先日のパトロールから一週間後、同じ山を歩いてみました。
山はいろんなキノコが賑やかに|2019きのこ狩り2回目
お馴染みのドクベニタケ(毒)やシロオニタケ(毒)がお出迎え。
ウラベニホテイシメジやアカヤマドリがたくさん!
お、早くもウラベニホテイシメジ発見。
ということは、
やはりクサウラベニタケ(毒)もたくさん生えてます。
ウラベニホテイシメジとクサウラベニタケの見分け方については、こちらをご覧下さい。
妙に紫色をしたホウキタケ発見。
ムサラサキホウキタケというハナホウキタケ(毒)に似てひょろっとしたキノコがあるけど、それとは全く違い写真2枚目の黄色矢印のように白くでっぷりした部分があって色以外はホウキタケそのもの。
でも、こんな紫色のやつは初めて見ました。
採っていこう。
辺りを見回すと普通のホウキタケもありました。普通はこんな感じのサーモンピンク〜ピンク色をしてます。
お、アカヤマドリの幼菌発見。
これはスライスしてリゾットやパスタに入れると絶品。干して保存することもできるし。
アカヤマドリは大きくなると、傘にひび割れ模様ができてそちらの印象が強いけど幼菌は見た目の印象がだいぶ違うんですよね。いずれにしても知らない人は毒キノコだと思う可能性大だけど(笑)
遠目に木になにかキノコが生えているのが見えました(写真1枚目黄色矢印)。
近くまで行ってみると、マスタケでした。
これ、以前採ったら鼻につく嫌な臭いがしたので、それ以来手にしませんでしたが、今日のは特に嫌な臭いはせず、比較的幼菌できれいな個体なので少し採っていって食べてみよう。
写真1枚目、ウラベニホテイシメジの幼菌。
これは小さすぎるのでもっと大きくなるまで待とう。
写真2枚目はタマゴタケ。
残念ながら、ちゃんと成長する前にツボの辺りから傷んできています。
アイタケ発見。
これは食べられないだろう、って感じの色してますが食べられます。
『美味しい山菜&きのこ図鑑』に載せようと思っているんだけど、なかなかきれいな個体がないんですよねー。
柄とヒダが虫に食われていることが多いんですよ。これも、かなり食われていて元の状態がはっきりしない。
そして、でかいハナビラタケ発見!
あ、そうそう、この前テレビでタケノコ王とか呼ばれている人が、茶色くなったハナビラタケを採って食べてましたが、ハナビラタケを食べるなら真っ白な幼菌のみにした方が良いです。
さらには、『幻のきのこ』『森の貴婦人』とか言ってタマゴタケを採って喜んでいたけど、タマゴタケは幻のきのこというほど希少ではないし、森の貴婦人ってキヌガサタケのことを言うんじゃないの?
そう言えば、この前クレイジージャーニーという番組の中の爬虫類ハンター的な人のコーナーで事前に用意していた希少な爬虫類を放し、あたかもその場で見つけたように放送していたとかで番組休止になったらしいし、テレビでやっていることは鵜呑みにしちゃいけないと改めて思いました。
毎年見かける謎キノコの群落発見。ちょっと写真がブレてるね(笑)
このキノコは例年、全く幼菌がなかったのに数日おいて行ってみると、すでに巨大なキノコが群落になっているんですよね。
今回は比較的幼菌だけど、それでも大きくなるキノコです。
最大の特徴は、傘裏のヒダが紫がかった灰褐色をしている点。
傘の表面はこんな色合い。そして幼菌時は傘が膜で覆われています。
フウセンタケの仲間かなぁ。
食用菌ではない気がするけど、これが何なのか調べてみたいと思います。
そして、もう少し上へ行くと・・・
マツタケが頭を出してる・・・
ように見えるでしょ。でも、これは、
掘ってみても小さいマツタケのようにも見えます。でも、全くマツタケの香りがしません。
マツタケをミニチュアにしたようなキノコ、マツタケモドキだと現地では思ったんですが・・・マツタケモドキにしては柄が太いとは思いながら・・・
持って帰って石突きを削ってみると、断面がかなり紫色をしている。
これ、上記群落になってた謎キノコの幼菌なんだ。このキノコ、しっかりした特徴があるけど調べてみても何なのかわからない。継続調査にしよう。
ツノシメジ(食毒不明)
これ、倒木から生えているのを時々見かけます。見た目がかわいらしくてちょっと美味しそうに見えますが毒性が確認されていないので、食べてはいけません。
今日はアカヤマドリが多いね。こんなに毒々しいのに美味しいのが不思議(笑)
サクラシメジやショウゲンジも
お、サクラシメジの群落発見。
でも、生えていたのは一箇所だけでした。このくらい採れました。
ウラベニホテイシメジ、それからもう季節外れとなっているチチタケも数本追加。
午後は用事があるから、下りはキノコを探さずにさくさくと歩きます。
あ、でもこんなの見つけちゃった。
最初、この前採りきれずに残したアミタケが大きくなったのかなと思ったけど、良く見るとショウゲンジでした。
しかも幼菌は少なく、ほとんどが傘が開いてかなり大きくなっていました。
先週は幼菌すら全くなかったのに、一週間でこんなに大きく開いているとはちょっとビックリ。
出始めの頃は、写真2枚目のような幼菌が広範囲に出てくるはずなんですが、どうもまだそういう状況にはない模様。
今年のキノコは豊作なのか?
