落としを使った方が良いし、それでも鱗が結構飛び散ります。
背中や腹の部分もちゃんと取り除きます。そして一旦きれいに洗います。
頭と尾を落とします。刃先で押さえつけるようにして内臓を取り出します。
2尾とも白子が入っていたので、白子はそのまま残して内臓だけを取り出します。難しくはないです。
腹の中に水道水を流し込んで軽く洗っておきます。白子を崩さないように。
2つに切り、皮目にバッテン印の切れ目を入れます。
鍋にニシンを並べ、昆布出汁350ccを入れ、梅干し(小)4個と薄くスライスしたショウガも入れて火を付けます。
アクが浮いてくるので丁寧に取り除きます。
甘露煮に梅干しを使うと味に深みが増すことがわかってから、煮魚にも梅干しを少し入れるようにしています。
ショウガと梅干しで味に深みを。
沸騰してきたら、砂糖大さじ2、日本酒大さじ2、みりん大さじ2、醤油大さじ5を入れ、落としぶたをして弱火にします。落としぶたはクッキングペーパーの真ん中に穴を開けたものを使用。
このまま15分くらい煮たら完成。
余裕があれば一晩冷まして、翌日温め直すと味が染み込んでさらにおいしいです。
以前に作った鯉のうま煮やウグイの甘露煮は別として、煮魚は薄味でふんわりと仕上げるのがいいですね。ショウガや梅もほんのり利いています。
白子はクリーミーでとろけますね。
もちろん白飯にも合いますが、ここはやはり日本酒かな。
ニシンは雄だけが売られているのか?
今回は丸のまま売られていたニシンは、2尾とも雄でした。切り身になって売られているものも白子が入った物をよく見かけます。
ニシンの卵はカズノコになるから、雌はこんなに安く売らないのかな。でも、切り身はともかく丸のままのニシンて外観で雌雄の区別がつくのだろうか。
まぁ、漁師さんなり市場の人ならわかるのかな。ヒヨコみたいに選別のプロがいて、雄だけ安く売ってるのかもしれない。丸の状態のニシンはあんまり頻繁に買わないけど、雌も混じってるのかな。もし雌を買えたなら、それは大当たり!
下記アマゾンリンクのように、子持ちニシン(卵を持った雌)の干物は1尾600円くらいするしね。これ、うまそうだな(^_^)
コメント
生のニシンって、こちらでは魚屋で見かけたことはありません。
(ボクが見たことないだけかも)
行きつけの業○スーパーで買った「ニシンのヒラキ」は、けっこう美味しかったけど何度か買ったら冷凍ショーケースから消えちゃったので残念。
kuniさん、こんばんは。
そちらでは売ってないんですね。南(西)の方にはあんまりいないのかな、と思って調べてみたら割と北の方にいる魚のようで、国内ではほとんどが北海道で採れたものらしいです。
某スーパー、結構マニアックなものが売られていて、私も最近よく利用します。
kuniさんが教えてくれたヒマラヤピンクソルトは、リピート間近(笑)
こんばんは。
ニシンと言うと身欠きにしんの昆布巻きが直ぐに浮かぶんですが、ニシンを炊いたのがどんな感じになるか想像がつきません。鮮魚ニシン自体を食べた記憶が無いからかも知れません。
マンボウさん、こんばんは。
身欠きニシンもうまいですよね。昆布巻きなら尚更。
本文にも書きましたが、ニシンはマイワシを大きくしたような感じの魚です。味もイワシに近いですね。
北海道が主な産地のようで、ウチの辺りでは鮮魚で売ってますが、もしかしたらこの辺りが販売の南限かも?
こちら馴染みない魚なので見たこともありませんがイワシっぽい味になるのでしょうか?
Nori1022さん、こんばんは。
ニシンはウチの辺りではたまに丸のまま売られてますが、どうやら北の方の魚のようです。
外観だけでなく身質も味もマイワシに似てますね。ただ、マイワシほど脂は乗っていない感じで、あっさりした感じです。
塩焼きでもうまいですが、煮付けにすると身がふんわりしていて結構いけます(^_^)
味が染みて美味しそうですね。梅干しを入れるのは初めてしりました。
Kさん、こんばんは。
煮魚は一旦冷ますと、味が良く染み込みますね。
梅干しは甘露煮を作る時に骨を柔らかくする目的で入れますが、そのうっすらとした酸味のおかげで味に深みがでることがわかり、それから他の煮魚にも入れるようになりました。
子どもの頃はあまり好きじゃなかった煮魚ですが、この頃は日本酒と煮魚もいいなと思います。年をとった証拠でしょうか(笑)
ニシンの♂ ♀判別は難しいですね…
トロ箱二箱さばいて、メスは二匹でした、ほぼオスばかり。
人間の♂ ♀は判るのですけど…♪♫♬♩♩♪♬♫♪❤︎ 笑
MAXさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
ニシンを外観で雌雄判別するのはやはり難しいんですね。
売られているものってやはりほとんどが雄なんですかね。そうなると、元々雌の個体数が少ないのか、それとも選別して売っているか、とても気になって眠れません(笑)
最近では人間に関しても、外見だけで生物学的雌雄を断定できない場合も結構ありますよね(^_^;)
市場職員です。
ニシンの雄雌の見分けは漁師や市場職員でも難しく、産卵の時期のニシンは腹を押して卵少し出すことで確認しています。卵は皆様ご存知の数の子となりますので、雌は高値で取引されます。