10連休前半は天気と都合がうまく合わなくて釣りには行けず、後半も何かと人が集まったりしてその度に山菜確保の命を帯びたりして、結局この連休中はまともに釣りはできそうにありません。それでも最終日には釣りに行けるかも・・・と思っていたらちょっと天気が怪しい(T_T)
まぁ釣りに行っても川は人だらけだろうし、そもそも私は10連休じゃないんですけどね(笑)
只今山菜シーズン真っ盛り!
連休が始まり、母親が「久しぶりにワラビを採りに行きたいねぇ」などと言うので、今の時期に採れるだろうと心当たりのある場所までドライブ。
母親は若い頃よくワラビを採りに行っていたらしい。
あった、あった。
ワラビはポツポツ生えていますが、なんとその日の朝、遅霜が降りたせいで萎れてしまっているものが多数。
それでも、煮て食べられるくらいは採れたので良かった。
母親は「開いたものでも食べられるよ」とかなり開いたものも採ってますが、まぁいいか。
そしてついでにゼンマイが採れそうなところも見てから帰ります。
ジムニーで林道を上っていくと、
ありました、ありました。
ゼンマイって綿毛の色がいろいろあるんですよね。
黒っぽいもの、茶色っぽいもの、白っぽいもの、綿毛の種類はいろいろ。
それから、ゼンマイの近縁種のヤマドリゼンマイというのもあって、この巻いた状態での判別はかなり難しいようです。
どれも食べられるので、深く考える必要はないですが。
一つ、新たに知ったことがあります。
私は今までゼンマイをあまり採らなかったこともあって気にもしてませんでしたが、ゼンマイのクルクル巻いている部分には2種類あるんですよね。
この写真は綿毛を取り除いた状態ですが、Aのように巻かれている葉がペタッと薄くクルクルの中に収まっているもの(栄養葉)と、Bのようにモコモコした球体状になっているもの(胞子葉)。
胞子葉はある程度残して、栄養葉を採るのが良いということです。
ゼンマイの綿毛バリエーションや、栄養葉、胞子葉については『美味しい山菜&きのこ図鑑』の方に詳しく書きましたので、そちらもご覧下さい。
ちょっとだけ釣りにも行ってみたけれど
連休中にちょこっとだけ釣りに行こうと出かけてみましたが、まさかの濁り。
雨の後ではあるけど、こんなに濁るほど降ったかなぁ。
別の川に行ってみるか。
こっちは濁ってないじゃん。
渓流ベイトフィネスでやってみます。
開始5分後くらいに、護岸深瀬の駆け上がりの逆引きでアマゴがヒット!
寄せてくる間にぐりんぐりんとローリングされて、ネットに手を掛けようとしたところで、敢えなくフックアウト。そこそこの良型だったので、悔しーい!
さらに少し釣り上りますが、なぜかこの川も強い濁りが入ってきました。
なんかやる気がなくなったし、ちょうど川岸には食べ頃のコゴミがたくさん生えていたのでこれを採って帰ることにします。そもそも時間がそんなにないのです。
さらに、川沿いにホップの芽(カラハナソウ)も生えていたので、これも採って帰ることに。
地元ではコシアブラが最盛期・・・山には危険も
コシアブラの新ポイントを開拓しようと、それらしい山をあちこち見て回ります。
一度食べるくらいはポツポツと採れましたが、大した群生場所は見つからず。
林道沿いに生えていたウルイを少々採ってきました。
私のコシアブラのメインポイント。
ここは『コシアブラの森』と言っても良いほどもの凄い群生地なので、採ろうと思えばたくさん採れます。今日も適度に採って帰りますが。
狭いて急な林道を歩いて登っていくと、前方に白い車が。最初軽トラだと思ったんですが、あれ? 軽トラじゃないし、なんだかおかしいぞ。車の向きが・・・
近くまで行ってみると、林道両側の土手に差し渡すように白いアクアがすっぽりはまっているではないですか。前後のバンパーはかなりやっちゃってます。
何コレ!?
いったいどうすればこんな形にここにはまるの??
近くに人はいないし、助けを呼びに降りていったのかあぁ。ともかく、どうしようもないので、私はさらに林道を上ってとりあえずコシアブラを採ることにします。
コシアブラはちょうど食べ頃で、必要な分だけ採れたところで再び林道を下ります。
さっきのアクアのところまで戻ると、3人ほど人が見えます。救出に来たのかな?
