先日真鮒釣りに行った時に釣れてしまったあまりうれしくない獲物、ブルーギル。
大きいのが釣れたので、持って帰って食べてみることにしました。諏訪湖漁協や天竜川漁協では「ブラックバスやブルーギルの再放流禁止」とか言ってることだし。
唐揚げやフライにすればうまいのはわかってるけど(油で揚げるとどんな魚でもうまいけど、何の魚なのかわからなくなるという欠点があり)、今回は魚そのものの味を確かめたいのでオーソドックスなムニエルにしてみます。
何か付け合わせをつくろう。ブルーギルのムニエルだけでは完成図が地味な感じになるのが目に浮かぶから(笑)
たまたま蕪があったので、これとニンジンで。ハンバーグやステーキの付け合わせとして出てくるグラッセというやつをつくります。
ブルーギルのムニエル
・ブルーギル…2尾
・バター…20g
・塩、コショウ…少々
・小麦粉…適量
・オリーブオイル…大さじ1
付け合わせ用グラッセ
・蕪…1個(葉付き)
・ニンジン…1/3本
・バター…10g
・砂糖…大さじ1
・水…ひたひたになる位
ソース
・バター…10g
・レモン汁…大さじ1
・乾燥バジル…少々
↑まずは付け合わせから。蕪は葉っぱをちょっとつけたままにするとおしゃれ。葉の付け根のすきまに泥がついているので、爪楊枝を差し込んできれいに洗います。そして、皮を剥いて、四つ切りにします。
ニンジンは、縦四つに切って面取りします。面取りしただけでなんとなく美味そうにみえるから不思議(笑)
↑鍋に材料を全部入れて沸騰したら弱火にします。そのまま20分位煮込みます(ニンジンは分量より多めに入れています)。
その間に、ブルーギルをおろします。大、中、二匹。
↑固いしっかりした鱗があるので、鱗落としを尾から頭の方へ動かして鱗を落とします。お腹部分や頭付近など細かい部部分は包丁の刃先を使って丁寧に落とします。
鱗さえ落とせば、あとはアジのおろし方と同じなのでそちらを参照して下さい。三枚おろし完成!
↑棲んでいた川が泥底なので、ちょっと臭みを抜くために3%位の濃度の塩水に15分くらい浸けます。おそらく皮を剥いちゃえば全く問題ないですが、今回は皮を残しているので念のため。
グラッセはだいぶイイ感じになってきました。20分位煮たら、最後に強火にして照りを出せば完成です。
↑おろした身の両面に軽く塩コショウを振り、小麦粉を薄くまぶしたら、熱したフライパンにオリーブオイル大さじ1を引いて、皮面から先に焼きます。あまり動かさずに、皮面が焼けたら裏返して焼きます。
魚を取りだしたら、バター10gを溶かして、レモン汁大さじ1を加え乾燥バジル少々を加えたらさっとかき混ぜて、すぐ火を止めます(本当は魚を取りだした段階で一度フライパンを拭いた方が良いと思います)。
↑皿にグラッセと一緒に盛り付け、ソースをかけたら完成! 見た目はそれらしくなった(笑)
魚がちょっとこんがりし過ぎてる感じだけど、美味い!!
バターレモンソースが爽やかでイイ感じですが、魚単体でも特に臭みはなく、ブラックバスもそうだけど魚を食べてる魚はやっぱり美味い(^_^) クセのない白身でいろんな料理に使えそう。
だいぶ前に諏訪湖漁協では外来魚を1kg400円だか500円だかで買い取っていたことがあったけど、あれはなぜかやめちゃいましたよね?
あれを復活させて、諏訪湖のルアー釣りを常時OKにすればいいのに。そして、買い取ったブラックバスやブルーギルで名物を作って売ればいいのに。この白身なら、ハンバーガーショップのフィッシュバーガー以上のものができると思います。
ぜひ、やって下さい、漁協さん(^o^)/
コメント
フライパンで調理するのに、ちょうど良い魚といわれるだけのことはありますね。^^
フライパンを使った魚料理の代表格がムニエル・・・っていうのが、ボクのなんとなくのイメージです。
こんばんは。
ブルーギルは小骨が沢山ありそうな面構えですが、どうでしたか?
