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2023秋のきのこ狩り速報(3)|消えたアミタケ

きのこ狩り
この記事は約4分で読めます。

前回9月22日は、局所的にアミタケの群落がいくつかあって思いもよらない山の恵みをいただきました。それにチビマツタケのお土産付きだったので感謝、感謝。
ただ、直前の強い雨に打たれてアミタケの大半は傷んでいたのが残念でした。

さて、あれから6日後の9月28日に再度同じ山へ向かいました。今日は新たにアミタケが出てきてくれていると良いんだけどね。それとショウゲンジや、例年のようにウラベニホテイシメジ、サクラシメジあたりも出てきてくれているんじゃないかと期待して。

山神様の力を持ってしても|2023年秋 第3回キノコパトロール

林道脇にはこの前よりキノコの気配があるけれど…

 
今日も途中まではMTBで行きます。
林道脇にホコリタケ(キツネノチャブクロ)がたくさんありました。これも食べられるんですよ、今日は採らないですけど。

 
ニガクリタケ(毒)もあったりして、今日はキノコの気配がこの前よりもあるような。

 
これはツチカブリ(毒)。チチタケと同じ仲間なのでヒダを傷つけると白い乳液が出ます。
これが辛くて毒なんだとか。ちょっとだけ舐めてみよう。
ん? 辛くないよ、と思ったら辛っ!! ほんとに強烈に辛い!!
それほど強い毒性じゃないことを知っているから舐めてみただけで、毒キノコを舐めたり囓ったりしちゃだめですよ。中には猛毒のキノコもあるので大変なことになります。


ともかくMTBを停めて、山を登ってみましょう。

 
これはヒイロガサ。よく似ているベニヤマタケと共に食べられます。

 
干からびてるキホウキタケ(毒)
それから、ニンギョウタケはもうすっかり茶色になっています。

 
アミタケがパラパラと生えています。極幼菌もあるので、やっぱり新たに出てきてる感じ。

 
傘に年輪状の模様があるのが特徴のキチチタケ(毒)もちらほら。
ヒダを傷つけると、白色の乳液が出てすぐに黄変します。

アミタケの群落はいったいどこへ? ショウゲンジは出始めた?

前回より山の状態が改善されていると思って来ましたが、まだまだ水分が少ないようで、あまりキノコが出ていませんね。

 
アミタケは全くの期待外れで、前回群落になっていた場所には全く無く、たった6日しか経っていないのに雨に打たれて傘が傷んでいた個体もすっかり消え失せていました。
キノコはほんとに数日でガラッと変わっちゃうから難しいんですよね。

 
これはヌメリイグチ。少し虫に食われているけど食べられます。

 
お、ショウゲンジ発見!
まだ小さいから、これから続々出てきてくれると良いんだけど。


ショウゲンジはこの周辺で数本採れただけに留まり。

 
このフウセンタケの仲間と思われるやつのたまに見かけるんだけど、何者であるか今のところ不明。

 
ツノシメジ(食毒不明)やマスタケもあるにはあります。

 
針葉樹の倒木によくまとまって生えているのはチャツムタケ(毒)
これもよく見かけるキノコです。


まとまって生えている白いキノコ。
これはツチカブリ(毒)

 
ヒダを傷つけても乳液が出ないし、これもしかしたらオオイチョウタケってやつ?
と思って少し採っていくことに。

持ち帰ってはみたものの、オオイチョウタケは柄が中実(中身がしっかり詰まっている)のはずが、これは中空だったので別の何者かのよう。


この辺り、例年ならウラベニホテイシメジサクラシメジコウタケなんかも採れるんですけどねぇ。今年はキノコの気配がないです。

 
サクラシメジ、ありました!
でも、たったの3本だけ。

 
キンチャヤマイグチかな。ちょっと違う気もするけど。

 
今年は全然みかけないクサウラベニタケ(毒)が一本。

 
ドクベニタケ(毒)すら今年はほとんどありません。

強烈な残暑から一転、急に秋めいた山に明日はあるのか


キノコはちょっとだけしか採れなかったけど、山頂の長老赤松にご挨拶。
この山の状態では山神様の力を持ってしてもキノコを生やすのは難しいんでしょう。


それでも、腰ビクの中を見るとそれなりにいろんな種類があって、キノコ狩りの雰囲気出てますね(笑)

