雨が降った翌日の4月14日、前日の晩は小雨程度だったのでそんなに増水してはいないだろうと、フライタックルを持って南アルプスへ方面へ。
前回の幽霊谷釣行では気温が高くなる予報だからと上の方へ行き過ぎて、震えながら釣りに懲りたので、今日は下の方で釣りたい。
途中、天竜川を見ると結構な濁流・・・うーん、支流はどうだろう?
山室川に辿り着くと、想像以上の大増水。あれー、結構雨降ったんだ。
これは無理だ。フライは無理。ルアータックルも持って来れば良かった(>_<)
他の支流に移動しても無理だろうな、これは。
のんびりウチに帰ることにしよう。
三峰川堤防の桜並木がきれいに咲いていました。
雨上がりのせいか西山の麓は雲海のようになっていました。桜も散り始めています。
うちに帰ってきて、ルアータックルに持ちかえてちょっと木曽川に行ってみることにしました。
橋の上から本流をのぞき込むと、水は増えてるけど濁ってはいない。こちら側はあんまり降らなかったのかな。天竜川と全然違うじゃないの。
時間はもう12時だし、今日は初めての支流へ様子を見に行こう。
やってきました、熊沢川。
あれ、全然水濁ってない。通常の水量はわからないけど、普通に釣りができそうな状態。
これならフライでいけたよ。どうも今日はちぐはぐな感じだな。
気温23℃、水温11℃。これはフライでいけたよ(苦笑)
まずはD-コンタクト(鮎カラー)を結んで、大きなポイントを狙っていきます。
おっ、ルアーを追ってくる魚が見えたけど、途中でUターン。
もう一度投げると、きました!
私が入った区間は岸に木や藪が茂り、かなりキャスティングしにくい。
5ftのルアーロッドだから良いようなものの、フライではかなり厳しそうだな。
それにイバラがたくさんあって、川への上り下りも大変。
張り出した枝の下のポイントではチビアマゴ。例の派手なやつ。
その後、小さいやつを何尾かバラして・・・
ルアーはSCシャッド(ブルピンヤマメ)に変更。
ここではちょっと引きの良いアマゴが。手前に寄せてくる時に、浮いた魚が強い流れに乗っちゃって、危うくまたバラすところだった(^_^;)
以前にも紹介したシャク(詳しくはこちら)が生えていました。もう少し伸びて、新芽が出てきたのを採った方がいいかな。
アサツキもありました。こちらももう少し伸びた方が良さそう。
こちらも以前に紹介したニリンソウ(詳しくはこちら)が花を咲かせていました。これも食べられますが、その葉は猛毒のトリカブトに似ているので要注意。花が咲いている時期なら間違えないので安全。
ワサビもたくさんありました。帰りに葉ワサビを少し採っていこう。
この川食材豊富だな(^_^)
釣り上るうちに、川に覆い被さる木が減って、少し釣りやすくなってきました。
このポイントで、いい引きのイワナを掛けたんですが、痛恨のバラし!
ウグイスがきれいな声で鳴く青空の下、少し汗ばむくらいの陽気。
ここからしばらくアタリが遠のき、今日はこのポイントを攻めたら終了にしよう。
あれ? カルガモのつがいが右へ左へスイスイ泳いでる。
鴨は魚食べないよね? いや、小さい魚くらい食べちゃうかな。
見ていると魚を狙ってるように見えなくもない。
カルガモが水かきで泳いだから、魚も逃げちゃったかな。
ともかく、君たちがいる辺りにルアーを投げたいんだけども・・・
ルアーを投げると、石の上に上がったけど逃げない。
天竜川にいる鴨とはえらい違いだな。ここに魚がいるよ、と教えてくれているのか。
などと思っていたら、きましたよ!
