午後から時間が空いて、散らかっている部屋でも片付けるか、と思っていたけど梅雨入りしたのになんだか暑いし青空だし、川が私を呼んでいる。気がする(笑)
掃除なんてやる気になれば夜でもできるし(まぁ、しないけど)、こんなに天気が良いのにうちの中にいるなんてもったいない。ということで、ちょっとだけ釣りに行こう。
なんの準備もしてないから、ぱっと行ってさっと始められるテンカラでいこう。
木曽へと出てきて、私がオセロ川と呼んでいる川の開けた浅瀬ポイント。
手始めにここでテンカラ竿を振ってみよう。
おや、先客の車が。
挨拶すると、これからルアーを投げてみようと準備しているところだというので、ちょっと魚の反応を見させてもらうことに。
しばらく見ていましたが、生命反応がないですねぇ。
車で上に移動すると言うので、私はここから竿を振らせてもらうことに。
13時半、気温26℃、水温15℃。
竿はシマノ渓流テンカラZL。足下はデビルズキャニオンのフェルトソールでウェットウェーディング。
孔雀胴毛鉤にウェイト入れて少し重くしたタイプを使います。
浅瀬を叩きながら少しずつ釣り上り、写真1枚目の岸際で出ましたが、かかりが浅かったのかバラしてしまいました。
段差のある釣りやすい渓相になってきたけど、その後アタリが全くなくどうも釣れる感じがしない(^_^;)
さっきの人が上に行ったし、下にも何人か釣り人を見かけたので、川を変えることにします。
渇水状態の里川で|木曽川水系ニリンソウ沢 テンカラ釣り
やってきたのは、この前ちょこっとテンカラ竿でドライフライを投げたニリンソウ沢。
前回より少し下の釣るのは初めての区間。
梅雨なのにあんまり雨が降らないからかなりの渇水状態。
写真2枚目の岸際黄色丸印のところにゆらゆら待機している魚が見えます。前方に打ち込んで毛鉤を黄色丸印に流そうとするけど、張り出したボサが邪魔でうまく流れに乗せられない。手前の流れに乗った毛鉤に気づいてチラッと寄ってきて定位置に戻る、というのを2回繰り返し。
ドライフライならうまく流せそうな気がする。
フロロハリス0.8号の先に6Xティペットを50cmくらいつなぎ、アダムスパラシュート#14を結んで投げます。今度はためらわずに、フライに猛ダッシュ。
水中がダメでも水面なら出るってこともあるんだな。
苦労してキャッチした割に、小さいアマゴでした
写真を大きくするほどの獲物じゃなかった(笑)
前回から2週間経ったら予想通り岸際の葦が伸びてかなり釣りにくくなってます。水中のバイカモもかなり成長してるし。
川伝いに通過不可能になったので一旦上がって道路を歩きます。
雄のキジが道路を横切って、反対側の草むらに駆け込みました(写真2枚目黄色矢印)。
再びテンカラ毛鉤に戻して浅瀬を流しながら進みます。
イワナも浅場に出ている様子。
こんな何の変哲もない場所からもパシャっと出ました。小さいと思ったら結構良い引きで岸際の葦下に走り込まれてラインが絡まり危うくバラすところだった。
渇水で細くなった流れに、イワナはいた。
口の堅い部分に毛鉤がかかっていたので無事にランディング。
でっぷりと貫禄のあるイワナ。
また道路に上がってこの堰堤下、釣れそうな雰囲気があるから葦をかき分けて降りてみることに。一尾だけ小さいのが出ましたが、かかりが浅くてバラし。
この川はこれ以上葦が伸びたら難しいね。今シーズンは今日が最後かも。
夕方用事があるからもう帰らないと。これからしばらく傘マークが並んでるから、短時間だけど、来て良かった。
川から上がって畑の土手が刈り込まれたその脇の斜面をふと見ると、あれ?もしかしてこれは・・・ちょっと珍しい山菜発見。
それについては、明日また書きます。
地元のおばちゃんと川岸の葦について談義。
