今年、渓流魚を釣れるのも残りわずかとなってきました。桜の時期に雨続きであんまり調子良くなかったなー、なんてのがついこの間のように感じますが、月日の流れるのは本当に早いですね。自分が歳をとったせいかも(笑)
このところ雨続きで釣りにも行けないから、フライを巻こう。フラフィッシングは釣りに行けなくても、タイイングしていると釣りに行った時のことを想像して楽しめるところが素晴らしい(^_^)
先日、初めてゴールドマーチブラウンを巻きましたが、想像以上にウイングの取り付けが難しい。ともかく練習あるのみ(^_^;)
今のところドライフライ中心の釣りをしていますが、ウェットフライと言えど、渓流域でも活躍してくれそうなものを巻きたいのです。
ドライパターンは巻いたことがあるロイヤルコーチマンにはパラシュートパターンもあるし、ウェットパターンもある。やはり実力のあるフライだなー。これを巻いてみます。
ロイヤルコーチマン・ウェット
◎フック:TMC3769 SP-BL #10
◎スレッド:ユニスレッド8/0(ブラック)
◎ボディー:ピーコックハール&ユニフロス(レッド)
◎ウイング:ダッククイル(ホワイト)一対
◎テイル:ゴールデンフェザント・ティペット
◎スロートハックル:コックネック(ブラウン)
◎ヘッド:ブラックバーニッシュ
まずは下巻き。毎回この工程の写真を載せる必要もないけど(笑)
ゴールデンフェザント・ティペットを10本ほど切り出し、テイルとして取り付けます。
ボディー部分の巻き方はこちらに書きましたが、今回は少しやり方を変えました。
ドライを巻いた時は、2本のピーコックハールを一緒にして胴後部を巻き、中央部のレッドフロスをそのままハールの上に巻き付け、つながったハールを前後に巻きました。この巻き方はだとレッドフロス部が太くなっちゃうので、今回は、後部のハールを巻いたところで一旦カット。フロスを巻いてから、また前部を取り付けるという方法にしました。
ハールも品質の良いものが手に入ったので、1本だけで巻きました。
アイ寄りに少しすき間を残して、胴前部のハールを巻いたら、ハックルを取り付けます。
ハックルを2回転巻いたらスレッドで固定します。
ハックル全体を指で下の方に撫でつけます。
左手の指でハックルを下に押さえつけたまま、ファイバーの根元をスレッドで固定します。
ゲイプ幅より少し狭めに切り出した、一対のダッククイルを取り付けます。ここが一番難しいです。左の親指と人差し指でしっかりクイルとフックを挟み、ワックスを塗ったスレッドを掛けたら極力垂直下方向に力をかけます。1回目は少しゆるめにして、2回目でぎゅーっと締めます。「しっかりとクイルを挟んで、垂直下方向に力をかける」のがポイントらしいですが、これがなかなか思うようにいきません(^_^;)
何度かやり直して、なんとか留めました。
うーん、今回使ったダッククイルの品質がイマイチ。もっと良いヤツ仕入れよう。
マテリアルの善し悪しも、フライの出来に影響しますね。と言い訳したりして(笑)
↑あとはクイルの余分をカットして、スレッドでヘッドを成形してブラックバーニッシュを塗れば完成!
