昨年から始めたテンカラ釣り。
昨年は、フライフィッシングの予備竿として持っていってちょっと遊び程度にやっていただけですが、今年はだんだん釣れるようになってきてフライフィッシングとは違う面白さがあることがわかってきました。
毛鉤名人のハックルさんの毛鉤を使わせてもらってますがなくすともったいないので、自分でもテンカラ毛鉤(のようなもの笑)を巻いてみよう。
昔から使われているゼンマイと孔雀|テンカラ毛鉤巻き
ぜんまい胴の毛鉤
- フック:オーナー 本流テンカラ5号
- スレッド:ユニスレッド 8/0(タン)
- ハックル:ヘンネック(グリズリー)
- ボディー:ゼンマイの綿毛
- リブ:ゴールドワイヤー
テンカラ毛鉤用に買った鉤2種類。
オーナーの本流テンカラ5号を使います。
ユニスレッド 8/0(タン)で下巻きをしてリブ用のゴールドワイヤーを取り付けます。
2年前に採って保存しておいたゼンマイの綿毛。以前にカケスの羽を使ったパラシュートフライを巻いた時にボディーに使いましたね。
黒っぽい部分はゴミが混じっているので、そこを除いて少量をボディーに巻きます。
なかなかダビングしにくい素材ですね、ゼンマイって。
ちょっともこもこしてるけど、ぽっちゃり体型もいいかも。
ゴールドワイヤーでリブを巻きます。モコモコの奥に隠れちゃうけど、チラ見せくらいでちょうど良いか。
グリズリーのヘンネックを取りだし、毛を逆撫でます。
こんな感じに取り付けて3回転巻きます。
余分をカットしてヘッドを成形し、ハックルも少し巻き込んで毛並みを後ろに向けたら完成。
シンプルな毛鉤。こうして見ると、クロカワムシっぽいね。
意外と釣れるかも。
孔雀胴の毛鉤
- フック:オーナー 桑原テンカラ5号
- スレッド:ユニスレッド 8/0(ブラック)
- ハックル:ヘンネック(ジンジャーブラウン)
- ボディー:ピーコックハール
ユニスレッド 8/0(ブラック)で下巻き。
ピーコックハールを取り付けます。
胴にピーコックハールを巻きます。
ヘンネック(ジンジャーブラウン)の毛を逆撫でて先端を取り付けます。
三回巻いて余分をカットしてヘッドを成形。
ハックルも少し巻き込んで毛並を後ろ向きに整えたら完成。
これもシンプル過ぎるくらいシンプルな毛鉤。ハックルをグリズリーに替えたものも巻いてみました。こちらは、幽霊谷で使ってみたら釣れました。
この二種はウェイトを巻いていませんが、沈下速度とキャスティングのしやすさとの兼ね合いで最適な重さにしていきたいと思います。
孔雀胴の強度をアップしよう。
孔雀胴はかなり威力がありそうですが、弱点はその耐久性のなさ。
それを改善するために、少し前にハックルさんとkuniさんからアドバイスいただいたので、やってみました。
毛鉤はテンカラではなく、ピーコックパラシュート・レッドボトムです。
スレッドとピーコックハールを撚ってから巻く方法。
これは簡単に強度アップできそう。
ピーコックハールを巻いてから、逆巻きにスレッドでリブを巻く方法。
スレッドを適当な長さに切ってからお尻に取り付けそれでリブを巻いてみましたが、こんなことしなくても、ピーコックハールを取り付けてそのスレッドをお尻部分で待機させておけば良いのかも。
こちらはちょっと手間がかかりますが、かなり強度アップできそう。
夏のフライフィッシングで活躍してくれるフライを増産。
奥に写っているのはプードルという名のフライ。それについてはまた近々。
テンカラ毛鉤は俳句に通じる。
ゼンマイと孔雀。この2つの胴素材は昔からよく使われていたらしいですね。あともう一つ、木綿糸というもっともシンプルなものも加えて三大古典胴素材でしょうか。
孔雀は繊毛を取り除いてフライの世界でいうストリップドピーコックにしても使いますが、その使い方は割と近年になってからじゃないかな。
テンカラ毛鉤はフライよりも、いろんなものをそぎ落としたシンプルな構成です。
そのデフォルメされた姿と動きでいかに虫らしさを表現し、魚を惹きつけることができるか。
五七五、17音の限られた文字数で表現の限界に挑む俳句に似ているところがある気がします。
いつか名句のような毛鉤に辿り着きたいものです(^_^)
コメント
ボクみたいに巻き散らかしているウチは、そんな俳句の世界に通ずるような毛鉤に到達することはできなさそう。(笑)
スレッドでクロスラップする時は、ボディを前から後ろに巻いて、ヘッドにスレッドを巻き戻しながらリビングしてやれば手間はありませんよ。^^
kuniさん、こんばんは。
俳句に通じるってのは私が勝手に言ってるだけですからね(笑)
私ももっとたくさん巻きたいところなんですが、私の場合なんといっても巻くスピードが遅いですからなかなか進みません。
なるほど!
