今年も残すところ1ヶ月を切ってしまいました。
また寒い冬が苦手な私は、早くも春のポカポカ陽気を思い浮かべながら毛鉤を巻いていたりします。
今年一年を振り返ってみると、いろいろ新しいことやってますが、ランディングネットを作ったり天然木タモを作ったりしたのは大きいですね。
自作の道具は仕上がりが完璧じゃないこともあるけど愛着が湧くし、魂が籠っているからそれを持ち歩いているだけでいつもより魚が釣れそうな気がします。あくまでも気がするだけで、そんなに釣れやしないんだけど(笑)
ともかく道具を手作りすること自体がとても楽しい作業です。
天然木のタモ作り|モミの木を切ってきて乾燥させる
山からモミの木を切ってくる。
タモ用の木を切ってくるのは冬が良いと言われますが、前回作は7月くらいに切ってきた木でもなんとか完成したので、晩秋なら問題なんじゃないかと山が乾き切っている11月の上旬に実家の山へ。きのこ狩りも終盤のとある日。
山は紅葉真っ盛り。
これがモミの木です。
左右対象に枝を伸ばすことが多いので、ネズミサシやカヤ同様にタモの材料にするのに向いています。素材としてはネズミサシが最高らしいですけど。
私はカヤだと勘違いしていましたが、葉の先端が二つに割れているのがモミの特徴です。
川を剥いて枝を曲げる。
葉をむしりとり、皮を剥きます。
皮剥き作業にはモーラナイフが最適なんですが、なぜか見当たらないので(後日見つかりました)BROTHER-1512を使うことにします。
夜になっちゃたので、テーブルの上で作業します。
切れ味の良いナイフを使えば、皮剥きはそれほど苦になりません。
乾燥割れ防止のために枝を落とした節の部分と幹の切り口部分にガムテープを貼ります。
小鍋にお湯を沸かし、湯気を当てながら曲げていきます。
ある程度曲げたら荷造り紐で縛って固定します。
とりあえずこんな感じ綺麗な円というよりはちょっと四角い感じになっちゃったけど。
再度湯気を当てながら、さらに曲げ込んでいきます。
荷造り紐で固定して半年ほど乾燥させる。
こんな感じでいいかな。前回の反省点を生かして、
径は少し小さめに、持ち手と枠に角度が付かないように曲げました。
そしてもう一本、最初から枝がこんな形に曲がっているものも切ってきたので曲げました。
卵形で新円よりはタモ向きの形になりそうだけど、枝がちょっと細すぎて強度不足の気もします。
ともかく、この2本を実家物置の隅にぶら下げて乾燥させることにします。
上手くいくかわかりませんが、源流にも持っていけるタモに仕上げるつもりです。
・・・つづく。
コメント
おはようございます
今まで意識した事が無かったです。
モミの木ってのは左右でツイの枝が出易いんですね。
クリスマスツリーはモミの木だと思っていましたが、モミの木も色々なんですね。
マンボウさん、おはようございます。
ネズ、カヤ、モミは同様に枝が左右対に出ることが多いです。ただ、個体差があって互い違いになるものもあるし、位置が180°ではないものもあったりします。その中でタモにちょうど良い太さの枝のものを探すのがなかなか大変です。
モミの木はクリスマスツリーにも使われますね。
釣りのオフシーズンはあっても、遊びのオフシーズンはありませんよね。
楽しいことを見付ける能力に長けていらっしゃいますよね、リコプテラさんは♪
ボクも色々と楽しいことを模索している方だとは思うけど、リコプテラさんには敵わないなぁ・・・と、いつも思います。^^
乾燥後の作業工程、のんびりとお待ちしてます。
リコプテラさんの釣りシーズンオフの新たな楽しみ方、きっとまだまだ引き出しをお持ちなので楽しみにしてますよ!
kuniさん、おはようございます。
私、遊び人なので(笑)
日常目にしたいろんなことに興味が湧いてしまうので、とりあえずそれをやってみているといった感じです。やりだすと、およそ何でも楽しくなってくるんですよね。
タモはしばらくはほったらかしで良いので、忘れた頃に再開します。
冬の間にやりたいことはいろいろあるので、ご期待ください(笑)