グラッセはカブとニンジンでやると紅白でオシャレで、プレート全体での色バランスも良くなってます。
自分に比べると水量が少し多そうですが、これ位からやると火がよくとおって良いかも知れませんね。
小カブのグラッセはやった事が無いので、今度ヤッテみましょう。
これはなんとなくフランス料理のような雰囲気ですね。
ブルーギルにチャレンジは中々凄いです。(^_^;)
臭みが無く白身魚と言われると舌平目とムキカレーを想像してしまいますが・・・比べるとどんな感じなのでしょうか?
食べてごらんと言われれば一口となりそうですが自分で調理は無理無理^^;
この近辺の水質だと沼状態で綺麗とは言えないのでどうもそのイメージが先行してしまいます。(^_^;)
ブルーギルもティラピアも割りと美味いですね。
おはようございます。
驚きましたね、ブルーギルのムニエル。
ブラックバスはルアーやっていた時に食べてみたことがありますが、イマイチでした、もちろん焼いてだけしか知りませんのですが、リコプテラさんの手にかかると美味しく変身しますね、お見事です。
kuniさん、こんばんは。
> さすがパンフィッシュ
> フライパンで調理するのに、ちょうど良い魚といわれるだけのことはありますね。^^
> フライパンを使った魚料理の代表格がムニエル・・・っていうのが、ボクのなんとなくのイメージです。
そうでしたか、パンフィッシュと呼ばれてるんですね。
ということは、アメリカでは結構一般的な食材だということでしょうかね。
食べたらうまかったので、日本でも十分食材になりそうでしたが(^_^)
マンボウさん、こんばんは。
> ブルーギルは小骨が沢山ありそうな面構えですが、どうでしたか?
小さい割りに骨は硬いですが、小骨はそれほどありません。
真鯛の小さいやつによく似ています。
> グラッセはカブとニンジンでやると紅白でオシャレで、プレート全体での色バランスも良くなってます。
> 自分に比べると水量が少し多そうですが、これ位からやると火がよくとおって良いかも知れませんね。
> 小カブのグラッセはやった事が無いので、今度ヤッテみましょう。
付け合わせの色味が加わるとうまそうに見えますね。
蕪グラッセはなかなか美味しかったです、ぜひお試しを(^o^)
幻の渓流師さん、こんばんは。
> これはなんとなくフランス料理のような雰囲気ですね。
> ブルーギルにチャレンジは中々凄いです。(^_^;)
フランス料理っぽくなるようにやってみました。チャレンジそのものでしたが笑
> 臭みが無く白身魚と言われると舌平目とムキカレーを想像してしまいますが・・・比べるとどんな感じなのでしょうか?
ブルーギルの身は舌平目やカレイよりもしっかりしていますね。
一般的な魚で言うと、やはりスズキが一番近いです。
> 食べてごらんと言われれば一口となりそうですが自分で調理は無理無理^^;
> この近辺の水質だと沼状態で綺麗とは言えないのでどうもそのイメージが先行してしまいます。(^_^;)
日本では食べようという人は少ないと思いますが、kuniさんからコメントいただいた通り、外国では割と一般的に食べられているようです(^o^)
Nori1022さん、こんばんは。
> ブルーギルもティラピアも割りと美味いですね。
そちらにはティラピアもいるんですか?
アフリカ原産だとかで温かい水を好むのか、こちらでは見かけません。
食べ応えありそうな魚ですねー(^_^)
ハックル70さん、こんばんは。
> 驚きましたね、ブルーギルのムニエル。
私も、意外と美味いのに驚きました(^_^)
> ブラックバスはルアーやっていた時に食べてみたことがありますが、イマイチでした、もちろん焼いてだけしか知りませんのですが、リコプテラさんの手にかかると美味しく変身しますね、お見事です。
ありがとうございます!
