このところ、釣り関連じゃない方にも見ていただいているようなので、釣り用語解説も交えながら書きたいと思います。「そんなの知ってるよー」という方も多いかと思いますが、お付き合い下さい(^_^)
先日の木曽への接待釣行の時に見た、木曽川本流、支流とも渇水状態でした。
釣りには行けそうだけど、どこへ行ったら良いか・・・
渇水ねぇ。
そうだ、いつもは水が多くて難儀する中央アルプス方面へ行こうじゃないか。
5月に痛い目にあったあの川。今からだと、釣り開始は午後になっちゃいそうだけど、行ってみるか。
下流部を見ると、渇水? どこが?
いつも通り、ガンガン水圧高そうですが(^_^;)
まぁ、上の方へ行ってみれば少しは水量落ちるか。山を一つ隔てただけで、こんなに水量違うの、伊那と木曽って。
↑とりあえず、前回と同じ場所からの入渓。水はとくに少ないとは思えないが、前回よりはましか。
↑タックルは前回と同じ、AXISCO AXGF763-6(>>楽天市場で見る)と、ダイワ ロッホモアSLA3/4(楽天市場で見る・アマゾンで見る)の組み合わせ。
ラインはDT-3F。
11時30分、蝉の声が賑やかな緑濃い山の中で釣り開始。
気温21℃。水温9℃。
低いだろうとは思ったけど、やっぱりここは水が冷たいな。
先年の秋尺イワナを釣った時と同じ水温。縁起が良い(^_^)
アダムスパラシュート#14で釣り始めます。最近やっとアダムスパラシュートはスリムにコンパクトに巻けるようになってきた。今から思えば、これに限らず最初の頃のタイイングの様子、恥ずかしくもなくよく載せてるな、自分ながら(笑)
まぁ、下手なのとか失敗とか書いておくと、今後に生かせるしね。ブログは基本的に自分の日記だから(^_^)
入渓点のほんの少し上の、落ち込みからのヒラキ。
流芯脇辺りで、パシャッと。おっ、ちょっと油断してて、アワセが遅れ気味だったけど…
イワナ24cm。最初にしてはいい感じ。うれしいよ!
流芯部はかなり強い流れ。でも、やはり前回より水は少なく、対岸へ渡りながらなんとか川通しで遡行できそう。
流芯がぶつかるカーブの小さな巻き返し。岩盤際にふわふわとフライを浮かべたら、想像通りに出ました。うれしい!
イワナ20.5cm。
左は流芯の強い流れ、右は岩盤と覆われた木で取り込むのに苦労しました。大物だったら、左の流れを下られてアウトだったかも(^_^;)
このところ、フライで最初に釣れた時の気持ちを忘れていたような気がする。
自分で巻いたフライに、魚が飛びついてくれる。それだけで、本当にうれしいな。
激しい流れの横にできた水深のある巻き返し。
エルクヘアカディス#14で、イワナ23cm。
水深のある場所でも、出てくるところをみると、イワナの意識はかなり水面に向けられているのかもしれない。
落ち込みから直径3mくらいの丸いプール。水深、水速ともイワナはいるでしょ。
下の強い流れの中に立って、まず肩の部分(釣り用語解説:段差のある場所で、下の段へと流れだそうとする部分。写真でいうと、手前の水がかぶっている大石のすぐ上辺り)にいる魚をまず釣ろう。ここから走られると最悪だ。
出ませんねー。それならば、白泡から手前側を流し、そして奥の白泡切れ目から写真の黄色丸印までデットドリフト。
デッドドリフトとは、ラインでフライが引っぱられることなく、自然に虫が流れているように見せることです。ドライフライの場合、基本的にフライに力が加わって引っぱられると魚が違和感を感じて釣れません。