川から上がると、畑仕事をしているおばちゃんがいたので会釈すると。
「兄さん、釣れたかね?」と声をかけられました。
「ポツポツ釣れたけど、これから先は葦が伸びすぎて釣りはもう無理かもしれないですねー」と背丈くらいまで伸びた葦の高さを手のひらで示しながら。
おばちゃんの話によると、この川の葦がぼうぼうに伸びているのを気にしていたらしく、村にちゃんと葦を刈ったり埋まった砂防堰堤の掘り出しなど河川整備の要望を出しているんだけど、なかなかやってくれないんだとか。
おばちゃんのお父さんも釣りをする人で、「川に影を落とすと魚が逃げる」なんてことをよく教わったらしい。
その後、村からビーバー(草刈り機)の刃が各家庭に配られて「個々に草刈り対応お願いします」と言われたとか。「個々に」て言ったって、家とか畑を持ってる人がその近くをそれぞれ勝手に刈るってこと? 田舎でよくある「人足方式」で地区の人みんなで手分けしてやるならまだわかるけど、個々人の判断に任せるなんてそんなの無理じゃんねー。
と、ひとしきり摩訶不思議な行政対応についても意見交換をしてから、
「じゃぁ、気をつけて」と手を振るおばちゃんと別れました。
確かにこの川の葦さえ刈ってくれればもっと釣りやすくなるんだけどなぁ。
でも、こんな民家の近くの細い里川で今より釣りやすくなったら、あっという間に魚が釣り尽くされるような気もする。というジレンマに苛まれながら、まだまだ高い位置から照りつける陽射しを背中に、帰路に就いたのです。
今朝(6/18)、大阪で震度6弱の地震がありましたね。
ブロ友の中にもそちら方面の方がいるし、読者の中にもいらっしゃるでしょう。
被害も出ているようなので心配しています。
コメント
何処も渇水気味で釣りは今一でしょう、釣行し釣りだけでなく地元人と
触れ合うのは実に良いものですね、素朴な先輩達は特に感じる事が有ります
自然界に溶け込んだ生活がそうするのでしょう、都会では無いね。
此方は被害も無く助かりました
自然界の力は人を選ぶのが遠征も出来ないとはね
年配者をバカにするようでは自然も受け付けてくれないだろう
釣りだけで無く上目線で見る態度は世間も狭い
釣りお爺さん、こんばんは。
私が行く里川近隣の方々は気さくにいろいろ話してくれて、いつも気分良く釣りができます。釣り人の側もマナーを守って地域に迷惑をかけたりすることがないようにしたいですね。
そちらも地震被害がなかったのは何よりでした(^_^)
人間関係って難しいですね。ちょっとした誤解や齟齬、意地の張り合いなんかで諍いになってしまったり・・・昨今の国同士のやりとりを見ていても、そう思います。
こんにちは。
あの堰堤ですが、魚の居る時と居ない時の差が大きいようです。
葦は我慢しますが、くもの巣銀座は耐えられません。
ついにまぼろしの○○発見ですか。
次回ブログ期待します。
tamaさん、こんばんは。
tamaさんもこの川をよくご存じなんですね。そうですか、あの堰堤にはいる時にはいるんですね。雨の後とか、大物がいるかな(笑)
そうそう、蜘蛛の巣は一番厄介ですね。蜘蛛の糸って釣り糸に絡みつくと、ネバネバする上にかなり頑丈なんですよね。テンカラ竿だと、蜘蛛の巣をまたいで毛鉤を落とすこともできる場合もありますが。
「幻の」と書かれたということは、さすが、何を見つけたかすでにおわかりですね。ちょっとだけですが、食べてみましたよ(^_^)
本日、仕事帰りに ちょっとだけフライを投げてきましたが、同じように川幅が狭くなっていて釣りにくかったです。おまけに釣れたのは10㎝位のアマゴが三匹。早く余裕をもって釣りに行きたい(T_T)
Kさん、こんばんは。
この頃は日が長いので、雨さえ降っていなければ仕事帰りのチョイ釣りも可能ですよね。川幅が狭いと、岸際の葦や蜘蛛の巣が厄介ですよね。
