渓流ベイトフィネスって何だろう?
私は魚釣りに関しては、中学生の頃、川の餌釣りから始めました。
最初に釣ったのはウグイでそのうちに渓流でアマゴやイワナを釣りました。
大人になってからもしばらく餌釣りをやってましたが、管理釣り場のルアーをやってみたらスレた大物をルアーチェンジしながらなんとか釣り上げるのが楽しくて病みつきになりました。
それから自然渓流でもルアーをやるようになりましたが、渓流の場合は魚さえいれば管理釣り場よりも釣りやすいんですよね。
ルアーをやっていた頃は今ほど源流指向じゃなかったし、渓流メシを作ったりもしていなかったので、気楽に遊ぶ程度にやっていた気がします。
それからフライフィッシングをやり始め、自分で巻いたフライに魚が飛び出す面白さを知ってしまったので今はドライフライの釣りが中心ですね。そしてマーカーニンフやチェコニンフも研究中です。
そんな状況の中、最近妙に気になりだした釣り方がもう一つあります。
それが『渓流ベイトフィネス』と呼ばれるスタイルのルアーフィッシング。
フィネスとは“繊細”という意味で、そもそもはブラックバスフィッシングの世界で細いラインと軽量ルアーを使った釣り方や、ルアーを繊細に操作する釣り方をフィネスと呼び出したのが始まりです。
そして、ベイトリールに巻いた細いラインと軽量ルアーを使った釣り方を渓流に持ち込んだのが、渓流ベイトフィネスです。
スピニングタックルより渓流ベイトフィネスが有利な点
- 手返しの良さ
ラインを巻き取った後、親指でクラッチレバーを押すというワンアクションだけで次のキャスティングができます。 - アキュラシー性能
ルアーのコントロール性能のことです。スピニングタックルでも熟練すればピンスポットに打ち込めますが、ベイトタックルの方が距離感が掴みやすく精度も出しやすい。 - 巻き上げ力
スプール回転方向にダイレクトにラインを巻き上げるので、巻き上げ力があります。ただし、渓流ではそれほどの巻き上げ力は必要ないです。
スピニングタックルより渓流ベイトフィネスが劣っている点
- ルアーの飛距離
スプールを引っ張りながらラインが出ていくのでスピニングリールよりも飛距離が落ちます。 - 慣れないとライントラブルが多発
スプールの回転スピードがラインの放出スピードを上回るとラインが絡みついてしまうバックラッシュというトラブルが起きます。
以前に比べリールのブレーキ性能が向上して軽減されてはいますが、慣れないとトラブル続発して釣りどころではなくなります。
渓流ベイトフィネスをネットで検索していろいろ見ていたら、このロッドが素晴らしいと褒めちぎっている人のブログに辿り着きました。
メーカーのテスターをやっているとかで、まぁ言ってみればメーカーの回し者だけど(笑)、妙に説得力があってこのロッドを使ってみたくなっちゃったのです。
Fishman Beams ブランシエラ 5.2ULを買いました
2018年の2月くらいに発売になったようですが、一時品切れになっていていたものがメーカーから再出荷されたようです。再出荷と同時にメーカー在庫はすでになくなっているとか。
そんな事情もあって、早く手に入れておこうと焦って「購入」ボタンをクリックしちゃったんですけども(苦笑)
Fishman Beams blancsierra 5.2UL(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
・全長:5.2ft
・マテリアル:4軸カーボン
・ガイド:Kガイドチタン+ステン
・継数:3
・仕舞寸法:62cm
・先径:1.84mm
・元径:9.6mm
・グリップ長:42cm
・自重:104g
・ルアーウェイト:2~7g
・ライン:ナイロン&フロロ 3~6lb/PE 0.5~1号
厚みのあるネオプレンのような素材のソフトケースに入ってます。3ピースで仕舞い寸法が62cmと短めなので源流にも持って行けます。仕舞い寸法78cmのレッドラップも何度か源流に持って行ってますが、さすがにあの長さになるとキツイ。
Fishman(フィッシュマン)というメーカーは聞いたことがない人もいるかも。私も全然知りませんでした(笑)
ベイトロッド専門のメーカーなんですよね。このロッドは渓流での軽量ルアーのピンポイント撃ち専用に開発されたものです。
渓流用ベイトロッドとされるものは2ピース(2本継ぎ)の物が多いけど、こちらは3ピースなのもこれを選んだ理由の一つ。
継ぎ方式はスピゴッドフェルール(印籠継ぎ)です。
フェルール部には今のうちにフェルールワックス(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)を塗っておこう。
このロッドの特徴はバット部が太くてパワーがあり、ティップは軽い力でぐにゃりと曲がること。
グリップ部の見た目があんまりかっこ良くないけど、持ちやすければまぁ良いか。
キャストする時はこんな感じで握りますね。手にフィットして良い感じです。
ちょっと振ってみると、思ったよりも硬い感じだなぁ。もっとグニャグニャ曲がるロッドかと思ったけど。
ティップは確かにグニャリと曲がるので、しっかり曲げてキャスティングするのがポイントってことか。グニャリと曲げたロッドが元に戻る時には、ブレがぴたっと収まります。これは確かにピンポイントキャストができるのかもしれない。
ただ、このロッドでほんとに2gを切るようなルアーが投げられるのだろうか??