きのこシーズン突入直前は今年のキノコは豊作だろうと予想しましたが、今のところはっきりそう言える状態ではありません。
山には適度な湿り気があって、キノコには良さそうに見えるし、実際歩けばそこそこキノコが採れますが。
先週のアミタケにしても今週のショウゲンジにしても、ごく限られた場所数カ所に固まって生えている感じなんですよね。本来なら、山全体にもっと散らばって出ているんですが。
一週間後に、ショウゲンジ、ウラベニホテイシメジ、サクラシメジ辺りがたくさん出ているようなら良いんですが。
MTBはブレーキパッドを替えて以来、下り坂でも全く不安無く快適快適。
ジムニーに辿り着き、ささっと積み込んで帰ります。
例のウインドウ損壊事件のおかげで、運転席側のウインドウの開け閉めもスムーズになって、こちらも快適。
空には雲が広がってきているけど、気持ちは秋晴れ。
コメント
こんばんは。
最近はバラエティ系のテレビは殆ど見ないのですが、池の水を抜くシリーズもかなり不快になります。水抜いてゴミ掃除!って番組名なら納得もしますが、在来外来問わず大量に虐殺してますよね。
リコプテラさんでも特定出来ないキノコがあるんですね。
何て名のキノコなのか。キノコは食べなくても色々な楽しみ方がありますね。
七流釣師さん、こんばんは。
いくらバラエティー番組でも、ヤラセ的手法であたかも凄い物を見つけたみたいな演出はまずいと思うんですよね。
池の水を抜くやつは、私も問題ありだと思いますね。
キノコに関しては、もの凄く種類があるので私の知らないものの方が圧倒的に多いですよ(^_^;)
おっしゃる通りで、それを調べる楽しみもあるのがキノコ狩りですね。
おはようございます。
私も昨日行ってきましたが、コムソウ、サクラシメジ、アミタケはまだでした、意外と山が乾燥していたのには驚きましたね、冷え込んで朝露が降りる位にならないと駄目かもしれませんが、例年よりは条件が良い様な気もしますね。
ハックル70さん、こんばんは。
ハックルさんも出かけましたか。腰の調子は良さそうですね。
山はそんなに乾燥してましたかぁ。私の行く山は適度に湿っている感じでしたが。
アミタケやコムソウはこれからですよね。今後に期待していますが、このところの猛暑ぶり返しがちょっと気になります。
この後の天候次第といったところでしょうか(^_^)
おはようございます。
こんな記事を見ると、山はワクワクランドですね~。
あれやこれやと色々と出て、楽しそうです。
マンボウさん、こんばんは。
マツタケだけ狙っている人は別として、キノコ狩りはいろんなキノコが見つけられるのが本当に宝探しのようで楽しいです。
普段見かけない希少なキノコを見つけた時の嬉しさは格別です。
今年は、今まで見つけることができなかったキノコを探すのにも力を入れたいので、いつもと違う山も歩いてみようと思っています(^_^)
続けてキノコ採りに行かれましたね。^^
釣りでも何でも、気分が上がることをするのは気持ち良いですね。
もっともっと、楽しんで2019年前半の憂さ晴らしをしちゃってください。(笑)
kuniさん、こんばんは。
山がいろんなキノコで賑やかになってきたので、山へ行かずにはいられません。
渓流釣りも禁漁が近づいてきているし、とにかく9月は忙しいです(笑)
今年の前半は入院があったり、先日の事件があったりで踏んだり蹴ったりでしたが、後半は徐々に運勢が上向きになっているのかも。
まぁ、あんまり良いことあるとその反動もありそうだから、ほどほどで良いんですけどね(^_^)
見た目行けそうでも毒だったりするので僕みたいな素人はビビります。1番最初に口にした人達どうなったのか。少しづつ口にして様子見たのかな。
