昨日の釣行で、立ち寄った龍の川下流でニリンソウが咲いていました。
ニリンソウ。一本の茎から二輪の花が咲くから、ニリンソウと名付けられたらしいけど、実際には一輪のものや三輪のものもある。
ニリンソウと猛毒のトリカブトは似ている
このニリンソウは食べられるんだけど、猛毒(死んじゃうくらい)で有名なトリカブトにとても似ているんです。
トリカブトにはいくつか種類があり、一度両方を見て「これだけ違えば間違えるわけない」と思い込むのが危険。
エゾトリカブトなんかはあんまり似てないけど、オクトリカブトなどはとても似ている。
(長野県内にどのトリカブトが生えているかは確認していません)
特に若い時期の葉は酷似している。根を掘り起こして見ると決定的な違いがあるけど、一番やっかいな点はこの紛らわしい二種類は同じような環境に生え、混生していることがままあるということ。いちいち全部の根を掘り起こすわけにもいかず・・・
下記サイト参照
http://gensirin.blog.fc2.com/blog-entry-49.html
そんなわけで、100%確実な方法は、上の写真のように「花が咲いている時期に花やつぼみの付いた茎のみ採取する」と方法。
花やつぼみも食べられます。
ニリンソウは今まで食べたことないけど、今回は運良く花に出会えたので、採ってみた。味も確認してみたいしね。
花の付いた個体でけでなく、その周囲のものも採ったけど、後で慎重に一本一本確認。
大丈夫だ、と思いつつも、少しビビリながら茹でてお浸しに。
で、肝心の味なんだけど、うーん、うっすら苦みがあるけど、あとはそれほど特徴のない味だなー。
同じお浸しなら、ナズナやセリやミツバの方がはるかにうまいぞ。
毎年中毒例があるんで、さぞかしうまいんだろうと思ったけど、なんだか肩すかし。
一度ニリンソウを食べてみたいと思っている方々、やめといた方がいいです。
命を懸けてまで食べてみるほどの味じゃありません(笑)
山菜採りが楽しい季節ですね。
ニリンソウとトリカブトの他にも、セリとドクゼリ、ギョウジャニンニクとスズランなどなど間違えやすいものがたくさんあります。
ひと目でわかる!おいしい「山菜・野草」の見分け方・食べ方
山菜採りを始めたい方におすすめの1冊です。
キノコ採りの場合もそうですが、とにかくはっきりわからないものは食べないことです。
初心者にわかる山菜だけでもたくさん種類があるので、十分楽しめますよ。
後日追記:
こちらにもニリンソウとトリカブトについて詳しく書きました。ぜひご覧下さい。
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