ソロキャンプ用のクッカーは紆余曲折あった末にやっと自分に合った物に落ち着きましたが(場面によって使い分けています)、ストーブ(バーナー)は運良く最初から最高のものに出会えました。最高って言っても「自分にとって」という意味ですけども。
頻繁に登場しているMUKAストーブとマイクロマックスUL、このコンビは私にとっては最高です。
それからもう一つ、燃料を買う必要がないエンバーリットストーブ。
MUKAストーブの魅力
・レギュラーガソリンが使えるので圧倒的な低燃費。
・寒さにも強い頼もしい火力
・使用後エアーでバーナー部のガソリンを吹き飛ばすのでガソリン臭くない。
マイクロマックス ウルトラライトの魅力
・超コンパクトで圧倒的な軽さ。
・場面によってガス能力を選択可能(つめかえ君使用)。
・微妙な火力調整ができ、弱火も得意。
エンバーリットストーブ(ステンレス)の魅力
・小枝や松ぼっくりなど自然物を燃料にできる。
・当然ながら燃料はタダ。
・コンパクトに収納可能。
これだけあれば必要十分なのに、またストーブ買っちゃった(笑)
エンバリットストーブをチタン製にアップグレードしようか(楽天で見る・アマゾンで見る)と思い始め、それならVARGO ヘキサゴンウッドストーブ(楽天で見る・アマゾンで見る)の方がいいか、いやいや、いっそのこと二次燃焼という強力なシステムを持つsolo stove(楽天で見る・アマゾンで見る)を試してみたい。
というような展開になり、ソロストーブライト(一番小型のソロストーブ)を買っちゃった。そして、その勢いに乗って同じsolo stoveから出ているアルコールバーナーも買っちゃった(苦笑)
ソロストーブライトについてはまた後日書くので、今日はオマケみたいなアルコールバーナーの話を。
アルコールバーナーはアルミ缶で自作できるくらいのものだけど、安いのでとりあえず買って構造なんかをじっくり見てみたいと思ったのと、調理でアルコールバーナーならではの使い方も考えていました。
アルコールバーナーはトランギア(楽天で見る・アマゾンで見る)のものが一番売れてますかね。
意外にもかなり使える|solo stove アルコールバーナー
solo stove アルコールバーナー(楽天で見る・アマゾンで見る)
■サイズ
・高さ:約4.6cm
・直径(幅):約7.4cm
■重 量 約99g
■材 質 真ちゅう
■内 容 本体、キャップ、消火蓋
■生産国 中国
フタ付きのバーナー本体と、右側のは火力調整と火消しに使うフタ(写真1枚目)。
使用する時は、写真2枚目のようにフタを外して本体内部に燃料用アルコールを入れて点火します。
アルコールを入れると写真1枚目の赤矢印の穴から二重壁の中にアルコールが入って、上部の縁に開けられた穴から気化して出てくるので点火するとそれが燃えます。
原理は理科の実験で使ったアルコールランプと同じですね。
こんなんでほんとに調理に使えるのかな。半信半疑(笑)
消火するときは、ハンドルの付いた消火フタを被せればすぐに消えます。
消火フタは写真1枚目のように上部を開閉できて、その開き量により火力を調整できます
このフタを全閉した時に固定するための爪が本体を傷付けちゃうけど(写真2枚目)、そういうのは気にしちゃいけないんだろうな。これがアメリカテイストなのか。
solo stoveは「アメリカテキサス発」と謳っているので、アメリカ製なのかと思ったらMade in Chinaだった。設計はアメリカでやってるんだろうけど。
燃料用アルコール(楽天で見る・アマゾンで見る)
ドラッグストアやホームセンターにも売っているし、どこでも簡単に入手できます。
2018年6月現在、アマゾンで買えば500mlで282円。500mlあればかなり使えるから安いけど、リッター換算すると564円。ガソリンは2018年6月現在リッター150円くらい。ガソリン高騰していても、やっぱりガソリンストーブの低燃費は別格。ここに私がMUKAストーブをメインで使っている最大の理由があります。
本体に半分くらい注いで持って行ってみよう。と思ったけど・・・
フタにはゴムパッキン(黄色矢印)がついていて、これによりアルコールを入れたまま持ち歩けるというレビューをどこかで見たけど、実際にアルコールを入れてみたらちょっと傾けただけでびちゃびちゃ溢れてくる(>_<)
燃料を入れて持ち歩くのは無理です。別容器に入れて持っていくことにします。
渓流で使ってみよう!