私の場合、小さくてもとりあえずフライに飛びついてくれれば、うれしいですけどね。いつも志が低い釣り人なんで(笑)
梅雨明けにまとまった時間がとれるといいですね。良い釣りを(^_^)
おはようございます。
ようこそホームへ、大会後の川はもう釣れないでしょうね、ニリンソウの川、葦が生茂りくもの巣が張りだすとこの川は終了です、したがって魚影は濃いですね、本流との合流点からしばらく山の中を流れますが、昔はが良かったんですが下水処理場が出来てからは感じが良くなく入ったことがありませんが、釣るだけなら面白いかもしれません、上流右岸から流れ出る小さな支流が2つあって小さなものでしたら結構釣れますね、アレ!この山菜・・・そうです、ここも意外とある所なんですが少し細いかな。
ハックル70さん、こんばんは。
ホームリバーへお邪魔しました。そうでしたね、ここは大会が開催された後でしたね。釣れそうな気がしましたが、甘かったです(笑)
ニリンソウ沢、私は魚をキープしないので、本流合流点から下水処理場まではたまに釣ります。下水処理場近くなるとちょっと嫌なニオイが漂うことがありますね。
上流右岸に支流があるのは知りませんでした。今度様子見に行ってみます。
さすが、ハックルさん。私が何を見つけたか、すでにおわかりですね。
こんなところにあるとは、思ってもいませんでした(^_^)
飯豊の山から帰ってきたら、PC故障となりました。
光ファイバーが電柱上の分岐で保持端子が腐食断線だったとのことでした。
PCがみられるようになって嬉しいのでカキコしちゃってます。
渇水からか、釣果は尺物が釣れた日には貧果、翌日は27cmばかり5匹&25cm以上で計8匹、
水温が低い川だったのですが、やっとカゲロウが羽化してきたら好釣果でした。
瀬には全くいませんでしたので、大石と深みのゆっくりした流れに浮かしておくだけだったので、ドラッグなしでやりやすかったです。
FFfreakさん、こんばんは。
PCが復活したようで何よりです。
飯豊遠征おつかれさまでした。
飯豊も渇水でしたか。水温低い川なのにかなり良い釣りができたみたいですね。尺を筆頭に良いサイズが揃って、うらやましい。
私は大きなプールの釣りは苦手です。手前の浅場から走られ、全体に緊張感が伝わり全く釣れないことがよくあるポンコツ釣り師です(苦笑)
こんばんは。
里川の葦は既に結構な大きさですね。葦も邪魔ですが、これからは蜘蛛の巣が困り物の筆頭になります。
ここぞと言うポイントに限ってあるので、釣れないとの言い訳を何度した事か、数え切れません。
そんな繰り言を言わずに済む様に、近年は蜘蛛の巣の出る季節に蜘蛛の巣の張るアマゴ域には足が遠退いています。
マンボウさん、こんばんは。
蜘蛛の巣は本当に厄介ですよね。
蜘蛛の巣が張られているその下は、本当に釣れそうなポイントなんですよね。
絶対に釣れそうなポイントでは、最初に蜘蛛の巣をとるためのキャスティングをして、糸に絡まった蜘蛛の巣を取ってから毛鉤を打ち込むなんてこともしますが、苦労の割りに釣れなかったりして(笑)
渇水だと釣れにくいのにお見事ですね。岩魚はミノーイングだとめっちゃ釣れるので慣れていないテンカラで釣るのが楽しい今日このごろですが、蜘蛛の巣まみれになったのでもう素人の僕ではやられません(T_T)
Nori1022さん、こんばんは。
毛鉤の場合、増水よりは渇水の方がまだマシですが、程度問題ですよね。これ以上渇水するとキツイです。
蜘蛛の巣はほんとに勘弁して欲しいです。
イワナってデカイ餌に反応しますよね。トンボや蝶なんかはもちろん、カワネズミとかヘビまで食べるなんて聞いたこともありますが、ほんとですかね(^_^;)