バシャッと派手なスプラッシュ! 魚体は確認できないけど、小さいヤツの出方? いや、それにしては音が迫力ありすぎるような、などと思っているヒマもなく、すかさずアワセ。そのまま手前に寄せようと思ったけど、ぐぃーんと白泡の方へのされます。元気いいな。まぁまぁ大きいのかな。
そっちへ走られたなら、もうここは、この一尾に集中しよう。上の段へ移動します。ここなら、余裕で取り込める。と言っても、そんなに広い場所じゃないから、ロッドから出ているのはリーダーのみ。
一度少しこちらへ向いたかと思ったら、また、岩の下にぐぃーんと潜り込んで、動かなくなった。根ズレ(釣り用語解説:釣り糸が石などにこすれて切れてしまうこと)で切れたりしないだろうな。
ティペットは6Xの継ぎ足しに、さらに7Xを継ぎ足してある。継ぎ目の多い糸は弱いぞ。しかもこのところ、細い糸だと強度が低いんじゃないかと疑いだしたブラッドノット。あんまり無理に引っぱりだせないし・・・
ロッドを倒して、魚が潜り込んだ方向と逆に、つんつんテンション掛けたら、出てきました。ロッドの弾力を生かして再度潜ろうとするのをなんとかしのぎ、よしここで一気に水面へ出して空気を吸わせよう。
よし、そのまま。27、8はあるかな? そのままスイーッと、水面を滑らせて。
ランディングネットに、イン。やったー!
うん? ネットに入ったイワナ、なんだか大きい。尺(釣り用語解説:尺とは30.3cmのこと。尺を超えるかどうかが大物の一つの基準です。尺イワナはシーズン中もそんなに釣れません、私の場合)超えてる? もしかして?
イワナ31.5cm。今シーズン初の尺イワナでした! ウレシイ!!
渓流のフライフィッシングでの自己記録を5mmだけ更新しました(笑)
写真を撮っていて気付いたけど、ここ、昨年秋に26cmの写真を撮った場所だ。イワナにとって暮らしやすいポイントらしい。
その後もぼちぼち釣れて、満足、満足(^_^)
落ち込みからプールになっている場所。
肩の部分にアダムスパラシュートを浮かべると、パシャッと明らかに小さい魚が。
もう一度キャスティングすると、同じ場所でまたパシャ。フッキングせず。
それならば、小さいフライでと、CDCダン#18に変えてみるけど、写真でもわかる通り、光りの反射でとても見にくい。フライを見失って、あらぬ方向でパシャッ。
これだけ何度も出るのは間違いなくチビッコだ。でも、このチビッコ、なんとか釣りたいな。
スタンダードのモスキートパターン#18でなんとかフッキング。イワナ18cm。
この場所は、何度かキャスティングしても魚が出ないので、移動しようかと一歩前に踏み出したら、足下からかなり大きいヤツが走りました。あぁー、無念(T_T)
よし、今日はこれで帰ろう。
前回の痛い目にあった釣行とは打って変わって、今日は大満足でした。ウェーディングシューズのフェルトも貼り替えて快適だったし。あれ、そう言えば、前回、頬と膝を痛打したあの岩。今日、写真に撮ろうと思ったけど。知らないうちに通り過ぎちゃったな。そんなことあるだろうか、おかしいな。あの時の岩、場所的には通過しているが・・・なんだかキツネにつままれたような気分・・・まぁ、いい。
この川の9℃は幸運を呼ぶ水温なんだな、きっと。ありがとう、女神様(^o^)
コメント
う、うらめしい…
じゃなかった羨ましいw
そろそろその川もいい時期なんですかね〜
ボチボチ出撃しようかなと考えてたところなのですが…
うむむむむ。行っちゃおう…かなw
良型ゲットおめでとうございます。
素晴らしい魚体ですね!
大いに自慢してください。^^
おめでとうございます。
こんばんは!