先日の檜の森釣行でチラッと登場してましたよね。
液体を持ち運ぶならやはりナルゲンボトルに限りますね。醤油だろうが、お酒だろうが、油だろうが全くこぼれる心配がありません。
そして、アルコールバーナーのゴトク兼風防として使うエンバーリットストーブ。
エンバーリットストーブを組み立てて、アルコールバーナーにアルコールを半分くらい入れます。
SOTOガストーチ(楽天で見る・アマゾンで見る)で着火。先端のノズルが伸びるので、こういう着火の時も便利です。普通のライターだと火傷しそうになると思います。
ボッという音がして着火します。明るいところだと炎が見えにくいので注意。
この日は、山フライパンで目玉焼きとソーセージを焼いてみました。
意外と火力が強く、あっという間に焼けました。
消火する時は、消火フタを被せればすぐ消えます(写真2枚目)。
この写真を見て気づきましたが、黄色矢印のところがしっかりはまってませんね(^_^;)
目玉焼きとソーセージ、美味そうに焼けてますよね。
ご飯と味噌汁はMUKAストーブで作りました。
紅茶用のお湯もアルコールバーナーで沸かしてみます。
計測してみると、200mlの水が4分45秒で沸きました。結構使えるんじゃないの、アルコールバーナー。
のんびりティータイムなら、そんなに急ぐ必要ないしアルコールバーナーでも十分だね。
残ったアルコールはバーナーが完全に冷めてからナルゲンボトルに戻せばOK。
こんなにコンパクトなのに結構使えるな、これ。
アルコールストーブの活躍の場は?
今まで私は、料理に力を入れる時はMUKAストーブとマイクロマックスUL、二つのバーナーを持って行きました。ワンバーナーでもいろんな料理はできるけど、問題は最初に一つ料理を作ったあと次の料理を作るうちに最初の料理が冷めてしまうこと。
そこで、アルコールバーナーをトロ火にして保温用に使ったらどうだろうかと思ったんです。
今度はそんな使い方をしてみますが、アルコールバーナー単体でも結構料理はできそうな気がします。これでご飯も炊いてみようかな。
今回はエンバーリットストーブをゴトク兼風防として使いましたが、河原の石を組んで使ってもいいだろうし、どこにでも持って行けるコンパクトさも良い。
アルコールバーナーの特徴まとめ
アルコールバーナーの長所
- 燃料が比較的安価でどこでも手に入る。
- バーナー本体がコンパクトで軽量。
- 寒さにも強く、すぐ着火し火力調整も簡単。
- 燃焼音がとても静か。
- メンテナンスフリーで故障知らず。
アルコールバーナーの短所
- 火力が弱め。
- 風には弱く、風防が必需品(石組みなどでも対応可)。
- 日なたなどで、火が視認できないことがあるので注意。
このバーナーだけだとちょっと頼りないけど軽量コンパクトなので、予備バーナーとしてナルゲンの60mlボトルに燃料を入れて一緒にバックパックに入れておけば、いろんな使い方ができると思う。
日帰り釣行でも、ラーメンと紅茶程度ならこれとチタンクッカーをフィッシングベストの背中に忍ばせておくだけでいいよね。これは使える!