でも、あの状態だと吊り上げるしかないんじゃないの?
挨拶して話しを伺うと、連休中に近くの家にやってきた親戚の老夫婦(見た目70代前半かな?)がコシアブラを採ろうと林道を上ってきてこんなことになってしまったんだと。
写真の奥から、お婆さんの運転で林道下から上ってきてAのところに頭を突っ込んで切り替えそうと思ったらしい。お爺さんは助手席。
Aからバックしようと思ったけどギアをニュートラルに入れてしまい、それで車が後退し始めたのでパニックになってハンドルを右にいっぱいに切った状態でブレーキも踏めず、そのまま赤矢印のようにグイーンと180℃回って林道の土手にはまり込んでしまったそうです。
下手すると下方向に横転しかねない状況。コワっ。
ともかく、JAFからウインチ付きのパジェロがやってきました。
この状態、下からウインチで救出できる?
救出風景を撮ろうかとも思ったけど、さすがに大変な目に遭っている人が目の前にいるのに写真なんか撮っているのは不謹慎だから、2日後に再度コシアブラを採りに行った時に現場検証してみました。
黄色丸印がアクアがはまっていたところ。
私もちょっとだけJAFさんのお手伝いをしました。
手前側(林道下側)にパジェロを停めて、ウインチのワイヤーを左側の太い木に通してからAの木に取り付けた滑車を介して、アクアの右前輪ホイールに接続(赤点線)。
なるほど、滑車を使えば下側からでも上側に引っ張れるのか。
これでグイグイ巻き上げてみますが、角度的にアクアがさらに前に突っ込む形で力がかかってしまいNG。
もっと右側奥のBの木に滑車の位置を変更して再挑戦。
今度は良い角度でなんとかアクアのフロントが少しずつ上側に向かって動き出しました。フロントバンパーからバキバキと音がしてますが、この際仕方ないですね。
なんとか引っ張り出せて、自走はできる状態だったのでご親戚の家まで降りて行きました。
車はかなり破損しちゃいましたが、怪我がなかったのは不幸中の幸いでした。
ともかくお気を付けて、と別れました。
山遊びは楽しいですが、危険も潜んでいます。
山菜採りは普通ならそれほど危険な目に遭うことはありませんが、油断は禁物です。
今回のような狭い(しかも急な)林道は、二輪駆動の車で入っていくのはやめた方が良いです。たまにキノコ狩りシーズンにも見かけますが。
まぁジムニーなら入って行けますが、私でも林道入り口付近の広い場所に車は停めて歩いて上るような場所ですからね。
過度にビビる必要はありませんが、山には他にも、滑落、熊、蜂、マムシなどの危険もあります。ちゃんとした知識を持って山菜採りを楽しみたいですね。
そんなわけで私は山菜採りのゴールデンウィークになりましたが、いろんな山菜が採れたので料理もいろいろ作りました。
それらについては、また近々ご紹介したいと思います。
今の時期に山菜はいろんなのが一度にばぁっと生えてきちゃうけど、もう少し種類ごとに時間差があってキノコの時期までいろいろ楽しめたらうれしいのにな。
まぁ、そう人間の都合通りにはいかないか。
コメント
おはようございます。
今年は山菜が遅れていますね、昨日、チロルの森周辺を歩いて見ましたが、コシアブラは2~3cm、タラノメもまだ硬く閉じていました、市内でこんなですから木曽方面はまだでしょうね、連休明けにゆっくり行ってきます。
ハックル70さん、こんにちは。
日中は暖かくなりましたが朝は寒いんですよねー。遅霜が降りてビックリしました。先日ワラビを採りに行ったら霜でかなりやられていたし、北信の方ではアスパラガスがやらせて大損害だとか言ってましたね。
木曽はこちらよりもう一段階寒いので、これからが山菜シーズンですよね。渓流はいよいよ毛鉤ですね(^_^)
こんにちは。
釣りに行けずとも山菜採りができて羨ましいです。山へ入るだけでも気分が違いますよね。
私は信州に9日間も滞在しました。
山菜採りを楽しみにしていましたがツクシがまだギリギリ採れるぐらいでしたので他の山菜も早すぎる感じでした。何とか帰る前日にコゴミを採ることができましたが、期待のコシアブラはほんの僅かしか発見出来ず。又来年に期待です。
七流釣師さん、こんにちは。
確かにおっしゃる通りで、今の時期は山を歩くだけでも気持ちが良いです。