なんとか形にはなったけど、あれ?クイルの向き、上下逆だった?苦笑
正解が良くわからないけど、何本か試行錯誤してみよう(^_^)
とにかく、これで大イワナを釣り上げるのだ(^o^)/
コメント
おはようございます。
フライは細かな作業ですね、工夫次第でいろいろな形が出来、魚との対話を想像しながらのタイイングは楽しいものです。
私もシーズンオフに使う、主力のキジの羽の手配に懸命です、猟友会長が知り合いなので何とかなれば良いのですが。
おはようございます。
品質の良いマテリアルを手に入れるのは苦労しますね。
ピーコックも外から見える羽はまともな物をみせておいて
中に挟んである羽はボロボロなんてしょっちゅうですよ。
伝統のあるパターン、難易度は高いと思いますが
楽しいひとときです。
見た目でわかる良いハールですね。
写真用は強度じゃない(笑)ですもんね。
どこまでヘッドを小さくできるか、とか(爆)
ウィングのとめ方は言葉で説明するのは難しいのですがフック下側にも輪を作り、3本のスレッドのうちフックに掛かる2本を締めるとまっすぐとまります。
雨降りで増水し渓流に行けない時は
タイイングするチャンスですね
そろそろ私も管理釣り場用のフライを巻くかな〜
その前にマテリアルを買ってこないと
ア〜、フックも無かったね。
こんにちは、
みなさんこの時期はマテリアルの手配をされるのですね。
自分は毛鉤を巻いての初めてのオフシーズンですのでみなさんの楽しみ方を参考にしています。(^_^;)
フライの毛鉤は果てしなく種類が有るようで見るのに最高ですがもちろん手は出ませんね(笑)
見ているだけでもオシャレな毛針ですね。飾りたいです(^_^;)
こんばんは。
正に偽餌ですね。
抽象の世界では無くて、具象の世界で実にカッコエエです。
ハックル70さん、こんばんは。
> フライは細かな作業ですね、工夫次第でいろいろな形が出来、魚との対話を想像しながらのタイイングは楽しいものです。
魚を釣る時のことを想像して、試行錯誤しながらフライを巻いている時間は楽しいです。タイイングがあれば、シーズンオフも退屈しないで済みそうです(笑)
> 私もシーズンオフに使う、主力のキジの羽の手配に懸命です、猟友会長が知り合いなので何とかなれば良いのですが。
キジの羽根は今では手に入りにくいんですね。猟友会長とは頼もしい。良い羽根が入手できると良いですね(^_^)
テクニカルゲームさん、こんばんは。
> 品質の良いマテリアルを手に入れるのは苦労しますね。
> ピーコックも外から見える羽はまともな物をみせておいて
> 中に挟んである羽はボロボロなんてしょっちゅうですよ。
通販でしか入手できないようなものもあって、そういうのは届くまでわかりませんね。
やっぱり当たり外れがあります(>_<)
> 伝統のあるパターン、難易度は高いと思いますが
> 楽しいひとときです。
あんまり簡単過ぎてもおもしろくないし、かといって難し過ぎるとイヤになっちゃうし(笑)
タイイングも含め、釣りは楽しい趣味ですね(^_^)
いわなたろうさん、こんばんは。
> 見た目でわかる良いハールですね。
> 写真用は強度じゃない(笑)ですもんね。
> どこまでヘッドを小さくできるか、とか(爆)
ウェットフライは、「釣れる、釣れない」じゃないところに力入れちゃいそうです(笑)
ホントは、見た目が悪くても釣れてくれればそっちの方がいいですけど。
> ウィングのとめ方は言葉で説明するのは難しいのですがフック下側にも輪を作り、3本のスレッドのうちフックに掛かる2本を締めるとまっすぐとまります。
うーん、読んだだけだとちょっとよくわからないので、実際に手を動かしてやってみますね。
ありがとうございます!
釣りお爺さん、こんばんは。
> 雨降りで増水し渓流に行けない時は
> タイイングするチャンスですね
雨降りやシーズンオフは、タイイングという遊びがあるのでありがたいです(笑)
> そろそろ私も管理釣り場用のフライを巻くかな〜
> その前にマテリアルを買ってこないと
> ア〜、フックも無かったね。
シーズンオフには管釣りに行くのも楽しいですねー。
でも、釣りお爺さんはその前に、まだ尺鮎の夢が残ってますからね(^_^)
幻の渓流師さん、こんばんは。
> みなさんこの時期はマテリアルの手配をされるのですね。
> 自分は毛鉤を巻いての初めてのオフシーズンですのでみなさんの楽しみ方を参考にしています。(^_^;)
フライにしろテンカラにしろ、毛鉤を巻くのはホントに楽しいですね。冬にこたつにあたりながら巻くのなんて最高かも(笑)
> フライの毛鉤は果てしなく種類が有るようで見るのに最高ですがもちろん手は出ませんね(笑)
> 見ているだけでもオシャレな毛針ですね。飾りたいです(^_^;)
こんなこと言うとベテランに怒られそうですけど、フライはですねー、無駄に種類が多いって面もありまして。
でも、そういうことも含めて「いかにして楽しむか」を追求するのがフライフィッシングのようです(^_^)
マンボウさん、こんばんは。
> 正に偽餌ですね。
> 抽象の世界では無くて、具象の世界で実にカッコエエです。
ウェットフライはルアー(ミノー)っぽいかもしれませんね。
まだまだ修業をつまなきゃいけない部分が多々あるのですが、これで魚が釣れればうれしいです。
フライの見映えと、釣れる釣れないはまた別の問題だったりするので、さらに難しいです^_^;)