ドライフライで釣るのが美学とされていたイギリスで、20世紀の半ばにニンフで釣ることを提唱したスキューズという人がいたそうです。本にそう書いてありました(^_^;)
ただそのニンフは、今で言うところのイマージャー的なものだったようです。その後フランク・ソーヤーという人が本来のニンフフィッシングを提唱したとか。そして考案したのが、このフェザントテイル・ニンフ。ニンフの原点ということになるのかな。
ボディーもテイルもウイングケースも全部フェザントテイルでできているという、なんとも経済的なフライなのだ(笑)
フェザントテイル・ニンフ
- フック:TMC3761 #12
- スレッド:ユニスレッド8/0(ブラック)
- ボディー:フェザントテイル
- リブ:コパーワイヤー
- テイル:フェザントテイル
- ウイングケース:フェザントテイル
- ヘッドセメント:ブラック
↑下巻きをこのくらいの位置にちょっとだけ。
テイル用のフェザントテイルを(5本くらい)取り付けます。
↑ボディー用のフェザントテイルとコパーワイヤーを取り付けます。
アイに向かってフェザントテイルを指で押さえながらボディーを巻いていき、下巻き部まで巻いたらスレッドで留めます。
↑ウイングケース用のフェザントテイルを取り付けます。
ソラックス用のフェザントテイルを取り付けてアイに向かって巻きます(先にボディー用として取り付けたフェザントテイルの長さが足りれば、そのままウイングケース部分を跨いで巻けば良いらしいですが)。
↑リブとしてコパーワイヤーを巻きます。
ウイングケースを折り返しスレッドで留めます。ウイングケースは少し浮かす感じにするのが良いらしい。
↑一応ブラックのヘッドセメントを塗って完成!
ボディーの巻き方が良くなかったのか、もう少し毛並みを生かしたかったけど・・
これはシンプルそのものだけど、少し装飾のついたバリエーションもあるらしいから、そちらも追い追い作ってみたいと思います。
ウェイトを巻いてないからヘアーズイヤー・ニンフのように深い場所じゃなくて、水面直下を狙う感じかなー。
フライがつくられた時代を想像したりしながら巻くのも楽しいですね(^o^)
コメント
ボクは個人的には、ウィングケースに光り物を使ってエポキシで固めた、フラッシュバックフェザントが好みです。^^
http://plaza.rakuten.co.jp/matsukuni/diary/200911230000/
ちょっと一手間掛けるだけで、反応が変わりますね。
派手と地味、どちらも持ってたらベター。
こんにちは。
使った事ないですが、コパーワイヤーはテンカラ毛ばりにも使えそうですね、
ちなみに太さや色何かの種類があるんでしょうか、以前一般的に販売している銅線を使ってみましたがうまく行きませんでした(笑)
kuniさん、こんにちは。
フラッシュバックフェザント、拝見しました。ありがとうございます。
なるほど、このきらめきは魅惑的ですね。エポキシってフライに使ったことないですが、いろいろ使い道ありそうですね。
それにしてもこの小ささは!
私はもうちょっと修行してから巻いてみます(^o^)
ハックル70さん、こんにちは。
コパーワイヤーにも太さの違う物がありますね。ただ、鉛のワイヤーみたいに番手が決まっているわけではなく、メーカーによって太さはまちまちです。スモールとかエクストラスモールいう名称で売られているのは細いタイプです。私が今回使ったのはコパーワイヤーとして普通に売られているものですが、小さいフライにはもっと細いのも欲しいと思いました。色もメーカーによって若干違うと思います。
ゴールドワイヤーも最初買ったものはちょっと太めだったので、後に細い物も買いました。太さについては実物を見ないとよくわからないんですよねー。
太いものでも一般的な銅線とは違って、柔らかいので簡単にきれいに巻けますよ。
こんにちは。
シンプルですが釣れるフライですよね。
数匹釣ると鱒の歯で壊れるのが難点でしょうか?
ソーヤーさんの様に、スレッド代わりに銅線を使ったり、皆さん楽しまれてますね。
ではでは。
自営業FFさん、こんばんは。
> シンプルですが釣れるフライですよね。
> 数匹釣ると鱒の歯で壊れるのが難点でしょうか?
確かに、これとかピーコックボディーとかは耐久性はつらいものがありそうですね。
> ソーヤーさんの様に、スレッド代わりに銅線を使ったり、皆さん楽しまれてますね。
いろいろとバリエーションがあるみたいですね。来シーズン実釣でいろいろ試してみて自分なりのアレンジも楽しみたいと思います。自分でやってみてわかりましたが、タイイングって底なし沼のような奥の深さですね(笑)