 
今日も良い運動になりました(笑)
山を下りてMTBで爽快に林道を下るのでした。


アミタケサクラシメジ、オオイチョウタケではない何者か、ショウゲンジヌメリイグチキンチャヤマイグチ

前回、アミタケがそこそこ採れたから今回他のキノコもたくさん出ているんじゃないかと期待しましたが、山の状態はまだ良くなかったようです。
ただ、この日の後何度か雨が降るようになったし、急激に気温が下がって寒いほどになってきたので今後は他のキノコもある程度は出てくるとは思います。

番外編:後日別の林道で見かけた二種類のキノコ

 
カラカサタケ。
大きくなるキノコなので、手に持ってみると本当に傘をさしてるみたいな感じ。
これ、茹でこぼせば食べられますが、一般的には食不適扱いですね。

 
キノボリイグチ。
傘に大きなササクレがあるのが特徴。これは割とレアな部類ですが、美味しいキノコです。

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コメント

  1. こんばんは。
    遅くなれば出るかと思ったんですが駄目ですか、アミタケも続いて出ませんでしたか、どうやら本格的な不作のようですね、何時もの年なら最盛期なのにね。

    • kitaさん、こんにちは。
      この記事投稿からしばらくして雨が適度に降り出し、気温も急激に下がりだしたらキノコがやっとたくさん出てきました。
      アミタケはそれほどありませんが、ヌメリイグチやハナイグチはこちらの山ではどっさり出てきて例年並みです。全く出ないキノコもありますが、クリタケやシモフリシメジなどの終盤キノコはどうなんでしょうね。

  2. ちょっとボクが遊び呆けている隙に、連続アップされてる。(笑)
    確かに真夏から、急に秋が深まった感じですね。
    車中泊には最高の季節です。

    あ、いやキノコの話でした。^^;

    こんなイレギュラーな気候の年は、植物などの動きが読めませんね。
    今年がイレギュラーというか、ここ何年かずっとですね。

    • kuniさん、こんにちは。
      多忙なkuniさんが遊び呆けられているとは珍しい。とても良いことです(笑)
      ついこの間まで30℃超えだったのに、こちらでは朝晩は冬がやってきたかのような寒さです。
      車中泊やキャンプは虫を気にしなくて良い季節になりましたね。

      キノコの話でしたっけ?(笑)
      もはやイレギュラーであることがレギュラー化しつつあります。

  3. おはようございます。
    何度か行ってみました。ほとんど生えていないのと、採ってきても恐くて食べられずそのままになっています。
    教えてくれる先達がなかなか見つからず、お邪魔でなければご一緒させて教えてほしいのですがどうでしょう?

    先日、職場の一階にて、きのこ鑑別相談所が開設されていたので覗いてみました。
    実物があったので、匂いをかぎ、触ってみましたが覚えられず。
    やはり、山で実際に採って覚えるのがいいのでしょうね。

    • はるさん、こんにちは。
      ブログを通じて「一緒に行かせてもらえませんか」というお問い合わせは結構いただくのですが、私が不規則な勤務で多忙なのと多くの方全員に対応することが難しいので一律お断りせざるを得ない状況です。写真を送っていただければ、ある程度の鑑別は致しますが。
      ご期待に添えず申し訳ありません(涙)

      職場にキノコ鑑別相談所なるものが開設されるくらいなら、その経路で詳しい方が見つかりませんか?
      以前の返信にも書きましたが、今の時期であればアミタケ、ハナイグチ、ショウゲンジ、この三種を探すのがお勧めです。それらしいものが見つかったら写真を送って下さい。