前から後ろに巻くとは思いつきませんでした。これなら無駄なくスムーズに巻けそうですね。ありがとうございます。
こんばんは テンカラ釣りは基本毛針を沈めて流す釣り方ですかね? 先日、テレビで見た職漁師の方も似たような毛針を使っていました。ピーコックパラシュート、色々なパターンに変えられて使いやすいですね。昨年は緑色を入れたパターンが反応がよかったです。青虫に見えたのかな?今年は、どんなパターンが当たるか楽しみです(^^)
Kさん、こんばんは。
今はテンカラもかなり多様になっていて、ドライフライのように完全に浮かせる釣り方もあるし、上流側に向かって逆引きするような釣り方もあります。
私が今のところやっているのは、水面直下を漂わすように自然に流す釣り方と、狭いポイントの水面を何度か叩く釣り方です。
ピーコックパラシュートは使い勝手がよくて、しかも夏は良く釣れますよね。
同じフライでも、当たりカラーってありますよね(^_^)
ゼンマイ、クジャク胴の二種は如何にもテンカラ感がたっぷりでとても楽しみですね。
最後の一本はフライフィッシングと言う感じですがピンクが自分には経験が無いので釣行レポが楽しみです。
先日のスペアご助言ありがとうございます。やはり林道などを考えるととにかく脱出は最低しないといけないのでスペアですね。ありがとうございます。かなり古い車両ですが入手したのでこれからいろいろと改修を楽しみながら愛用する予定で今後ともご助言宜しくお願いします。
幻の渓流師さん、こんばんは。
ゼンマイと孔雀が昔ながらの毛鉤かなと思って最初に巻いてみました。
もう少しハックルのボリュームがあっても良いのかもしれませんね。
最後のは、フライフィッシングで使っていて実績のある毛鉤です。
ジムニー入手したんですね! ジムニー仲間になりましたね(^_^)
私のジムニーは、現行ジムニー(JB23)の一番古い型で18年前の車両です。それよりも前のJA11でしょうか?そちらも未だ現役でたくさん走ってますね。
いずれにしても、ジムニーはおもしろい車なので楽しんで下さい。
おはようございます。
ご紹介いただきありがとうございます、テンカラ毛ばり私も面白がっていろいろ巻きましたが、やはりテンカラは流す距離も短いし、打ち込みと言う特殊な方法を取りますので、シンプルで丈夫なものが良いですね、その点昔の剣羽に木綿糸の胴は理にかなっていますね、わたしは店に置くのも止めにしました、昔ながらの毛ばりに戻ります。
ハックルさん、こんばんは。
フライにしてもテンカラ毛鉤にしても、巻いているとアイディアが浮かんできていろいろ試してみたくなりますよね。
ハックルさんの毛鉤はどれも釣れる毛鉤です。私がなんとか釣れているのもそのおかげです。
最近はテンカラ竿でドライフライを長く流す釣りをやっている人もいるようですが、私もテンカラは短い距離での勝負だと思っています。
職漁師が使っていた毛鉤はシンプルで丈夫なものだったんでしょうね。木綿糸の胴も巻いてみます(^_^)
来年は僕もテンカラデビューしてみます。
毛鉤は兄さんのを強奪(笑)
Nori1022さん、こんにちは。
来年はテンカラ仲間ですね。お待ちしております。
私はフライをやっている身なので、最初テンカラ竿の長さに手こずりました。穂先を木の枝にぶつけたりして(笑)
毛鉤を強奪する相手が兄さんなら間違いないでしょう。なんだか凄いペースでいろんなのを巻いてるみたいだから、どれを使ったら良いか迷っちゃうかもしれないですけど(^_^)