諏訪湖の釜口水門からの流れ出し、つまりは天竜川の起点で毎年9月からワカサギが釣れますが、9月初旬からじゃんじゃん釣れる時もあれば、10月の中旬になっても全くダメって年もあります。
今年はどうでしょうか。
9月になってもなかなか忙しいんですが、毎年私のワカサギ情報を待っている方々もいるので、その使命を果たしに諏訪湖へ向かいます。
今年は8月からほとんど雨が降らず、川は超渇水状態なのでなんかダメっぽい気がします。そもそも釜口水門からあんまり放水してないんじゃないのかな。
ともかく、9月の12日の夕方、少し時間が合ったので試し釣りに行ってみました。
シーズン開幕から爆釣|今がワカサギ釣りのチャンス!!
水量は大丈夫だけど、先客二人は諦めモード
3時半過ぎに釜口水門に到着。
あれ? 思ったよりも水量あるな。誰もいないかと思ったら、先客が二人。
ちょっと挨拶して様子をうかがってみると、
「全然だめ。1時間に1匹くらいしか釣れないよ」
んー、やっぱりダメか。
バケツを覗き込むと、それでも20匹くらいは入っているから、仮に朝からやっていたとしても1時間に1匹ってことはないだろうけど、全然だめレベルであることは確か。
「そうですかぁ。とりあえず餌を買いに行って来ます」と、私は釣具店へと向かいます。
そしてもう一度水門へ。
さっきのおじさん二人組に「戻ってきました。ダメ元でやってみます」と再び挨拶。
「おぉおぉ、どこでも好きなとこでやっておくんな」と苦笑交じりのおじさん。
いつもの魚道出口が空いていたので、ここでやってみます。
さっきおじさん達この辺にいた気がしたけど、釣れないから下へ移動したのかな。
まずは、いつも狙っている魚道の隔壁尻の巻き返し(赤丸印)。
オモリを底に付けた途端に、おっ、すぐにブルブルとアタリが来たよ!
なんかアタリがちょっと重い感じだな、と思ったらチチブでした。残念。
狙う場所を、魚道からの流れの下流方面(黄色丸印)に変更すると、すぐにまたアタリが。
この小気味良いプルプル感は…
ダメ元の雰囲気が一転、かつて無いほどの入れ食い状態に!
来ました! 今シーズン初のワカサギ。サイズは7cmくらいでまぁ標準的。
同じポイントに仕掛けを投入すると、すぐにまたアタリ。
ここから、二連、三連(一度に2尾、3尾一緒に釣れること)を含めて入れ食い状態に。
普通ワカサギ釣りは、オモリを一旦底に着けて仕掛けを上下に動かして誘いを掛けますが、仕掛けを投入してオモリが底に着く前に猛烈に餌にアタックしてきます。
4時過ぎになって曇ってきて薄暗くなったせいか、単にワカサギが岸近くに回遊してきたのか、ともかく爆釣状態です。
さっきのおじさん二人組の方を見ると、そちらでも釣れ始めたようで良かった良かった。
ワカサギはかなり上ずっていて、仕掛けを表層にふわっと流すだけで食いついてきます。
なんか毛鉤釣りみたいで面白い。
さらにはスレ掛かりするワカサギもいて、異例の魚影の濃さ。
ワカサギの活性が上がったのは良いけど、釣り始めて15分も経たないうちに大粒の雨が落ちてきて、そのうちに耐えられなくなったので車に待避。
20分くらい雨宿りしていたけど、止む気配がありません。
小降りになったタイミングで再び竿を握ります。もうびしょ濡れ覚悟です。
おじさん二人組は納竿して帰って行きました。
入れ食い状態は続きます。
ワカサギのサイズは7cmくらいを標準に、6cmくらいから大きいのは9cmくらいまでのものが釣れます。天ぷらにちょうど良いサイズですね。
モツゴが混じったり、底まで沈めるとチチブが釣れたりもします。
雨は止む気配がなく、ほんとにびしょ濡れになっちゃったので、そろそろ帰ります。
天ぷらにするには十分でしょ。
実質40分釣っただけでしたが、家に帰って数えてみたら64匹でした。
あのままのペースでちゃんと釣れば、1時間に100匹は釣れるんじゃないでしょうか。
そんなわけで、諏訪湖(釜口水門)の9月のワカサギは絶好調です!
この日は水門の湖内側で釣っている人はいなかったし、9月中は水門の外側がお勧めです。
そして、日中ではなく朝晩の2、3時間に絞って狙うのが良いと思います。
魚影の濃さは今までで最高だと思います。天ぷらにちょうど良いサイズが釣れます。
諏訪湖内のワカサギの情報が諏訪湖漁協のホームペーにに出ていないかと覗いてみましたが、なぜか情報が令和4年の10月でストップしていて、役に立たないなぁ、ほんとにもぉー。
ともかく、水門下の魚影がこれだけ濃いということは、諏訪湖内のワカサギも今年はかなり期待できるはずです。
10月〜冬にかけての湖内のワカサギ釣りも十分期待できると思います。
久しぶりに極上の甘露煮を作ろう!
今回のワカサギは天ぷらにしようと思っていましたが、久しぶりに甘露煮にしてみました。
焼くのがちょっと面倒くさいけど、甘露煮はこの焼く工程を省く訳にはいきません。
焼かずに煮詰めると佃煮です。
できましたー、極上のワカサギの甘露煮! うまいんですよ、これ。
甘露煮、その他ワカサギの調理方はこちらをご覧下さい↓
コメント
この甘露煮の写真の破壊力、絶大!(笑)
釣果に対するコメント書く気満々でいたのに、全部内容忘れちゃった・・・
魚の釣れる波って、ある程度周期性みたいなものはある気がするけど、それを読むのは難しいですね。
こうして実際に足を運んでみないと、実際のところは分からない。
メッキも、年ごとの釣果を読み辛い魚種のひとつです。^^
kuniさん、こんばんは。
破壊力あるでしょ。 いや、別に何も破壊はしませんが(笑)
ワカサギはリリースはあり得ないので(自動リリースを除く)、食べるために釣ってますからね。
群れて回遊する魚は時合いが大切ですね。おっしゃる通りそれを読むのは難しいですけども。
メッキもそうなんですね。
こんにちは
美味そう。
その一言ですね。
素焼しないと佃煮。
納得の料理教室てす。
釣って面白し、食べて美味しのワカサギですね。
マンボウさん、こんばんは。
美味そうに見えていれば嬉しいです。
ワカサギは小さいので素焼きがちょっと面倒くさいんですが、冷めても柔らかく仕上げるために佃煮ではなく甘露煮を選択しています。天ぷらの場合はあんまり大きいと骨っぽさを感じますが、甘露煮の場合はできるだけ大きいサイズが釣れるとありがたいんですよね。
こんにちは。
昨日、釜口水門を18時ころに見てきました。
お父さんが一人、魚道の下流の流心で釣っていました。例年に比べ型は大きいとのこと。
20匹くらい釣れており、見ているときにも続々釣れていました。
時に、2連で釣れていたり。
来週、少し釣ってみようかな。
今日も、雨が降っていなければ同じくらいに見に行く予定です。
はるさん、こんばんは。
だいぶ日が短くなってきたので、18時だとすでに薄暗くなってきますよね。夕方なら16時頃から釣り開始するのがベストでしょうか。
ワカサギは回遊魚なので、釣れる時間と釣れない時間がありますが、今年は魚影が濃いことは確かです。ぜひ、釣ってみてください。