ちょっと半信半疑。ともかく実際に投げて練習するしかないよね。
★後日追記:渓流ベイトフィネス用のリールについてはこちら。
他にも候補に挙がったロッド
Fishman Beams Xpan 4.3LTS(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
・全長:4.3ft
・継数:4(テレスコピック)
・仕舞寸法:40cm
・自重:93g
・ルアーウェイト:3~8g
・ライン:ナイロン&フロロ 3~8lb/PE 0.4~0.8号
こちらは同じFishmanから2019年2月発売予定のロッド。只今予約注文受付中です。
全長はさらに短くなってしかもテレスコピック(振り出し竿)。
源流指向の私にはむしろこちらの方が向いているんじゃないかとも思いましたが、テレスコピクは破損しやすくメンテナンスもしにくいのが気がかり。ルアーウェイトが3g〜8gと5.2ULより少し重くなっていて、ティップには張りを持たせてあるらしい。
SMITH BST-EXS45UL/C3(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)
・全長:4.5ft
・継数:3
・仕舞寸法:57.5cm
・先径:1.4mm
・元径:7.1mm
・グリップ長:24.8cm
・自重:73g
・ルアーウェイト:1~7g
・ライン:ナイロン&フロロ 2~6lb
SMITH(スミス)というメーカーはかなり好きだし、全長や仕舞寸法も文句なし。blancsierra 5.2ULよりも軽い1gからのキャスト可能とのことなので、私に最適なのはこちらのロッドじゃないかと思ったりして。
4.5ftの他に4.3ftと4.7ftのラインナップがあります。
新年も新しいことをいろいろやろうと思ってます
渓流ベイトフィネスはロッドも重要だけど、リール性能もかなり重要。
リールも実はすでに購入しているので、その話はまた年明けに。ロッドと組み合わせてのキャスト練習などについても近々。
とりあえず、今回は「買ったよ」というご報告のみ。
年末にちょっと大きい散財、いや買い物をしてしまいましたが、これは自分自身へのクリスマスプレゼントという位置づけにして自分を納得させているところです(^_^;)
フライフィッシングを大人しくやってれば良いのにまたおかしなこと始めたね、と思っている人いるでしょう(笑)
私は一つのことを深く探求したいと思っていますが、それと合わせて幅広く浅くいろんなことやってみたいんですよね。
渓流のドライフライフィッシングが中心にありますが、他の釣り方もしてみるとわかることがあるんですよね。もちろん逆にフライフィッシングからルアーフィッシングにフィードバックできることもあります。
もっと極端な話、例えばキノコ狩りやジムニーの整備なんかも、以外と釣りと繋がる部分もあるんですよ。釣りに生かせることがあるんです。ほんとかよ?って思うでしょ。
でも、ほんとです。
この話を展開すると長くなるので今日はここまでにします(^_^)
2018年も今日で終わりですね。
本年もこのブログを読んでいただいた方々、ありがとうございました。
コメントいただいた方々からはいろいろ勉強させていただきました。
新年も皆さんに幸せがたくさん訪れますように!
リールは、シマノ カルカッタコンクエスト BFS HGを購入しました。
コメント
おはようございます。
本当に研究熱心ですね、多岐にわたり経験しておられますがその経験はいつか役にたってくるでしょうね、往々にして釣り人はテングになる人が多いものですが、経験からの所作は説得力が増しますからね、新しい情報本当に役に立ちます、来年もよろしくお願いいたします、良いお年をお迎えください。
ハックル70さん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
研究熱心であることは間違いないですが、その方向性がときどきおかしい場合があります(笑)
いろんなものに手を出してどれも中途半端になってしまう恐れもありますが、今年も楽しく釣りをすることを中心に考えていきたいと思います(^_^)
来シーズンに向けて準備万端ですね。楽しみが また一つ増えましたね(^-^) 年明けのレポも楽しみにしてます。 今年一年ありがとうございました。良いお年をお迎えください。
Kさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
準備万端というか、これからまだ揃えなきゃいけないものがあったり、ベイトタックルのキャスティング自体を練習しなくちゃいけないんですけども(笑)
楽しみが増えたことは間違いないですが、ベイトタックルのキャスティングは思ったより手強そう(^_^;)
リールの記事、楽しみです。
ベイトは「道具」」感が気に入っていて、良く使っています。
古いリールをカスタムするも良し、最新高性能リールを使うも良し、
また、右巻きが良いとか左巻きが良いとか色々議論(?)もあったりして、
掘りがいがありますね。
ところで、リコプテラさんの渓流泊釣行記事、いつもとても楽しみに読ませて頂いています、ありがとうございます。
来年も興味深い記事お待ちしています‼️
akさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
ベイトリールはメカニカルな感じがしてカッコイイですよね。akさんはベイトタックルの釣りをされてるんですねー。いろいろ教えて欲しいです(^_^)
リール自体は入手済みなんですが、記事が間に合わないので新年最初の記事は自動車用工具セットの話になりそうです(笑)
渓流釣行記事をいつも読んでいただいて、こちらこそありがとうございます。