おお、グッドな渓でグッドな釣りをしてますね〜。
それにしても、イワナの尺超えはさすがに獰猛な顔ですね。
こちらは明日は雨、土日は30℃超えなので標高の高いところでも行ってきます。
こんばんは。
この時期でも9℃とは流石信州ですね。
岩魚、形は勿論、魚体の色もナカナカよくて好きなタイプです。
尺上げ岩魚も良い面構えで、釣った魚を見るのが楽しい良い川ですね。
自分でタイイングしたフライで掛ると一層嬉しいですね
渓流も静かに成り、釣り人も少なくチャンス到来でしょう>
やりましたね〜、尺イワナをゲットされお見事でした
私はまだ尺の顔は見てません。
おはようございます。
きれいな川ですね、あまり歩けなくなりましたから仕方が無いですが、薮沢でごちょごちょ釣っている自分が情けなくなるようなロケーションです。
おはようございます。
おめでとうございます、凄い顔つきの岩魚ですよ。
シューズの調子も良さそうですね。
しゅやさん、こんばんは。
> う、うらめしい…
> じゃなかった羨ましいw
いやいや、ブログ見ましたよ! しゅやさんも良い釣りしてるじゃないですか(^o^)
> そろそろその川もいい時期なんですかね〜
水はもっと少なくてもいいくらいですが、今の水量ならなんとか川通しで歩けます。
水温低い割にイワナの反応は良かったですよ。
> ボチボチ出撃しようかなと考えてたところなのですが…
> うむむむむ。行っちゃおう…かなw
梅雨で水が増える前は良いかもです。
水が増えるとまたしばらくお手上げになっちゃいますので(笑)
Nori1022さん、こんばんは。
> 良型ゲットおめでとうございます。
ありがとうございます!
Noriさんのブログでいつも大物の写真を見慣れているせいで、このくらいだとちょっと霞んじゃいますが、自分としては大満足の一尾でした。
さらなる大物を求めて、渓流を歩きます(^o^)
kuniさん、こんばんは。
> 素晴らしい魚体ですね!
> 大いに自慢してください。^^
> おめでとうございます。
ありがとうございます!
ぐいぐい引いて、カッコイイ岩魚でした。
が、日陰で写真を撮ったんですが、敢えてストロボオフにしたのが災いして、どの写真も微妙にブレているという(T_T)
でも、頭の中にはしっかりと焼き付けました(^o^)
タキビさん、こんばんは。
> おお、グッドな渓でグッドな釣りをしてますね〜。
> それにしても、イワナの尺超えはさすがに獰猛な顔ですね。
なかなか厳つい顔していて、引きもワイルドでした(^o^)
> こちらは明日は雨、土日は30℃超えなので標高の高いところでも行ってきます。
こちらも梅雨入りしたそうですが、今のところそれほど降る気配がないです。
30℃越えの日は、水の冷たい高さまで登るのが一番ですね!
マンボウさん、こんばんは。
> この時期でも9℃とは流石信州ですね。
この川は、私が行くときはいつも水温低いです。
また真夏に行って、様子を確かめたいと思っています。
> 岩魚、形は勿論、魚体の色もナカナカよくて好きなタイプです。
> 尺上げ岩魚も良い面構えで、釣った魚を見るのが楽しい良い川ですね。
イワナは個性が強く、川によって全く外見が違いますね。
尺イワナは獰猛な顔つきで、ヘビなんかにも食いつきそうな感じでした(^_^)
釣りお爺さん、こんばんは。
> 自分でタイイングしたフライで掛ると一層嬉しいですね
そうなんです。自分で巻いたフライだとうれしさ倍増です(笑)
> 渓流も静かに成り、釣り人も少なくチャンス到来でしょう
ところがですねー、こちらは最近川鵜の影響などで鮎釣りの人気が低下してしまい、渓流指向の人が増えちゃったみたいで、かなり奥に行っても人に出会えます。
> やりましたね〜、尺イワナをゲットされお見事でした
ありがとうございます!
今回もマグレですけどね(笑)
ハックル70さん、こんばんは。
> きれいな川ですね、あまり歩けなくなりましたから仕方が無いですが、薮沢でごちょごちょ釣っている自分が情けなくなるようなロケーションです。
ここの水はきれい過ぎて、ちょっとやそっとの雨では濁らないほどです。
それだけに、気をつけてポイントに近づかないと、イワナが足元から走ります(笑)
私は、ショートロッドで藪沢を釣るのも好きですよ。
先日の釣行記も拝見しましたが、場所がどこであれ、ハックルさんの腕前は健在ですね!