ハックルさんもルアーをやられてたんですか。意外です(勝手なイメージですが笑)。
ブラックバスは棲んでいる環境にもよると思いますが、泥っぽい場所にいたやつの場合は、三枚おろしにした段階で塩水に浸けてから調理するといいと思います。姿のままの塩焼きだと泥臭さが気になるかもしれませんね。
おはようございます。
バスプロ時代に諏訪湖でトーナメントができたらいいなと湖面を横目に
琵琶湖等の遠方にバスボートを牽引していきました。
頭の固い諏訪湖漁協は代かわりでもしないと駄目でしょうね。
生簀には電気柵が張り巡らされていますし
よく事故が起きないものだと思っています。
。。。なんだか普通においしかったみたいですね。[絵文字:v-403]
なんでも調理法が問題ですよね。
僕は根菜類が基本的に嫌いですが、根菜それぞれに一品ぐらいは好きな食べ方があります。
ゴボウ大嫌い→でもけんちん汁だけは大好き。
大根、人参大嫌い→野菜スティックならば大好き(火が通ると大嫌い)
ジャガイモ大嫌い→ポテサラなら大好き。とかw
それぞれの食材と食べる人に合った調理法を探すのも面白いですね。
こんにちは。
ブルーギル料理素晴らしいですね^^
焼き魚にしてもおいしそうですね〜。
私のよく行く小渋ダムでも沢山釣れるので、
今度現地で焼き魚にして頂いてみようかと思います。
来年あたりに(笑)
テクニカルゲームさん、こんばんは。
> バスプロ時代に諏訪湖でトーナメントができたらいいなと湖面を横目に
> 琵琶湖等の遠方にバスボートを牽引していきました。
諏訪湖はトーナメントを開催するのに十分な数とサイズのバスが棲息していますね(^_^;)
> 頭の固い諏訪湖漁協は代かわりでもしないと駄目でしょうね。
リール釣り禁止と言っているのになぜか鯉釣りの中通し竿ならOKとか、ルアー釣り禁止の理由もハッキリしないし、あまり一貫した考え方がないような気がしちゃうんですよねー。
> 生簀には電気柵が張り巡らされていますし
> よく事故が起きないものだと思っています。
電気柵? 知りませんでした。コワイですね(>_<)
やっこおはぎさん、こんばんは。
> 。。。なんだか普通においしかったみたいですね。[絵文字:v-403]
そうです。まさに普通にうまかったです(笑)スズキみたいな食感と味です。
> なんでも調理法が問題ですよね。
> 僕は根菜類が基本的に嫌いですが、根菜それぞれに一品ぐらいは好きな食べ方があります。
> ゴボウ大嫌い→でもけんちん汁だけは大好き。
> 大根、人参大嫌い→野菜スティックならば大好き(火が通ると大嫌い)
> ジャガイモ大嫌い→ポテサラなら大好き。とかw
根菜嫌いなんですかー。私も子どもの頃は苦手だったかも(^_^)
> それぞれの食材と食べる人に合った調理法を探すのも面白いですね。
確かに調理の仕方によって味も変わりますからね。いろいろ試してみるのも楽しいですね(^_^)
5valainenさん、こんばんは。
> ブルーギル料理素晴らしいですね^^
> 焼き魚にしてもおいしそうですね〜。
>
> 私のよく行く小渋ダムでも沢山釣れるので、
> 今度現地で焼き魚にして頂いてみようかと思います。
> 来年あたりに(笑)
小渋ダムにもギルちゃんいるんですね。
水質の良くない場所のブルーギルは、塩焼きだと泥臭さを感じるかもしれませんが、小渋ダムなら水質良いのでイケると思います。
ブルーギルは小さくても、しっかりと厚い鱗がついているので、しっかり落としてから焼いて下さいね(^_^)