おー、よしよし。今度は逃げられなくて良かった。
今日はこれですっきり帰れる(^_^)
川沿いに道が走っていて入渓しやすそうな川だけど、魚は結構いる感じ。
熊が出そうな名前なのが気になるけど(確か昨年熊に襲われた人がいたんじゃなかったっけ)、お気に入りの川になるかも。
カルガモのおかげかも。
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この日、帰ってきて夜テレビを観ていたら『震度7』の速報にビックリしました。
まだ余震が続いていて油断はできませんね。
被災された方々が、一日も早く安心して暮らせる状況に戻れることを心よりお祈りします。
コメント
カルガモ可愛いのでいいですけど鵜がポイントの上に100羽くらいいたときには殲滅してやりたくなっておりました(笑)
Nori1022さん、こんばんは。
カルガモはちょっと愛嬌があってかわいいです。
カワウ、昔は天竜川上流部にはいませんでしたが、今はたまに黒い大群を見かけます。鮎が殲滅されそうな勢いです(>_<)
カモの仲間は不思議と渓魚が警戒しない気がしますね。
実際のところカモはアマゴやイワナを食べないだろうけど、そのあたりのことも魚は認識しているのでしょうか?
kuniさん、こんばんは。
そうかもしれません。
渓魚たちも敵味方をちゃんとわかっているんですね。
水面を泳ぐカモには無警戒でも、人間が川をのぞき込んだだけで走って行っちゃいますから(苦笑)
人間が最大の天敵かもしれませんね。
こんばんは。
三峰川堤防の写真、素晴らしいですね。
山並みと若草と・・・、こんな写真、なかなか撮れません。
良い型のアマゴですね~。
これだったら、尺アマゴもいるんじゃないですか。
昨年の三峰川からの中央アルプスの景色と魚を思い出しました。
いいですね、伊那谷。
マンボウさん、こんばんは。
本当なら青空ならもっと山並みも映えると思うんですが、裾野に雨上がりの雲海?が広がり現像的な光景でした。
三峰川の奥、今年も一度は行きたいと思っています(^_^)
今回の川は狭いですが、木曽川本流に注いでいるので、運が良ければ大物も釣れるかもしれません。
三峰川堤防の桜並木は綺麗ですね。こちらの桜並木とまた違って遠くの景色との一体感が良い雰囲気ですね。
アマゴも岩魚も良い魚体ですね。どことなく顔が長く感じるのはカメラの角度でしょうか?
こちらでも早春は長い感じ痩せた岩魚だったり夏は丸太のような岩魚、山女魚も鮭のように勇ましい顔つきの時が有りますね。(^^)
羨ましい渓流がいっぱいあるのは羨ましいです。
幻の渓流師さん、こんばんは。
遠くまで見晴らしが良い堤防に植えられているいる桜なので、遠くの山並みが背景になってなかなか良い場所です。
イワナは顔に寄せた位置から斜めに撮ってるので、顔が長く見えてますね(^_^;)
良い川が近くにたくさんあるのはほんとに幸せです。
いつまでも釣りが楽しめる環境を守りたいですね。
おはようございます。
熊、行かれましたか。
見たところ下流方面ですかね?
本流出合いも良さげなのですが
入渓点が無いんです 多分!
そこそこ魚も濃く侮れない川ですね。
テクニカルゲームさん、こんばんは。
そうです、下の方ですね。
本流出会いはどうやって降りてくのかわからなかったので、少し上からです。
私が入ったところは、夏には藪がひどくなりそうですが、魚はたくさんいる様子でした。まだ川の全貌がつかめないので、何度か通います(^_^)
おはようございます。
しばらく行っていませんが、道路沿いですので私も安心して良くいく川です、本流出会いには車で降りられたのですが、近所のお爺に帰りにゲートを閉じられて困ったことがありその後は行っていません、途中ワサビを栽培している崖がありますので、岸に流れ着いたワサビもありますね。最上流の集落にはうるさいオバサンがいますよ。
ハックルさん、こんばんは。
入退渓ポイントはたくさんありそうで、気軽に釣りができそうな川ですね。
本流出会い、車で降りられたんですか。
閉じ込められるのは勘弁ですが、今度ちょっと様子を見に行ってみます。
ワサビ、上流では栽培してるんですね。
今年はまだ何度か行くつもりなので、うるさいオバサンには気をつけます(笑)
釣りと山菜採りの季節に成りましたね
楽しみが倍増します
移動され正解でしたねやはり知る渓流は
何となくゆとりが有りますね
釣りお爺さん、こんばんは。
まだ嵐のような風が吹き付ける日もありますが、穏やかな日はのんびり釣りができるようになりました。
山菜もいろんなのが出てきて、賑やかになりましたね。
今回はなかなかの移動距離になりました(^_^;) おっしゃる通り自分の知っている渓流なら余裕をもって釣りができますね。