テクニカルゲームさん、こんばんは。
> おめでとうございます、凄い顔つきの岩魚ですよ。
ありがとうございます!
なかなかカッコイイ岩魚でした。久しぶりに重みを感じる魚を釣りました(笑)
> シューズの調子も良さそうですね。
重ね貼りでも、今のところ剥がれる様子もなく、安心して使えています。
厚底になった分、バランスには少し注意ですが、今シーズンは問題なく使えそうな感じです(^_^)
尺イワナゲットおめでとうございます。
ボクも年に一匹くらいは、と思っていますけど今年はまだです。
次はなかなかお目にかかれないパーマーク付きの尺アマゴですね!
いわなたろうさん、こんばんは。
> 尺イワナゲットおめでとうございます。
ありがとうございます! なかなかいいイワナで嬉しかったです。
> ボクも年に一匹くらいは、と思っていますけど今年はまだです。
まぁ、いわなたろうさんなら、近々大物あげるでしょう(^_^)
> 次はなかなかお目にかかれないパーマーク付きの尺アマゴですね!
そうです、その通りです(笑)渓流で尺アマゴを釣りたいですね!
修業を積んで、がんばります!!
尺岩魚 おめでとうございます
良い渓での尺物は 里の成魚放流とは違う 顔で 野生を感じます
さすがに腕が素晴しいです 当方肥満で行けない渓です
この頃短時間諦め帰宅癖が 反省して頑張らねばなのです??
こんにちは。
良い釣りをされてますね〜。
皆さんのブログを拝見すると、良型・大型の魚を釣っていて羨ましいですよ!
まぁ、当方は釣果以前に釣りに行くには時間的に経済的に問題がありまして・・・長野県に住んでいるのに(笑)
話は変わりますが、お時間が有りましたら
http://onionflavor.blog13.fc2.com/blog-entry-244.htmlをどうぞ!
ではでは。
inakaiwanaさん、こんばんは。
> 尺岩魚 おめでとうございます
> 良い渓での尺物は 里の成魚放流とは違う 顔で 野生を感じます
ありがとうございます! なかなかワイルドな顔つきでした(^_^)
> さすがに腕が素晴しいです 当方肥満で行けない渓です
> この頃短時間諦め帰宅癖が 反省して頑張らねばなのです??
私の腕は大したことないんですよ。いつものマグレです(^_^;)
釣りの楽しみ方は人それぞれですから。お互い楽しい釣りを。
自営業FFさん、こんばんは。
> 良い釣りをされてますね〜。
> 皆さんのブログを拝見すると、良型・大型の魚を釣っていて羨ましいですよ!
今回は、ありがたいことに満足できる釣りができました。
私の尺イワナは、いつものマグレですけどね(^_^)
> まぁ、当方は釣果以前に釣りに行くには時間的に経済的に問題がありまして・・・長野県に住んでいるのに(笑)
久しぶりの渓流で「イワナ祭り」だったようじゃないですか。動画のアップ、期待していますよ!
> 話は変わりますが、お時間が有りましたら
> http://onionflavor.blog13.fc2.com/blog-entry-244.htmlをどうぞ!
なるほど。「太田切川」が正しいんですね。
勉強になりました。ありがとうございます!
尺岩魚!!!お見事ですね。
やはり勇ましい顔つきでぬしの貫録ですね。
最近お目にかかっていないので羨ましいです。ハイ! (笑)
幻の渓流師さん、こんばんは。
> 尺岩魚!!!お見事ですね。
ありがとうございます!
> やはり勇ましい顔つきでぬしの貫録ですね。
> 最近お目にかかっていないので羨ましいです。ハイ! (笑)
確かになかなか迫力ある顔つきでした。
私も1シーズン中にそんなに釣れないので、素直にうれしかったです(笑)