今年は年明け早々からイレギュラーな仕事が入り、かなり忙しかったので渓流解禁に向けての準備が全くできていないままに、天竜川水系の解禁日を迎えてしまいました。
天竜川水系の解禁日は2月16日です。私は生憎、前日がなんと夜勤で、解放されるの午前9時なんですよね。ここ数年は、まだ薄暗い時間帯から解禁釣行に行っていましたが、今年はスロースタートとなりそうです。
手が悴む沢に棲むアマゴ|天竜川水系アケビ沢
※アケビ沢というのは私が勝手に付けた名前で、実在する河川名ではありません。
少し前の大雪で積もった雪がまた深く残る渓流、遡って歩くのには限界があるので堰堤下などじっくりと狙える場所に向かいます。ここ数年は、この沢の堰堤を狙っています。
林道は溶けて凍った雪がいっぱいあってジムニーじゃないとかなり厳しい状況なんですが、河岸の雪は思ったよりも少ないです。
10時くらいに現地に辿り着きましたが、あれれ? 人が入った形跡が全く無いです。雪の上に足跡がないとは、思いもしませんでした。
4、5年前にはこの堰堤下にかなりの数の魚を放流してあって、早朝から一人で二、三十匹釣る人もいたくらいです。
ただ、一昨年、昨年と放流しなくなった感じなんですよね。昨年も早朝来たのに小さめのが3尾釣れたのみ。
おそらく放流していないという情報が広まって、誰も来なくなったんじゃないかな。
何はともあれ、せっかく来たので竿を出してみます。
10時になっても気温は氷点下。すぐにでも帰りたい状況。
タックルは、river peak JP6 + ORVIS バテンキルクリックII。
リーダー5X 7.5Fft+ティペット6X 2ft。この時期はマーカーニンフで釣ります。結ぶフライは、ビーズヘッド・ヘアズイヤー・ニンフ#14。
浅場の水はガチガチに凍っていて、じっとしていると耐えられない寒さです。水温計忘れちゃいましたが、限りなく0℃に近いんじゃないかと。
おぉー、寒い寒い。手が冷たい。とにかく今日はなんとか1尾釣って撤退だな。
堰堤際にキャスティングして左側から徐々にニンフを流す位置を右側に移動しながらぷかぷかマーカーを浮かべます。
広い堰堤プールでも魚の居心地が良い場所は限られているようで、昨年同様手前に流れて来て駆け上がりになっている部分(黄色丸印)でマーカーがピクピクと引かれます。
合わせると、ブルブルと魚の感触!やった!と思った次の瞬間、口先に薄く針掛かりしていたのか、バラシてしまいました。残念。
再度同じ流れに乗せると、再びアタリ! 今度こそ、と思いやや遅めに合わせると、なかなか良い引きしてますよ。
放流情報のないのが奏功し、良型が釣れる。
今シーズン初のアマゴ。これは直前放流の魚じゃないね、きっと。
野生味のある良型です。
良かった、今年も初日になんとか獲物をゲット。
これで帰っても良いんだけど、もう少し悴む手を擦り合わせながら、もう少し粘ってみます。
これはちょっと痩せてますが、3尾目。
この魚を釣り上げたところで、漁協の監視員がやってきました。ご苦労さまです。
話を聞いてみると、昨年、今年とやはり堰堤下プールへの放流はやめて、流れの中の淵に少量ずつ細かく放流する方式に変えたのだとか。
そうか、この沢に放流していないわけじゃなく、細かく放流することにしたんだ。
それは、良いですね。
気温は間違いなく氷点下ですね。水に浸けたランディングネットがこんなふうに凍りついちゃう状態です。
堰堤下プールではこんなちびアマゴしか釣れなくなったので、少し下に下って流れの中を釣ってみます。
岸の大石には凍った雪がへばりついていて滑りやすいので慎重に歩きます。
少しだけ探り歩きましたが、結局ここでこのちびアマゴのみです。
結局1時間ほど釣っていましたが、もうムリムリ。
これ以上寒さに耐えられません。今日はここまでにします。
良型3尾は、キープさせてもらって塩焼きにしました。
アマゴの塩焼き、当然ながらうまいです!
最高の解禁日となりました。
昨年の禁漁後、フライを巻きためるとか言ってましたが、全然巻けてない(笑)
コメント
極寒の中、短時間で良型3尾が揃って、ちびちゃんとは言え更に追加が釣れたら御の字ですねぇ。^^
渓流あけましておめでとうございます。
ボクも今日は休みだったので、チューブフライをいくらか巻いておきました。
3月はまた修行僧の釣りです。(笑)
kuniさん、こんにちは。
ありがとうございます。渓流が明けました!
水に浸けたランディングネットは凍りつき、両手は痛くなるほどの寒さだったので、釣れなければ早々に撤退しようと思っていました。あまりの寒さに、反応は良くても早々に切り上げました(笑)
春先から修行するのも悪くないですね。忍耐力が養われます(笑)
おはようございます
えかったですね。
こんな時期からフライでかかるんだ。
イイ面構えのアマゴ、最高ですね。
ウラマヤシイ、いや、ウラヤマシイです。
マンボウさん、こんにちは。
本当は魚の嗅覚にも訴えることができるミミズやイクラを使いたいところなんですが、ぼさっとした感じに巻いたニンフ(水生昆虫の幼虫を模したフライ)は見た目は餌そのものなので、じっくり粘ればなんとか釣ることができます。
放流したばかりの魚ではなかったので、嬉しさ倍増でした。
どうもおひさしぶりです。
解禁早々良いアマゴですねー!
。。。でも寒そう。。。
keymanflyman さん、こんにちは。
今年は冬が忙しかったので、あっという間に解禁日になってしまい準備不足の感はありましたが、なんとか釣れて良かったです。
毎年解禁日の目標は「一尾釣ること」なので、今年は珍しく良型が三尾も釣れ、でき過ぎでした。寒さのあまり早々に撤退しましたが、満足できる解禁日を迎えられて感謝です。