こんにちは。
今年はチェコニンフとか言う妖精見たいのが出てきたと思ったら、今度はフィネスなどと手練手管みたいな釣なんですね。
世界中の人があの手この手で偽餌と魚との競い合いをしているのが見えて面白いです。
やはり釣○○なんですねぇ~(嬉)
マンボウさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
私は今年もいろんな釣り方で鱒を釣ろうとしている釣りバカです(笑)
今回のベイトフィネスという釣り方は、藪が張り出したポイントの藪下のわずかな隙間にルアーを打ち込むというようなことが可能です。現段階の私の技術じゃ無理ですけど(^_^;)
深い大きな滝壺なんかもルアーなら狙えるので、川の主みたいなやつも釣ってみたいですね。
こんにちは。
今年は、チェコニンフとか言う妖精がおびき寄せるような釣りを始められたと思ったら、今度はフィネスと言う手練手管の様な釣ですか。
本当に釣〇〇ですねぇ~(嬉)
良いお年をお迎え下さい。
マンボウさん、再びこんばんは。
時折マンボウさんがコメントを2回送信して下さることがあるんですが、現在コメント欄は承認制になっているので、私が承認するまで表示されないんですよ。
コメント入力して「コメント送信」ボタンを押して画面が切り替われば確実にコメントは送信されています。
何度もお手間を取らせて申し訳ありません(^_^;)
一度メールアドレスを入れてコメントしていただき承認された後、次回から同じメールアドレスを入れてコメントしていただくと自動承認で即時コメントが表示される仕組みになっています。
よろしくお願いいたします。
ベイトフィネスね、興味あるんですよ。
昔バスに夢中になっていた頃、スピニングよりベイトの方がアキュラシーも高く手返しもいいので圧倒的に使いやすかったんです。
どう考えてもスピニングよりいいはずです。
良いお年を迎えてください。
そして来年も良い釣りを!
いわなたろうさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
たろうさんはバサーだったんですよね。であれば、ベイトタックルの利点は十分理解されてますよね。やはり慣れればベイトタックルの方がルアーをコントロールできますか。私はまだ練習でちょっと投げてみただけですが、バックラッシュしないように気を取られあんまり自分の思ったところに投げられませんけどね(笑)
たろうさんも今年も良い釣りを!
面白そうな物ゲットですね、来シーズンが楽しみですね!
色々なことをすると違うことにも応用できたり閃いたりしますよね。
磯のヒラスズキ釣りとか本流アマゴのピンポイントの釣りと同じ理屈で釣れたりしますし。
Nori1022さん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
面白そうでしょ、これ。リールをセットしてちょっと投げてみたりしたんですが、うーん、やっぱりスピニングの方が良いんじゃないの?なんて早くもそんなことを思い始めましたが、しばらく試行錯誤して渓流でビシッとポイントに入れられるように頑張ってみます。
一見関係ないことが応用できる感覚、Noriさんならきっとわかってくれるだろうと思ってました(^_^)
来年はベイトタックルとハンモックの組み合わせも見ることが出来るということですね。
今から楽しみだ。^^
今年は色々とお世話になり、ありがとうございました。
来年もまた、よろしくお願いいたします。
お互い、良い釣りしましょうね。
kuniさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
ベイトタックルとハンモックの組み合わせが、いつのまにかスピニングタックルになっていたらゴメンナサイ(笑)
リールをセットして少しいじった感覚では、キャスティングが思ったより難しいです。今年は修行の年になるかも(^_^;)
kuniさんも良い釣りができる一年になりますように。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ベイトフィネス、釣趣はスピニングタックルよりは上かも知れませんね。
バスブームあたりの10年程でベイトリールの進化は目を見張るものがありました。
飛距離もさることながら巻き心地。ハイエンドモデルは雑音が一切ありませんので前アタリまでハンドルから伝わってきたのは衝撃だったのを覚えています。
ベイトフィネスはダイワのピクシーとかシマノのコンクエスト50辺りから始まったように記憶しています。
七流釣師さん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
七流釣師さんも以前はバサーだったんでしたっけ。
私は今までベイトリールって使ったことが無かったんですが、おっしゃる通りでかなり進化したジャンルのようですね。私にこれが使いこなせるのかちょっと心配ですが(笑)。
極細PEラインでイワナやアマゴを釣るのはちょっとワクワクしています。
まず、キャスティング練習しなくちゃですが(^_^;)
興味深い釣りのようですね。
季節によりルアーが良いのは感じるのですが流石に竿の値段が高価ですね。
自分には当分格安のUL竿とスピニングの安いセットですかね^^;
幻の渓流師さん、こんにちは。
毛鉤に反応しない魚もルアーを猛追したりするんですよね。その逆の状況も多々ありますが。
私はちょっと変わった道具でやろうと思っていますが、実はスピニングタックルで十分楽しめます。というか、その方がストレスなく釣りが楽しめると思います(^_^)
私はこのロッドでいつ魚が釣れるようになるのでしょーか(笑)