信州長期滞在でしたね。北信だと山菜もこちらよりも遅いのに加え、今年は例年よりかなり遅れているので残念でしたね。
コシアブラはこちらでもまだ採れているので、そちらはもう少し後かもしれませんね。
釣りに行く時間はなかったんでしょうか。いつか信州でも渓流釣りを楽しんで下さいね(^_^)
四万十川でアユ漁の準備していると、クラウンで急傾斜な河原を川べりまで降りてきてスタックして困っている都会ナンバーのご年配の人いたりします(笑)ひと目でヤバイとわかりそうなもんなのに。
Nori1022さん、こんにちは。
狭い林道とか川辺とか砂浜とか、絶対にその車じゃ無理でしょってところに平気で入り込んでいく人いますよね。
その自信はどこからくるのか不思議でなりません。
都会の人と田舎の人間では危険察知能力に差があるんですかね(笑)
山で車の事故にあいたくないですね。昔はランクルだったので、何台かレスキューしたことがありますが 今は普通車なので気を付けないといけないですね。山菜も木曽でも南の方だと いい感じ に育ってるかもしれません。多分、ゴールデンウィーク中に採られていると思いますが
Kさん、こんにちは。
普通の道路上なら救出も簡単ですが、山だといろいろ面倒なことになるので気をつけたいですね。
ランクルでレスキューですか。助けてもらった人からは神様に見えたことでしょう(笑)
今年は山菜が遅いですが、木曽南部なら食べ頃かもしれないです。川も山も今年の10連休は空前の人出だったでしょうね(^_^;)
こんばんは。
タイミングと言うのは実に怖興味深いものです。
雪が積もってスリップするわけではないのに、スッポリと嵌まってしまう事もあるんですね。
他所の車や、人のいない山中でラッキィな方だったようです。
マンボウさん、こんばんは。
ほんとですね、こんなところにすっぽりはまり込むなんてもの凄い低い確率だと思うんですよね。
本人に聞くまでは、どうしたらこんなことになってしまうのかさっぱりわかりませんでした(笑)
確かに、他の車や人を巻き込んでしまったら大変なことになりますね。ご本人も怪我は無かったので、不幸中の幸いですねー。
事故はいつも想像しない状態になることがありますね。
なんでそんなみたいな^^;
人に怪我がなかったのは良かったですね。山菜の季節しっかりと注意が必要ですね。
こしあぶらの天ぷらが大好きなので見てるとめちゃ美味しそうですね。
幻の渓流師さん、こんばんは。
ほんとに、全くあり得ないようなことが起こるのが事故なんでしょうね。車はかなり壊れてしまいましたが、怪我が無かったのはほんとに良かったです。ご本人たちもかなり反省されているようで、今後は気を点けるとおっしゃってました。
コシアブラの天ぷらは最高ですよねー(^_^)
ボクも携帯圏外の山奥でJAFさんのお世話になったので、滑車を使っての作業は身を持って経験済みです。^^;
しかし、よくこんなに綺麗に横向きにはまり込んだものですねぇ。
昨日の釣行の際にタラノメを見つけましたが、既に先行者が少しの芽を残して採った後だったので採るのは遠慮しました。
先行者の方は確実に木の命を奪いきることのない採り方をされていたのが見て取れたので、自分は取れなかったけど気分が良かったです。^^
kuniさん、こんばんは。
何ですと!?
まさか身近なところでそんな目に遭っている人がいるとは。それは大変でしたねー。脱輪でもしたのかな。
タラノメは芽を全部採っちゃうと、やがて枯れてしまうんですよね。こちらでも、目に付きやすい道沿いではよく見かけます。
山菜も魚も永続的な資源となるようにしたいですよね(^_^)
こんにちは
私も今日こしあぶらを山で取ってきました。夕食が楽しみです^^
平日でもあちらこちらで山菜取りの方を見かけました。
車の置き場も考えないといけませんね、交通の邪魔にならないように、、
自分も車をスタックさせたりしないように気をつけなきゃ><(怖わぁ~)
ポンタさん、こんばんは。
コシアブラは見つけやすいし、量も採れて味も抜群なので最高ですよね(^_^)
今頃、天ぷらにして食べている頃でしょうか。ビール飲みたくなりますね!
このところ、山菜ブームのようですね。
車の置き場所、重要ですね。うっかり細い林道を上って行ってしまうと、転回場所がみつからず焦ることもありますし(^_^;)