Nori1022さん、こんばんは。
とにかくキノコは、見た目の雰囲気だけで判断すると痛い目に遭います。というか、命を失うこともあるので、油断できないですね。
最初はやっぱり少し食べてみたってことじゃないですかね。いつの時代にもアホはいるから、思い切ってパクパク食べて犠牲になった人も結構いるのかも(笑)
よく考えると、そんな強烈な毒性を持った生物が自然界に存在していいること自体凄いですよね。
こんにちは、遅いコメントごめんなさい。
私も9/14に山へ行ってきました。写真を見ていて同じようなキノコが取れたんだ、と思いました。アカヤマドリ、ショウゲンジ、ホウキタケ、マスタケ、が取れました。全体的にあるというよりは、一部にあるっといった感じでした。
アカヤマドリはいくつか蹴飛ばされたのか転がっていました。食べられるのに可愛そう。多分先に入った方が毒だと思って蹴ったんでしょうね。気持ちはわかります。
アイタケって毒っぽい色ですね。始めてみました。またハナビラタケも。すっごい大きのですね。発見したらちょっと引いてしまうかもしれません。勉強になります。
私の行った山の感じとしては乾燥しているな、って感じで、ここのところの猛暑でまさかだめなの?って思いながら帰ってきました。まあ、スタートしたばかりなのでこれからの雨に期待したいです。来週の週末が雨のようですので期待したいのですが、できれば水曜日あたりから降って週末は晴れてくれたらとサラリーマンは思うのです。
これからも楽しみにしております。
nomitaさん、こんばんは。
ほんとですね、同じ種類が採れましたね(^_^)
この中ではショウゲンジは特に例年だと山全体に散らばるように生えるのに、一箇所だけ固まって生えているのを見つけただけでした・・・ちょっと不安。
アカヤマドリも毒っぽいけど、アイタケも負けず劣らず毒っぽいですよね(笑)
週末までに気温もぐんと下がるようだし、一雨降れば一気に生えてきそうな感じはありますよね。
天候はなかなか人間の思い通りになってくれないんですよねー。
初めまして。
釣りの記事から、こちらへたどり着きました。
自分も上伊那在住なのですが、自分が行く母の実家の山は完全沈黙状態で、マツタケどころかアミタケやショウゲンジすら姿が見えません。後はシモフリシメジにかけるしか…
ところで、謎のキノコですが、
http://eatafungi.blog57.fc2.com/blog-entry-81.html
こちらのツガタケに似ているようにみえました(写真で判断するのは非常にむずかしいのですが)。
しかし、いわゆる『ツガタケ』も正式な分類がなされておらず、地方地方で全く違うキノコを『ツガタケ』と呼んでいるので、富士山に行くととても判断に苦しむキノコです。
美味しくて毒が無ければ最高なのですが。
Packyさん、こんにちは。
上伊那なんですね。釣りもされているようなので、もしかしたら川ですれ違っているかも(笑)
今年のキノコは不作でしたねー。シモフリシメジは少しは採れるんじゃないかと思っているところですが。
謎キノコ、リンク先の写真を拝見すると確かに似ています。
ツガタケと呼ばれるキノコはオオツガタケとオオカシワギタケがあるようですが、こちらはオオカシワギタケのようですね。ただ、オオカシワギタケという呼び名も正式名称ではないみたいで・・・ややこしいですね(^_^;)
ともかく、謎キノコはツガタケ(オオカシワギタケ)で間違いないと思います。亜高山帯に生えるキノコがあんな山にあったのは未だに謎ですが。
おかげですっきりしました。ありがとうございます!
今後ともよろしくお願いします(^_^)