★2018.7.18追記:
ソロアルコールバーナーを何度か渓流に持って行って使いました。
炒め物をするにはちょうど良い火力でしかも炎が横に広がるから、ピンポイントで焦げ付くようなこともなく重宝しています。ガスやガソリンだと焦げ付きやすいんですよね。
当初は保温用程度に考えてましたが、想像以上に調理にも使えます。
コメント
こんばんは 私もトランギアのアルコールバーナー使ってます。調理中になかなか温まらないと思っていたら、途中で燃欠していたことがありました 最初は自作のアルミ缶バーナーを使っていましたが、ひじょーに燃費が悪くトランギアを購入しました。
Kさん、こんばんは。
トランギアも良さそうですね。
アルコールバーナーは自作してみるのも楽しいですよね。効率良く燃えるようにするには試行錯誤が必要かもしれないですけど。
アルコールバーナーは明るいところだと火が見えないので、消えても気づかないこともありそうですね(^_^;)
さすが「こだわり屋」さんですね。^^
火元だけで、どれだけコレクションが増えていくのか、見ていて面白い・・・なんて。(笑)
kuniさん、こんばんは。
いつも通り、他の人から見たら大して重要じゃないところにこだわっています(笑)
私は釣り道具なんかにしても実用重視でコレクションするっていうのには興味がないんですが、火器類と刃物に関しては実用を度外視してややコレクター気味なところがあるかもしれないです。ちょっと危ない人かも。
火器類はまだまだ増えそうなので、お楽しみ下さい(笑)
こんばんは。
これまた面白いですね。
大昔は、缶詰状になった固形燃料が、もっとも安易軽量安価な道具でしたが。
これなら、便利ですね。
マンボウさん、こんばんは。
固形燃料もお手軽で、燃焼時間が決まっている場合には重宝しますよね。
今でも、旅館なんかで一人前ずつの小さな鍋の燃料として使われてますよね。ソロキャンプを始めた当初は、アルコールバーナーは眼中になかったんですが、実際に使ってみるとコンパクトで意外と火力もあるので、かなり使い道のある道具だと思いました(^_^)
簡単な料理ならこれで良いですね
コンパクトで持ち運びも気にする事は無いでしょう
色々研究さて居り何時も勉強させていただいてます。
釣りお爺さん、こんばんは。
ガソリンやガスに比べるとやはり調理時間はかかってしまいますが、風除けさえ設置すればそこそこ調理もできると思います。
何より軽くてコンパクトなのが良いです。他のバーナーを持っていても予備としてはとても優秀だと思います(^_^)
トランギアは漏れませんよ〜
燃料のアルコールに20〜30%ほど水を混ぜてあげると火力が落ちるのでトロ火が楽になります♪
いわなたろうさん、こんばんは。
トランギアのやつは、アルコールを本体に入れて持ち歩いても大丈夫なんですか。トランギアにしとけば良かったかな(笑)
へぇー、水を混ぜてもちゃんと燃えるものなんですか。ありがとうございます!
保温用にトロ火にする時は、川の水をちょっと足して燃やせば良いですね。近々燃焼テストをしてみます(^_^)
おはようございます。
実はわたしもトランギアも持ってます。ただステン板3枚の五徳が使いづらく、腑に落ちないのですが、予備として購入です。
トランギア用のセットになったコッヘルなら使いやすそうでした。
来週から3泊で飯豊・朝日系の沢に行きます。
台風が来ると脅かされてるので困った、困った。
FFfreakさん、こんばんは。
トランギア使っている方、多いですね。
ステンレス板のゴトク、コンパクトで良さそうだと思っていたんですが、クッカーを載せた時の安定性が悪いのかな?
トランギアのストームクッカーは個人的には材質面でちょっと難ありですが、効率良く調理ができるセットになっていますよね。
おぉー、三泊釣行ですか。うらやましい。
梅雨時で天候面がやや不安ですが、お気を付けて楽しんで来て下さい(^_^)
おはようございます。
リコプテラさんには最も大切なものですね、流石にお詳しいです。
渓流が良い季節になりました、いろいろ楽しめますね。
ハックル70さん、こんばんは。
そうですね、釣り具よりもなぜかいろいろ買っている調理器具(笑)
散財しただけあって、火器類や調理器具には詳しくなれました。他の方の参考になればうれしく思います。
渓流は良い季節になりましたが、梅雨入りしたのでしばらくは空とにらめっこの釣行になりそうです。あんまり増水すると毛鉤釣りは厳しくなりますね。
梅雨明けに期待しています(^_^)
今の所車に戻ってキャンプくらいの感じで調理器具持って歩くことは考えていないのですけど、いずれガチる時にはこちら参考にして買う(笑)
Nori1022さん、こんばんは。
車止めで調理なら、ダッチオーブンやらスキレットやら重い調理器具でも問題ないので、いろんな料理が楽しめますね。やはり厚い鉄で調理するとうまさが違います。
いつかガチで調理器具背負って真っ暗闇の山奥へボーッとしに行って下さい(^_^)
その時までに、私は火器類やら調理器具やらさらなる散財をしていることでしょう(笑)
こんにちは。
荷物を軽くしたいので参考にさせて頂きます。色々ポチって売り上げに貢献しますよ!(笑)ではでは。
自営業FFさん、こんばんは。
そろそろ源流泊釣行でしたっけ。梅雨入りしたので気になるのは天候ですよね・・・まぁ、山奥だと晴れの天気予報でも突然降り出したりしますが。
ともかく、お気を付けて行って来て下さい(^_^)
源流釣行はやはりコンパクトで軽い道具が良いですよね。
散財しない程度にお買い物して下さい(笑)